次々と新しいルアーに乗り換えてませんか?

毎年、星の数ほど生まれるルアーたち。
独創的なコンセプトや最新テクノロジーは、いかにも「釣れそう」に見えますよね。
私自身、釣りを始めたころは、とにかくTVで見る新しいルアーを買い漁ってはボウズを繰り返し、「なんであんな風に釣れないんだ?」と頭をかしげていました。
使い切る前に中古ショップに売ってはまた新しいルアーを買う。という行為を何度も繰り返した記憶があります。
ねーやん
まあ、それはそれで楽しいんですけどね(笑)
ど定番に立ち返ろう

私のバス釣り歴も、はや15年。
結局よく釣れたルアーだけが厳選されて手元に残るわけですが、今でもマストワームとして常に在庫を切らさないようにしているのが、ゲーリーヤマモトのグラブとカットテールです。
1980年代に発売されたワーム

グラブとカットテールの発売は、なんと1980年代。
ということは、40年近くも販売され続けているわけです。
毎年大量のルアーが登場しては消えていくルアー界において、40年以上も変わらずに釣具店の棚に置かれ続ける理由は、やっぱり「釣れるから」なんですよね。
実際、メチャクチャ釣れます

かく言う筆者も、とくに初心者の頃はお世話になりまくり。50upを含む数多くのバスを釣らせてもらいました。
問答無用の名作ワームなわけですが、今更感もあってかメディア等で取り上げられることもほぼありません。
「もしや使ったことのない人も増えてきているのでは?」と思い、改めてこの素晴らしいワームについて紹介します!
グラブとカットテールをセットで使う

わざわざグラブとカットテールをセットで紹介するのには理由があります。
それは、この2つを使い分けることでバスを根こそぎ釣れるから!
簡単なリグ&アクションで釣れる!
ゲーリーグラブとカットテールに共通するのは、使い方が超簡単、誰でも釣れるという点。
もちろんテクニカルな釣り方もあると思いますが、私はいつもこの4パターンで釣っています!
①グラブのノーシンカーリグ

表層を、引き波が立つぐらいのスピードで巻きます。
いわゆるグラビンバスと呼ばれる釣り方ですね。
ねーやん
グラビンバスはデカバス率が高いです!
②グラブのジグヘッドリグ

タダ巻くだけです。
その時々でスピードとレンジ(=ジグヘッドの重さ)を調整するのがキモ。
ねーやん
スピナーベイトのようなイメージで、ランガンします!
数が釣れる釣り方です。
③カットテールのノーシンカーワッキーリグ

池の角や障害物周りといった、変化のある場所にフリーフォールで投入。(フリーフォール中に食うことも多い)
底に着いたら、少なくとも7~15秒は放置。(放置中に食うことも多い)
それでも反応なければ、チョンッとワンアクション加えましょう。
回遊ルートがわかっているなら、ルート上に放置しておくのもGOOD
ねーやん
ライトリグながら、デカバスがよく釣れます!
④カットテールのネコリグ

「バスがいそうだな~」と思うポイントをネチネチ攻めるなら、ネコリグの出番です。
動画ではピョンピョンと元気に動かしていますが、まずはズルズル引きずって、駆け上がりやワームが引っかかるような場所を発見しましょう。
良さそうなポイントを見つけたら、ストップと小さなピョンピョンアクションで、ネチネチと誘います。
ねーやん
これもデカバスがよく釣れます!
①〜④のどこかで釣れる!

この釣り方を①から順にやってみてください。どこかで必ず釣れます。
「やってみたけど釣れない!」という方は、自分の姿をバスに見せないこと、フォール中&放置中は完全フリーテンションを心がけてみてください。
ねーやん
簡単でしょ?
おすすめのセッティングとカラー
おすすめのワームサイズとフックサイズ
ゲーリーヤマモト スーパーグラブ
ゲーリーグラブといえば定番は4inですが、筆者がおすすめするのはスーパーグラブ(5inグラブ)。
ノーシンカーリグでもジグヘッドリグでも、スーパーグラブを使います。
ちなみに、ラバージグのトレーラーにしたり、テールをちぎってイモグラブにしたりと、万能に使えます。
バリバス フッキングマスター バーサタイルフィネス #1/0
スーパーグラブのノーシンカー表層巻きには、フッキングマスターの#1/0が相性○。
フッキングマスターはゲイプが深く、ボディが太いグラブでも掛かりしろを確保できます。
デコイ マジックヘッド VJ-76
スーパーグラブにピッタリのジグヘッドは、デコイのマジックヘッドVJ-76。
マジックヘッドVJ-76はフックキーパーが細身なので、ゲーリー素材でも身切れしにくくなります。
ゲーリーヤマモト カットテールワーム
カットテールワームにも幅広いサイズ展開がありますが、1つ選ぶとしたら5in!
ただし、カットテールに関してはサイズを使い分けることで反応するバスも多いと感じていて、5inを基準に6.5inと4inを揃えておくと良いと思います。
がまかつ ワーム329 ハンガーHD
カットテールはビックサイズが釣れることも多いので、細軸フックはあまりおすすめしません。
ハンガーHDなら50アップ程度では不安もありませんし、掛かりも文句なしです。
レイン TGネイルシンカー
5inカットテールのネコリグは、1.5gのネイルシンカーを基準にしています。
「ちょっと重くない?」と思われるかもしれませんが、ネコリグはリアクションの釣りなので、重めのシンカーを利用してメリハリのある動きを演出することが大切です。
おすすめのカラー

ゲーリーのカラーバリエーションは膨大ですが、筆者が買うのは下記の6種類。
- ・042 ウォーターメロン(ソリッド)
- ・286 ダークパンプキン
- ・297 グリーンパンプキン/ブラックフレーク
- ・318 グリーンパンプキン/レッドフレーク
- ・323 ウォーターメロン/ブラック&ゴールドフレーク
- ・329 グリーンパンプキン/パープルフレーク
ねーやん
どれもド定番カラーなので、どの釣具店でも買いやすいのもおすすめポイントです!
ゲーリーグラブとカットテールの◯×
数釣りとデカバス狙い両方が可能

先ほど紹介した通り、この2つのワームを使うことで、数釣りとデカバス狙いの両方が可能になります。
「ワームは小バスばっかり釣れる」と思う方もいるかもしれませんが、じつはそうではありません。
とくに筆者の実績では、“グラブの表層引き”と“カットテールの放置”はデカバス率が高く、“カットテールのフリーフォール”は見えバスゲット率が高いです!
ねーやん
「小バスを釣ってボウズを回避しよう」って魂胆ではありませんよ(笑)
ゲーリー素材は“釣れる”

ゲーリーヤマモト最大の魅力が、その素材。
15年間いろいろなワームを使ってきた中でも、「ゲーリー素材は食いが違う!」という実感があります。
ただし、その理由はバスのみぞ知るところ。ゲーリー素材といえば塩ですが、他のメーカーにも塩が入ったワームは多数あります。
なので、理由は「経験上!」としかいえませんが、釣れるんですよね(笑)
ねーやん
自信を持って“放置”ができるのも、その信頼感があるからですね!
唯一の欠点

ゲーリーワームの唯一の欠点と言えば、塩の多さ故のもろさ。
バスを釣ると、そのワームが使えなくなることが多いです。でも、釣れれば関係ないですよね!?
気をつけたいのは、フックの差しミス。何度も抜いたり刺したりしてしまうと、それだけでボロボロになってしまうので、フックは慎重に刺しましょう。
ねーやん
ワームは意外と高価ですしね。
\ワームを真っ直ぐ刺す方法を解説した記事です/
バス釣りデビューにも最適です!

あまりに簡単に釣れてしまうため、今となっては出番が減りましたが、子供や初心者を連れていく時に使うと、相変わらず大活躍してくれています。
バス釣りを上手くなるには、まずは釣ること。釣ることでコツをつかみ、他のルアーも使いこなせるようになっていきます。
なかなか釣れなくて困っているという方は、まずは一度、ゲーリーグラブとカットテールをお試しください!
撮影:ねーやん