多くのアングラーが“誤解”している“冬バス”のこと。間違った“常識”をアップデート!

2022/02/24 更新

冬のバス釣りって厳しいですよね。でもじつは、冬はデカバスが釣れる可能性の高い季節でもあるのです。今回は多くの人が誤解している冬のバス釣りについて解説し、皆さんの冬バスキャッチに役立つ情報をお届けいたします!

制作者

ビックリマン高田

琵琶湖のバスフィッシングガイドと海外遠征釣行プロガイドをやっております。バスフィッシングを中心に怪魚やソルトまでなんでも好きです。トランスセンデンスプロスタッフ/HIDEUPフィールドスタッフ。

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アイキャッチ&本文画像提供:ビックリマン高田

釣れない冬がやってきた。


冬。凍てつく寒さに、外に出るのも億劫になってしまいますよね。実際に冬はバス釣りを“オフシーズン”としているアングラーも多い事でしょう。

ただ、完全にオフシーズンとしてしまうのは、少し勿体ない気もします。なぜなら、冬はデカバスを狙って釣れるシーズンでもあるのです。

正直なところ、冬のバス釣りは厳しいです。ただ、冬のバス釣りにおけるセオリーを誤解しているアングラーが多いのも事実。

かつてバスは、水温10℃を切ると仮死状態になる。冬は深場にしか居ないなどと言われていました。

ですが、実際はそんなことはなく、水温10℃以下でも捕食行動を行いますし、シャローでも釣れてくれます。

高田
誤ったセオリーが冬のバスフィッシングをさらに難しくしている。

今回は、冬バスの誤解を解き、皆さんの冬バスキャッチに役立つ情報をお届けいたします!

冬は“水温が上昇する日中”にしか釣れない?


冬は気温が低いので少しでもあたたまる日中のタイミングでしかバスは口を使わない……と言われることがあります。

確かに水温上昇のタイミングは時合の1つではありますが……

じつは、冬のマズメは決して外してはいけない


真冬の極寒の中でも朝マズメと夕まずめはビッグバスが釣れやすい時間です。

それゆえに気温と水温が下がる朝夕を“釣れない時間”として切り捨てるのは非常に勿体無いことです。

あまり知られていませんが、冬はバスの捕食が夜の時間にシフトしていきます。

夜のフィーディング時間の延長である朝、夜のフィーディングタイムに入っていく夕方はおのずとチャンスになってくるのです。

高田
むしろ朝と夕しか反応しないことも多々あります!

ディープでしか釣れない?


冬は水温の安定するディープにバスが落ちていくと言われています。

実際、水温が安定するディープには、小さなバスから大きなバスまでストックされる傾向にあり、冬のバスフィッシングにおいて有力なポイントというのは間違いありません。

ただ……

冬シャローは活性の高いハイクオリティバスが釣れる


シャローは冬でもフィーディングスポットになり得ます。

ディープで釣れるバスは、コンディションの良くない魚である事も多いのですが、シャローで釣れるバスはエサを積極的に追っている元気な個体である事が多いです。

とくにマズメ時のシャローは絶対に外してはいけないポイントでありタイミング。経験上、冬のデカバスの多くが、そこで釣れています。

高田
冬に釣れないのは、良い時間帯にディープでスローな釣りしかしていないことが理由かもしれません。

冬は激スローかリアクションでしか釣れない?


冬の定番といえばワームの激スロー使いがあります。低活性な冬バスに合わせてワームでゆっくりとしたスピードで誘うという釣り。

もう一つの冬の定番はメタルバイブレーションやメタルジグリアクションの釣りです。殆ど動かないバスに対してスピードの早いリアクションの動きで強引に口を使わせます。

この2つの両極端な冬の食わせ方。実際にウインターバッシングに効果的な釣りではあるのですが……

普通の釣りでデカイバスが食ってくる


冬だからといって、冬の釣りだけをしなければいけない訳ではありません。

冬でもクランクベイトやラバージグ、ビッグベイトや普通のワーミングなどでもバスは食ってきます。

むしろ、普通の釣りをすることでデカバスを選んで釣れるのが冬。

ここまでの釣り方をまとめると、マズメ時のプライムタイムに、シャローで普通の釣りをすればデカバスが狙える。つまり他のシーズンと同じです

高田
ちなみにマズメ以外のタイミング(日中)ではディープをメタルバイブなどの冬の釣りで狙う事が多いです。


 




水温10℃以下から冬?

よくある質問に「水温何度以下から冬ですか?」というものがあります。

また「水温10℃を切ってくると冬パターンを意識する」いった声もよく聞きます。

ただ実際は、季節はその日だけの水温を見て判断するものではありません。ここで、8℃という水温を例にとって考えてみましょう。

冬の基準は最低水温と水温の推移を意識するべし


水温が最も低くなる時期において“最低水温3℃前後の湖”と“最低水温7℃前後の湖”があり、釣行時の水温が8℃だったとします。

“最低水温3℃前後の湖”はここからまだ5℃以上も水温が下がることになり、8℃という水温は冬に至るまでの途中経過の晩秋〜初冬ということになります。

もしくは最低水温から上がった状態の8℃であれば早春の状態と言えるかもしれません。

反対に“最低水温7℃前後の湖”においてはおおよそ水温が下がりきった冬の状態と言えます。

このようにフィールドの最低水温から逆算して、いまの水温がどのタイミングに当たるのかを考えると、より正確な季節感がつかめるでしょう。
ちなみに筆者のホームである琵琶湖は南湖が最低水温3℃くらいまで下がるのに対して、北湖は最低水温9℃前後。

このように同じ湖でもポイントによって最低水温が変わることも多くあります。

高田
また経験上、最低水温が高いところで安定する湖は、より釣りやすいと感じます。

前日までの水温の推移を意識するべし


同じ8℃でも前日までの水温の推移がとても重要になります。例えば直前の水温が11℃くらいだったものが寒波で一気に8℃まで下がった時と、数日安定して水温が8℃になっているときではタフさは大きく変わってきます。

急激に水温が下がったときの8℃は冬を意識したシビアな釣りをする必要がありますが、安定した水温の8℃だと魚が案外浮いていたり捕食に入ったりすることも多いです。

高田
低水温そのものよりも、急激な水温の低下はバスフィッシングを難しくしてしまいます

凪で暖かいほうが釣れる?

出典:PIXTA
真冬の凪で暖かいタイミングは人間もポカポカして気持ちいいもの。バスも同じように感じてよく釣れる……。

というのはあながち間違いではなく、凪の暖かい時に反応する冬バスも多々おります。しかし、凪の日だけが釣れるわけではありません。

荒れた日にはデカいバスが釣れる

出典:PIXTA
冬の荒れた日(=寒波や強風が来た日)にはデカバスが釣れる傾向にあります。もちろんバイト数は減りますが普段口を使わないモンスターバスがバイトしてくれるチャンスです。

ベイトが絡むストラクチャーなどはとくに狙い目でしょう。冬の荒天は人間的には辛いコンディションですが、感動の1匹に出会えるかもしれません。

もちろん寒波襲来は波が強く立つようなフィールドもあるので安全第一で釣行しましょう。

高田
個人的には冬の北風は大好物です!

厳しい……。でもチャンスはある!

「冬バスが釣れる? 釣っているのはプロや上手いアングラーだけでしょ……」なんて思っていませんか?

安心してください。プロだって実際はあまり釣れていません(笑)

やはりハイシーズンと比較すると釣果は厳しくなってきます。ボウズも普通にありえますし、恥ずべきことではありません。

なかなか難しいウィンターバッシングですが、本記事で紹介した誤解をひとつひとつ解いていって、”釣れると信じて”(これが一番重要かもしれません)冬バスを狙っていけばモンスターバスとの出会いは夢ではありません。

誰もが記録級を狙えるシーズンのバスフィッシング。楽しまないと損ですヨ!

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