名作アジリンガー
筆者はかれこれ15年以上ソルトライトゲームを楽しんでいますが、つくづく「ワームの種類が多いな」と思っています。
毎年数多くの新製品が出る中でも、ずっと一軍の中の一軍で、どこへ行くにも持っていくワームがありまして。
それがレインから発売されている、名作アジリンガーです。
アジリンガーの特徴
アジリンガーの全長は38mm。ボディがややファットなので、ぱっと見は少し短く感じるかもしれません。
尻尾はピンテールで、ボディに深いリブ(溝)が入っていることが特徴。
このリブが魚に対してはもちろん、アングラーに対しても大きなメリットをもたらしてくれます。
アジリンガーの良さ
操作感が抜群
リブが受ける水の抵抗はとても大きいので、同サイズのリブ無しのワームと比べ、操作感が格段に良いです。
そのため、潮の流れを感じやすく、海中の状況変化もしっかりと捉えられます。
テールの動きが良い
アジリンガーのピンテールは、後方にいくにつれて太くなっています。
手前に対して先が重たいので、アクションさせた後に止めた時、一瞬プルッと自発的に動いてくれるんです。
フォール速度が遅い!
リブが水を受けることでブレーキの役割を果たすため、フォール速度が遅くなることも特徴。
ストレートタイプのワームは水を受け流しながらスーッと落ちていくのに対し、アジリンガーは同じウエイトのジグヘッドでもゆっくりフォールしてくれます。
ジグヘッドを重くしたい一方で、フォールスピードはスローにしたい時に有効です。
程よいボリューム感
ボリューム感も程よく、ライトゲームでメインになる1〜2g程度のジグヘッドとのマッチングも良好。
スリムなストレートワームは2g以上のジグヘッドに組み合わせると、ややアンバランスなシルエットになりますが、アジリンガーは少しファットなので重いジグヘッドにも綺麗に収まりますよ。
フッキング率が高い
リブが深くてボディ自体が細いことに加え、素材も柔らかいのですごく折れ曲がりやすいです。
そのため、吸い込まれた時にワームが折れ曲がり、口の中にスポッと入るのでフッキング率も良いんですよね。
また、触った感じもプニプニしていて、魚からしても生物感が強いのかもしれません。
アジリンガーの使いどころ
今までアジリンガーを使い込んできた経験から、アジリンガーがとくに活躍するシチュエーションを紹介します!
ショートバイトが続く時に
今までの経験上、「ショートバイトが多いな〜」という、低活性時には効果絶大です。
ルアーへの反応が悪い産卵後や満月周り、水温が低下した状況でも何度も魚をつれてきてくれたので、低活性時に効くことは間違いないでしょう。
メバルが浮かない時に
メバルがボトムにベッタリ張り付いている時にはとても強いと感じています。
ストレートだと早く落ちすぎる。シャッドテールだと強すぎて食わない。プラグだと根がかりのリスクが高い。こんな状況に出くわしたらアジリンガーは最強!
ラインを張り気味にして落とすも良し、フリーで落とすのも良しです。
流れが少ないエリアに
流れが少ないエリアにもアジリンガーは効果的ですね。
流れの出にくい湾内などは、リブが深くて水受けの良い特性が活きます。
少しの流れであっても、メバルやアジは潮上から流れてくるベイトを意識していることが多く、わずかな潮流でも乗ってくれるのは強みです。
オススメのカラー
瀬戸内ちりめん
筆者のイチオシは瀬戸内ちりめん。クリアベースにシルバーラメが入ったカラーです。
透け感とラメのアピールが良いバランスで、どんな状況にもマッチします。
アミパターンからシラスパターンまで対応でき、「ひとつだけ選べ」と言われたら迷わず瀬戸内ちりめん!
UV瀬戸内チャート
デイゲームに強いUV系のカラーです。チャートベースなので視認性が良い上に、常夜灯下でもよく馴染みます。
最近はLEDライトの常夜灯が増えましたが、田舎はまだ蛍光灯の場所も多く、若干の紫外線が入るのでUVカラーが効果を発揮しているはず。
デイゲームはもちろんナイトゲームでも実績が高いですね!
どこでも買えて、どこでも釣れる!
今回紹介したアジリンガーは、どこの釣具屋さんでもよく売っていて、入手しやすいことも魅力。
アジもメバルもよく釣れるワームなので、ライトゲームには必須ですよ!