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渓流釣りで使用する『ウェーディングシューズ』について
渓流釣りでは川に入ることが多い
時には山道を歩くこともある
ウェーディングシューズはソール(靴底)の素材によって3種類に大別される
フェルトソール|水中のヌメリにとにかく強い

繊維質な素材が特徴の『フェルトソール』は、水の中や苔の上で強いグリップ力(フリクション)を発揮します。
ツルツルとした丸い岩でも滑りにくく、長時間または急斜面の山歩きを伴わない渓流釣りでは、フェルトソールがおすすめ!
デメリットとしては、落ち葉や砂といった山歩きではとても滑りやすく、繊維状のフェルトは他のソールに比べてすり減る速度がやや早い点でしょう。
フェルトソール
- メリット:苔や丸い石でもグリップする。水辺では最も効果的なソール。
- デメリット:他のソールと比べフェルトがやや早くすり減り、陸上歩行に向かない。
フェルトスパイクソール|万能だが特定の場所では滑るので注意

フェルトソールに金属性のスパイクが埋め込まれている、『フェルトスパイクソール』は万能的なソール。
フェルトでは滑るような場所でも、金属のスパイクが食い込むことでグリップします。
デメリットとしては、スパイクが掛からないような丸くツルっとした岩に対してとても滑りやすい場合があります。
まれに、フェルトスパイクがとても滑りやすい渓流もあるので注意ですよ。
フェルトスパイク
- メリット:苔や岩場だけでなく、山道も歩ける。
- デメリット:岩の形状や成分によって滑りやすい場合がある。
ラジアルソール|陸上に強いがヌメリや苔の上では滑りやすい

ゴム素材の『ラジアルソール』は、乾いた場所やザラザラとした岩に対しては強いグリップ力を発揮します。
一方で、川の中の苔やヌメリの強い岩の上では滑る場合も……。
山歩きや沢登りがメインで川に入ることが少ない場合に選ばれるソールです。
ラジアルソール
- メリット:乾いた場所では強いグリップ力を発揮。手入れがしやすい。
- デメリット:ヌメリや苔の上では滑る場合がある。
渓流用ウェーディングシューズに不向きなソールと注意点
ラジアルスパイクソール|急峻なガケを上る為のソールであり川の中では使えない
ウェーディングシューズのサイズは大きめに作られている
フェルトソール|渓流用ウェーディングシューズおすすめ8選
リトルプレゼンツ ライトウエイトWDシューズ SH-04
軽さが売りの山岳渓流用フェルトソールウェーディングシューズ。
リトルプレゼンツのライトウェイトWDシリーズは、発売から15年以上経ってもなお売れ続けているロングセラーとして知られています。
リトルプレゼンツ ライトウエイトWDシューズ II SH-10
足先が幅広タイプをお探しの方はSH-10がおすすめですよ。
プロックス ウェーディングシューズ フェルト底
リーズナブルな商品をお探しな方にオススメなのが、プロックスのウェーディングシューズ。
ブランドやデザインにこだわりがなければ、十分な機能が備わっている製品です。
靴先はやや幅広というのも嬉しいポイントです。
Fox Fire コンターラインウェーディングシューズ
特徴的なミッドカットで開口部が広いため簡単に脱着でき、屈曲性に優れ歩きやすいウェーディングシューズです。
モールド成型したラバーパーツがつま先に取り付けられているため、耐久性にも優れていますよ。
CARAVAN KR_3XR
自重:約428g(26.0片足標準) ワイズ(幅):2E(レギュラー) 素材: 合成皮革+メッシュポリエステル(ラバー補強) 不織布 ソール:ヴィブラム_S1628 W-Friction(Idrogrip)(フェルト) ※KR_3XRは、渓流CRソックス(3mm厚)着用を 前提としたサイズレンジ。
ヌメリや苔が生えた場所で活躍するフェルトソールモデルのウェーディングシューズ。
耐摩耗性に優れた日本製フェルトソールを採用し、納得の価格とクオリティも納得感のある商品です。
足先の足囲(幅)はフィットしやすい2E、かかとに丸みを持たせたデザインでホールド感を高めています。
シマノ ウェーディングシューズ カットフェルト
釣具メーカー大手、シマノからもウェーディングシューズが発売されています。
日本の河川でテストされ、耐久、屈曲、水抜け力を磨かれた信頼できる製品。
適度に柔らかなフェルトソールがしっかり屈曲することで、岩の上でもしっかりとグリップしてくれます。
ダイワ ウェーディングシューズ WS-2201C(フェルトソール)
ダイワからもフェルトタイプのウェーディングシューズが販売されています。
長い歩行距離でも疲れにくいように、軽量&高屈曲モデルとして作られています。
引裂き、摩擦、摩耗に対して高い耐久性を誇るコーデュラ素材がアッパーに採用していますよ。
がまかつ GM4531 ウェーディングシューズ(フェルト)
上部に靴の入り口をカバーするクロロプレーン製レッグガードがついている、がまかつのウェーディングシューズの特徴。
レッグガードは歩行時に足首の安定感を高めるだけでなく、砂が靴の中に入り込むことを防いでくれます。
ゲーターを使用しない場合は、重宝する構造ですね。
またファスナーベルト仕様になっているため、素早い着脱が可能です。
フェルトスパイクソール|渓流用ウェーディングシューズおすすめ5選
リトルプレゼンツ SH-07 ミッドストリームWDシューズ II ピンフェルト
リトルプレゼンツのSH-07は、ヌメリが強い河川中下流域向きのフェルトスパイクタイプのウェーディングシューズ。
やや硬めのソールが、長時間の歩行も苦にならない仕様です。
シマノ ウェーディングシューズ カットピンフェルト
シマノから発売されているフェルトピンタイプのウェーディングシューズ。
大き目のソールで高い安定感があり、サイドまでカットが入ったソールは屈曲性も優れています。
ダイワ WS-2501C ダイワウェーディングシューズ (フェルトスパイクソール)
ダイワから発売されているフェルトスパイクタイプのウェーディングシューズ。
ウォータースルー(水抜き穴)システムによる排水性を確保し、川に入る渓流釣りでも快適に使用できます。
フェルトタイプのWS-2201Cと同様に引裂き、摩擦、摩耗に対して高い耐久性を示すコーデュラ素材がアッパーに採用されています。
mazume フェルトスパイクシューズ
フェルト面に均等に配置されたピンは従来のステンレスピンではなく、2倍の強度を持つタングステン製。
また可能な限り無縫製にすることで、縫製部分のホツレを発生しないようにしています。
フェルトスパイクは、ナメ底や苔がらみの底質の渓流にオススメです。
パズデザイン ライトウェイトウェーディングシューズVI(SP)
渓流域の歩行の為に、軽量化だけでなく快適性も追及した「歩くための」ウェーディングシューズです。
ソールが適度に屈曲することで得られる高い足裏感度により、長時間の歩行も快適。
靴先は水圧や岩への挟み込みにも強い仕様で、アングラーをサポートします。
ラジアルソール|渓流用ウェーディングシューズオススメ4選
リトルプレゼンツ ミッドストリームWDシューズ II ラバーソール
苔やヌメリの多い河川では、SH-04やSH-07といったフェルトやフェルトピンモデルにグリップ力では勝りません。
林道や崖、登山道、苔の少ない源流部などではラバーソールモデルのSH-11の方が快適で活躍しますよ。
パズデザイン ラジアルウェーディングシューズNPG ZWS-615
パズデザインが軽量化にこだわったラバーソールウェーディングシューズ。ニューパワーグリップ素材を配合したラジアルラバーソールが使用されています。
日本人の足の形状に合わせたパズデザインオリジナルの足型を使用しているため、フィット感があり安定感にも優れています。
Foxfire ストーンクリーパーR ウェーディングシューズ(ラバーソールモデル)
フォックスファイヤーが軽さだけでなく、安全・快適性、そして耐久性を日本の渓流に最適なバランスで追求したウェーディングシューズ。
日本人に合わせた靴型や、厚さの異なる2種類のインソールが付属する「ワイズ・サイジングシステム」によりフィッティング性も抜群です。
長年にわたりテストを繰り返して開発されたオリジナルの「Non-skid Rubber」をアウトソールに採用することで、苔やヌメリの少ない源流部ではスタッドが無くても抜群のグリップ性能を誇ります。
キャラバン 渓流 KR_3XR (ラバーソール)
キャラバンから発売されている登攀性能重視のラバーソールモデルで、沢登り用の靴です。
グリップ力をいちだんと高めた、ヴィブラムイドログリップを採用することで高いグリップ力を得ていますよ。
ウェーディングシューズと合わせて購入したいウェーダーやソックスについて
リトルプレゼンツ AC-69 ウエットソックス
リトルプレゼンツから発売されているウエットウエーディング用のソックス。
内部に入った水は、つま先と足の裏から排水され内部に溜まることはありません。
キャラバン 渓流 CRソックス
厚さ3mmのクロロプレンを採用した、保温性・保護力に優れるソックス。
高いフィッティング性とシューズ内の擦れ感も軽減します。また、履き口にはソックスがズレ落ちないようチューブバインダー加工を施しています。
リトルプレゼンツ N3 ウエストハイウェーダー W-45
オリジナルの3レイヤー透湿防水素材LIPTEX™-N3を使用した、透湿力と耐久性に優れたウェーダー。
リトルプレゼンツのオリジナルカッティング、C.F.S.(カーブド・フロント・シーム)によるストレスレスな運動性を実現しています。
また左右非対称の3Dソックスには、耐久性にすぐれたDSクロロプレンを採用していますよ。
パズデザイン BS チェストハイウェーダー III
パズデザインオリジナルのブレスシェード3レイヤー生地のデニールを増やすことで、生地表面を強化がなされています。
足上げや歩行のストレスを感じさせない3D立体裁断と、内足面の縫製を後ろにずらし股マチを大幅に配したパターンで擦れに強いのが特徴。
ソックスには耐久性を考慮し4mm厚のクロロプレンを採用し、履き心地の良い左右非対称仕様のウェーダーです。
釣行する渓流に合わせてウェーディングシューズを選ぼう

渓流用ウェーディングシューズのソール選びは、まさに適材適所であり超万能ソールはありません。
自分が釣行する渓流の環境が分からない場合は、川の中や苔、ヌメリに強いフェルトタイプがおすすめですよ。
一歩間違えると命の危険もある渓流釣り、安全に楽しみましょう。