放置やノーアクション(控えめアクション)で何故釣れる!?
バス釣りに限らず、ルアーフィッシングの基本である“アクション”。
「どんなアクションで釣れたの?」
「シェイクをし続けたら食ってきたよ」
バスフィッシングをしていると自然とこのような会話が生まれます。
アクションとはルアーをどうやって動かすか。つまり魚をどうやって誘うかということ。
バスがルアーを食べたくなるようにアクションさせる。バスフィッシングの醍醐味ですよね。
その一方で……
「放置の方が釣れる」
「アクションしないただの棒引きがやたら釣れる」
……といった声もよく聞きますし、ワームを放置する釣りはもはや定番ですよね。
近年ではI字形を筆頭に巻いても動かないルアーがブームにもなっています。
改めてその理由を考察し、それぞれの理由にマッチしたノーアクションルアーを解説していきます。
自然の力で動いている
水の中(自然)には意外にも様々な力(流れ・水圧・重力)が働いています。
自分でアクションを加えていなくても、その様々な力がルアーを動かしている。
ノーアクションと思いきや、ルアーが勝手にアクションしているというのが釣れる理由のひとつです。
ソルトインワームの放置
水よりも少し比重の重いソルトインワーム。急速にではなく、ゆっくりと落下して(沈んで)いきますよね。
また、ボトムは平坦なところばかりではありません。ワームは着底した後も、その傾斜や起伏によってゆっくりと転がっていきますよね。
時にはウィードの中、時には岩の隙間へと転げ落ち、バスを誘い続けてくれます。
水流によってもその身やパーツが絶妙に揺らぐので、文字通り“自然”が“ナチュラル”なアクションを生み出してくれているのです。
小話:ノンソルトのワームは動かしてなんぼ
では、ノンソルト(塩なし)ワームはではどうなのか? 結論から言うとノンソルトワームはノーアクションの釣りには向いていません。
比重の低いノンソルトワーム。水圧がかかった状況においては、ソルトインワームのような動き出ずらいのです。
逆に、ノンソルトワームが生きるのはアクションを加えた時。とくにシェイクやトゥイッチなどは、比重が高くない分、アクションに対して素直に反応し、よりフワフワとした動きが可能になります。