土佐カブラが凄いらしい
アジングやメバリングで、圧倒的な食わせ性能を誇る「ワーム」。
そんなワームよりも釣れる釣り具があるという噂を耳にしました。
その名は「カブラ」。中でも「土佐カブラ」と言われるカブラが、めちゃくちゃ釣れるらしいのです。
土佐カブラの実釣動画はこちら
土佐カブラとは
土佐カブラとは、林釣漁具製作所が販売している釣り具のひとつ。
針にティンセルや羽毛、また魚皮が被せられている毛鉤のようなスタイルの針です。
メバル用ジグヘッドと比較
メバリングのジグヘッドと比較しても、かなり小さいですよね。
ちなみに写真にある土佐カブラは、(上)5.5号タイプ(下)7号タイプ。
メバルやアジングで使用する場合は、この5.5〜7号程度のサイズ感が非常にマッチしそうでした。
土佐カブラ実釣検証
まずはこの動画をご覧ください!
外灯下で泳がしている土佐カブラに躊躇なく食ってきたセイゴ。
外灯下だと見切られてしまい、なかなか食わせづらいんですよね。これだけ迷いなく土佐カブラに食いついてくるのは想像していませんでした。
アジングでも高反応
次はキャロシステムを使ったアジング!
最大25cmほどのアジまで、びっくりするくらい釣れます。
一番驚かされたのは、吸い込みの良さです。
土佐カブラ自体が軽いためか、豆アジだろうと難なく針がかりさせることができました。
口の奥まで入っているためか、フッキングポジションも非常に良かったです。
メバルもサクサク釣れる
続いてメバリングのポイントでも使ってみましたが、こちらもすぐに釣れちゃいました!
人気のポイントで魚がスレているため、いつもは食わせるのに苦労するのですが……。
この後もコンスタントに釣り続けられました。正直、非の打ち所がない状態です。笑
実釣を通じて少しだけ見えてきたので、まとめていきたいと思います。
土佐カブラが釣れる理由
ナチュラル過ぎる動き
土佐カブラを泳がせてみると、ティンセルがヒラヒラと艶かしく水中で動きます。光を反射させつつ漂うようなイメージです。
さらに土佐カブラは乾いている状態だと硬い質感ですが、水に浸けると非常に柔らかくなるので、口の中にも収まりやすそうです。
魚にも見えますし、エビ、プランクトンにも見えますね。ワームとは違った生命感を演出できています。
フォール姿勢が良い
土佐カブラのフォールは、水平に近い姿勢で落ちていきます。
フリーフォールさせると頭から落ちていくジグヘッドとは、ここが違うのでしょう。
アクション後、止まる
アクション後、「ピタッ」とストップがかかり水中で止まってくれるのも印象的でした。
小さいベイトやエビなどが、逃げた後に一瞬止まるシーンに良く似ています。
しっかり止まるということは、食わせの間にもなりますね。
土佐カブラで使うおすすめリグ
土佐カブラは通常のジグヘッドとは異なり、ラインアイがありません。
代わりに、ヘッド部に穴が開いているので、そこに糸を通して止めるようにしましょう。
リーダーを穴に通し、その先で結びコブを作ります。
エイトノットがおすすめですが、リーダーが細すぎるとコブが抜けてしまいます。
アジングやメバリングで扱うサイズの土佐カブラであれば、6〜8lbがしっかり止まりますね。
Mキャロ×土佐カブラ
実釣テストでも活躍した「Mキャロ」との組み合わせ。
他のキャロでももちろん良いですが、とくにMキャロが土佐カブラと相性が良さそうな印象でした。
Mキャロは、斜め後ろにフォールしていく特性があります。そのためリーダーに余りが生まれ、アクション後に土佐カブラが止まる時間を作ってくれるのです。
TICT Mキャロ Ver2
フロート×土佐カブラ
フロートカブラは、浮いていたメバルに効果的でした。
プラグや重いジグヘッドでは口を使わないシーンや、プランクトンや小さいエビなどを捕食している時などには最高に良いですね。
フローティングタイプのフロートを止めて上げることで、土佐カブラがゆっくりと漂いながらスイングする状態を作れます。
アルカジックジャパン シャローフリーク F
スプリット×土佐カブラ
飛距離を必要としない場所では、スプリットショットリグが使いやすかったです。
ワンタッチでシンカーをつけられるので、手軽に土佐カブラを楽しめます。
釣れない時の奥の手として!
土佐カブラの独特の動きと実釣性能は、凄まじかったです。きっと土佐カブラにしか反応しない魚も多いのでしょうね。
どうしても釣れない時の「奥の手」として使っていただくのも良いですし、これだけ持って釣りに出かけるのも良いかもしれません。
是非みなさまも、土佐カブラの威力を体感してみてください!