ジャッカル ピクピク 65 インプレ
こんにちは、ikahimeです。今回はジャッカルの小型表層系プラグ、ジャッカル ピクピク 65をインプレ。
独特なセッティングにより、移動距離を極力抑え、他のルアーでは出しにくい「一点シェイク」が可能なトップウォータープラグです。
ロッドティップでチョンチョンと操作するだけで、瀕死のベイトフィッシュのような波紋を水面に演出します。
ピクピク 65のスペック・特徴
SPEC
全長 | 65mm |
重さ | 3.0g |
Type | Floating |
フックサイズ | ST26TN#12 |
価格 | 1,815円(税込) |
- ・湾曲したボディシルエット
- ・フックは前後ともに小さめの#12がセット
- ・ボディ内部のシンカーはテール部分に配置
- ・後方重心で飛行姿勢が安定。重心移動システムはなし
ちなみに背中のラインアイは丸型ではなく、ひし形に近い形状をしています。
ピクピク 65のここがすごい
シンプルで扱いやすい
シンプルで扱いやすいルアーであること。これがピクピクの魅力の一つ。
小難しいセッティングや、チューニングの必要なし。箱から出して結ぶだけで、最高のアクションを出すことができます。
センターアイに結んだ状態では、I字引きなど他の使い方(泳がせ方)はできません。用途は限定されるものの、それでこそ“ルアー”。ここぞというタイミングで爆発力を発揮します。
ピクピクさせても放置でもOK
ロッドを細かくシェイクすることで、ピクピクさせるのが基本アクションですが、水面に浮かべて放置(デッドスティッキング)しても十分なアピール力を誇ります。
絶妙に湾曲したシルエットは、浮かべておくだけでも集魚力バツグンです。
フロントアイもある
じつはピクピクは、フロントアイに結んで使うという方法もあるのです。このセッティングでは、表層でダートさせるようなアクションを演出できます。
ボイル撃ちなどで、激しく水面を飛び出すようにして使うのも良いでしょう。
移動距離が少ない
ロッドティップを小刻みにシェイクした際に、手前によりにくく、移動距離を抑えた誘いをすることができます。
まるで「チョウチン釣りで誘っているかのような一点シェイク」には驚きました。
ラインの存在感を消すことができる
水面から背中が露出するような浮き姿勢ですが、ラインアイが“水面よりも上に出ている”ことに注目してください。
この状態からロッドを縦方向にさばくことで、ラインを極力水につけず、水面に波紋を残すようなアクションを発生させます。
「ラインの存在感を消せる」ということは、トップウォータープラグとしては非常に強み。バイトの確率がグッと上がります。
ピクピク 65の弱み
エビになりやすい
ラインアイの位置やボディ形状のためか、リアフックでラインを拾ってしまうことが多いですね。ピンスポットにキャストが成功したのにうまく泳がない……ということがありました。
キャストの飛行安定性は低い
重心が安定しにくい形状のため、キャスト時は空気抵抗によってまっすぐ飛ばなかったりと……構造上、飛距離はあまり稼げない印象です。
メーカー公式HPには「キャスト中の飛行姿勢の乱れや回転を抑制するデザイン」とあるのですが、やはりここまで湾曲した形状では限界もあるのでしょう。
例えば複雑なカバー回りにピッチングするときなど、思ったところに着水せず、少し扱いにくさを感じました。
ピクピク 65のタックル
軽量ルアーをストレスなく投げられるULクラス + 細PEラインがおすすめ
78mmは4.9gとそこそこの重量があるため、極端にライトなタックルでなくても問題ありません。
一方で、65mmは3.0gと非常に軽量。そのため、ULクラスのロッドと0.4号以下のPEラインがおすすめです。個人的なピクピク65タックルは以下の通り。
- ロッド:ワイルドサイド WSS 61UL(レジットデザイン)
- リール:’19ヴァンキッシュC2000SSS(シマノ)
- ライン:アバニ ライトゲーム スーパープレミアム0.2号(バリバス)
ジャッカル ピクピク 65で表層を狙い撃ち
以上、ジャッカル ピクピク 65についてお届けしました。
“表層ピクピク”という、「シンプルかつ原点的なメソッド」が効果的であるということを、もう一度体感させてくれたルアーです。
時と場合によっては、ワームによるライトリグよりも圧倒的に数釣りが期待できるルアー、そんな気がしてなりません。
「シンプルにピクピクアクションで爆釣を楽しみたい」というユーザーには、ぜひタックルボックスに控えていただきたいルアーです。
ジャッカル ピクピク65
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