1万ちょっとでヘチ竿を買ってみた
ブラックジャックスナイパーヘチXは、ダイワから2020年に発売されたエントリーモデルのヘチ竿です。
「コスパが高い!」との噂を耳にして、ヘチ釣りが大好きな筆者も購入してみました!
今回は、元釣具屋の筆者がBJスナイパーヘチXの使用感をインプレします。
BJスナイパーヘチXのラインナップ
機種 | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | オモリ負荷 | 定価 |
XH-240 | 2.4m | 3 | 126cm | 138g | 1-3号 | 13,500円 |
XH-270 | 2.7m | 3 | 141cm | 165g | 1-3号 | 14,200円 |
XH-310 | 3.1m | 3 | 161cm | 200g | 1-3号 | 15,800円 |
BJスナイパーヘチXの特徴
使用感をお届けする前に、BJスナイパーヘチXのスペック面での特徴を解説します。
筆者は軽量で取り回しに優れるXH-240をセレクトしました。
調子
調子は9:1の極端な先調子です。
操作性が良く、掛け合わせる釣りに向いています。
素早く掛け合わせて一気に浮かせられるのでスリットや障害物周りなどに最適です。
穂先
穂先は白塗装のグラスソリッド仕様で、繊細なアタリをキャッチできます。
ソリッド部分は取り外せる構造になっているため、万が一穂先が折れてもリーズナブルに修理できるのも魅力です。
ガイド
元ガイドとトップガイドにはSiCリングが採用されています。
SiCは摩擦が少ないため、スムーズな糸落ちを実現。
ラインへのダメージも少ないのでPEラインを使うこともできます。
ブランクス
ブランクスは、最外層をカーボンテープでX状に締め上げたブレーディングXが採用されています。
捻れに強く、竿のパワーロスを軽減する構造です。
肘当て
グリップエンドにはダイワオリジナルのステンレス製肘当てが付いています。
腕に密着するのでホールド感が高く、穂先のブレを軽減。デザインもなかなかカッコいいです。
BJスナイパーヘチX XH-240をインプレ
ここからはBJスナイパーヘチX XH-240の使用感をお届けします。
リーズナブルな竿ながら、十分にヘチ釣りを楽しめる竿でしたよ!
硬めの使用感
全体的に硬めかつシャープなフィーリングで、フッキングなどの操作感は良好です。
パワーも十分で、40cm程度のチヌなら何の不安感もなくやりとりできました。
ただし、硬い分だけ素早く突っ込まれた時のショックを吸収しきれないため、極端に細いハリスを使うとラインブレイクが起こりそうな印象も受けました。
糸抜けは十分
釣行当日は微風の中、ナイロン2.25号・ガン玉B・イガイの組み合わせで使ってみました。
長時間釣りをして海水でラインがベタついてきたタイミングでも、穂先絡みやライントラブルはゼロ。糸抜けは十分良いと思います。
とはいえ、ガイドが小さいのでハリスとの結束部分の引っ掛かり感は強く、巻き込みには注意してください。
感度はまずまず
穂先の感度は必要十分といった感じで、悪い訳ではありませんが特別優れるものではないと感じました。
極先調子なので曲がる幅は小さいため、もたれるような微妙なアタリはちょっと表現されにくそうです。
先調子な分だけ手元にアタリが伝わってきやすいため、穂先の目感度は△、竿自体の手感度は○といったところです。
リールシートの位置が微妙
筆者の腕が長いだけかもしれませんが、リールシートと肘当ての位置が近すぎるような気がしました。
持ってみると腕の真ん中くらいに肘当てが当たります。
一応は安定しますがもう少し肘寄りになってほしいところです。
胴付の探り釣りもおすすめ
感度が高い竿なので、胴付仕掛けの探り釣りにも適しています。
軽いオモリでも底立ちが明確です。エサとり名人カワハギの繊細なアタリも掛けられましたよ。
ヘチ釣り入門におすすめです!
BJスナイパーヘチXはシャープな操作性を活かして、積極的に攻められる竿です。実売価格は1万円前後ながら、基本性能は十分。
コストパフォーマンスに優れるため、ヘチ釣り入門者の方には自信を持っておすすめできる1本です!
ダイワ ブラックジャックスナイパー ヘチX XH-240
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。