アイキャッチ画像:アナハゼティ
ブリーデンの“魚骨”をインプレ

メバル用プラグは数あれど、ひと目で「これは変わってる」と思わせるものはそう多くありません。
今回紹介するブリーデンの“魚骨(ぎょこつ)”は、その名の通り魚の骨をモチーフにした個性派ルアー。
ボディに仕込まれた骨型ペラが回転する独自のアクションです。
さらにテール部分のパーツもゆらゆらと動き、フラフラ〜クルクル〜と漂う無気力アクションで魚を魅了します。
ラインナップ

ウエイトラインナップは、魚骨44shallow(2.0g)と魚骨44deep(2.5g)の2種類。
カラーは全6種類。ボーングローやマットチャートなど濁りに強いカラーから、メバルプラグの中では汎用性の高いクリア系のカラーがあります。
魚骨を実際に使ってみた!

常夜灯が灯る漁港の内湾で、まずはメバル狙いからスタート。
ファーストルアーは「魚骨44shallow」。
思っていたよりも素直に沈下し、操作感としてはジグ単に近い印象です。

常夜灯とスロープが絡むポイントへ移動。
光に集まるベイトを意識しながら、スイミングで流したり、チョンチョンと誘ってからテンションフォールでフォロー。
レンジを刻むように探っていくと……

絶対メバルじゃない! とにかくデカい何かが掛かりました!
数分の格闘の末……


正体は40cm超えのアイナメ!
PE0.2号+フロロリーダー5lbだったのでヒヤヒヤでした……。
気を取り直してメバル釣りに戻りましょう。

次は少し水深があり、潮の流れも効いているポイントへエントリー。
ルアーを「魚骨44deep」に替えて、広範囲を探る作戦に切り替えます。
すると……本命のメバルがヒット!

流れに当ててフラフラと漂わせていると食ってきました。
この一匹をきっかけに、レンジと釣り方のパターンが見えてきて……

そこからは順調に連発!
アタリを捉えた瞬間は、やはり最高の気分ですね。

この日はとくにクリア系のカラーが好反応。
いろいろ試した結果、このポイントでは「クリアイエローラメ」がベストマッチでした。
最後のポイントで本命のメバルを無事キャッチし、大満足の釣行となりました!
実際に使ってみた感想
ワーム感覚で扱えるプラグ

フロント重心設計のため、操作感はまるでジグ単を扱っているようなプラグ。
フォール時には頭を下にして沈下し、リフトすれば頭を上げる動作を見せるので、わずかなアクションでも“頭を支点”に機敏に動いてくれます。
スイミングで引いても良し、流れに当てて漂わせても良し。
まさにワーム感覚で扱えるプラグです。
唯一無二なアクション

魚骨ルアーならではのアクションです。
水流を受けることで、スイミング時はもちろん、テンションフォール時にも骨型ペラの回転が続きます。
常に水を攪拌し続けることで、独特の“生物感”を生み出しているのではないでしょうか。
飛距離はそこそこ
正直なところ、ボディの骨型ペラが空気抵抗を受けるため、飛距離はあまり期待できません。
しかしその分、不思議なアクションで魚をしっかり惹きつけてくれるはずです。
ちなみに余談ですが、ルアーの正面から強く息を吹きかけると骨型ペラが回転します。
動作チェックにはちょうど良いかもしれません。
唯一無二の存在

「普通のプラグでは食わせきれない魚を釣りたい」
「ワームのように自然に操作できるプラグを探している」
そんなアングラーにこそ試してほしい、唯一無二の存在――それが魚骨ルアーです。
りゅう
メバルプラグのローテーションに加えれば、新しい一手として必ず活躍してくれるはずです。
それではまた!