先日、愛用していた釣り具メーカーのフィッシンググローブがついにボロボロに。
しかも各社から新製品が出るこの時期に……。手袋に回す予算がなく、悩んでいた矢先。
立ち寄ったホームセンターで見つけてしましました。
超有能!400円で買えるフィッシンググローブ
組立グリップクラスター
“400円”で買える作業用手袋です。
正直、釣り具メーカーのフィッシンググローブより劣る面はありますが……。
手頃な価格のフィッシンググローブを探している方には、本当におすすめできるアイテムでした!
今回はこのアイテムをインプレッションしていきたいと思います。
この手袋のココがすごい
格安作業用手袋というだけあって、すごくシンプルな構造。
まるで軍手にゴム性のコーディングを施しただけです。
こんなので、本当によいのかな?ってなるかもしれませんが……だからこそ筆者は気に入ってしまいました。
キャストフィーリングが良い
5本指フルグローブの性能として、もっとも気になるのがココではないでしょうか。
組立グリップクラスターは指の腹に当たる箇所まで、ゴム性のコーティングが施されています。
これが絶妙なグリップを生み出し、ライン放出の邪魔にならない程度で、ラインを掴んでくれるのです。(PEライン:0.8〜1.5号、ルアー重量〜40gまでで使用しています。)
ちなみに作業用手袋の多くは、指の腹についている凹凸が大きいです。
何度か試しましたが、この凹凸が大きすぎてしまうと、ラインを痛めてしまったり、リリースのタイミングでラインが指に引っかかってしまうことがありました。
フィッシンググローブの多くで見られる皮張りタイプ。
グリップ力はゴム素材よりも低く、リリース時スムーズにラインを放出することができます。
また、絶妙なグリップ力でラインを痛めにくいです。
はっきり言って、こちらの方がキャストフィーリングは良いでしょう。
ただ、組立グリップクラスターのキャストフィーリングも慣れてしまえば、気にならないというイメージでした。
地磯釣行に◉!汚れがこびりつかない
組立グリップクラスターは凹凸がないツルっとした表面なので、汚れがこびりつかないです。
とくに良いのは、山登りなどが必要な地磯での釣行時。
指先に革が張ってあるグローブだと、繊維の奥に土汚れがこびりついてしまうので、滑りやすくなることも。
さらに手首のバンドなどにも、土汚れが入ってしまうことってありますよね。
『山登りをするときは組立グリップクラスター』『釣行時は釣り具メーカーのフィッシンググローブ』というように使い分けるのもアリですね。
驚くほどのハイグリップ
全面ゴム性のコーティングが施されているので、ものすごくグリップ力が高いです。
グローブのグリップ力が高いと、軽い力でロッドを握れるので、長時間の釣りでも疲れにくいですよ。
つるっとした表面の岩が濡れていると少し滑りやすくも感じますが、岩場もしっかり掴めます。
圧倒的なコスパ
耐久性は釣り具メーカーから発売されているフィッシンググローブよりも低いと思います。
しかしながら、実売400円前後。フィッシンググローブの相場と比較すると、1/5程度の価格です。
『壊れてしまったら、すぐに買い換える』という考え方で使っています。事前に予備を買っておくのも良いかもしれません。
ちなみに一部のコンビニでも取り扱いがあるので、現場調達も可能です。
ココがおしい!ちょっとだけ気になるポイント
もちろん釣り専用設計ではありませんので、気になるポイントもいくつかあります。
釣り具メーカーのグローブには勝てない
はっきり言って、釣り具メーカーのフィッシンググローブと比較すると、『実釣性能』では勝てません。
冒頭にも書きましたが、やはり革製の指先の方が絶妙なグリップ力でラインの操作性は高いです。
筆者のように「ハードユースをしてすぐにグローブをダメにしてしまう」「グローブにそこまで予算をかけられない」という人におすすめしたいです。
速乾性の低さ
速乾性は低い印象。ただし、水抜けは良いです。
慣れてしまえば、そこまで気にならないと思います。
真夏と真冬は厳しい
保温性は低くいです。また手袋のおもて面は風を通します。
春〜秋は「組立グリップクラスター」1枚でちょうど良さそうですが、冬場の使用は厳しいと思います。
もし冬場で使う時は、ネオプレングローブを痛めないように、上に重ねて使用するのも良いかもしれません。
ぜひ一度お試しあれ!
今回ご紹介した格安手袋「組立グリップクラスター」。
絶妙に釣りにフィットした使用感なので、ぜひお試しください!