青木虫について
『青木虫』は、JBトッププロ青木大介氏が監修のもと生み出された虫系ワーム。水面でシェイクした際の微波動と静止時の存在感をコンセプトに開発され、虫パターンに最適なシェイプやマテリアルで構成されたルアーです。
青木虫シリーズの特徴
青木虫シリーズ共通なのは、中空構造や浮力を持ったマテリアルを採用した浮力を持っていること。さらに下部のふくらみによって水面に浮かぶ姿勢を安定させています。
また、ボディのサイドから出ているシリコンラバーによって微細な波紋を発生し、シルエットやアクションはまさに水面に落下した昆虫と言えるルアーです。
青木虫のバリエーション
青木虫には、オリジナルモデルの『青木虫』、サイズアップモデルの『キング青木虫』、その間を取るサイズの『青木虫ミッド』の3種類がラインナップされています。それぞれのスペックや特徴、マッチするフックサイズについて詳しく解説していきます。
青木虫
オリジナルモデルである青木虫は、バスに警戒心を抱かせずにアプローチできる軽さが特徴。全長1.5インチ、自重は約1.8グラム。推奨フックサイズはマスバリの#4で、カバーを狙うときにはガード付きのマス針がおすすめです。
バークレイ 青木虫 1.5インチ
おすすめのフック:ハヤブサ フィナ フィネスガード タイプD
高い実績を誇るDSR132をベースに、モノフィラメントガードを追加したフック。青木プロの豊富な経験によって考案されたガードは、程よい張りによる最適なフッキングが可能です。
ハヤブサ フィナ フィネスガード タイプD
キング青木虫
キング青木虫は、青木虫の微動波をそのままにボリュームと耐久性、浮力をアップさせたスケールアップモデル。U.L.D.T.マテリアルが採用され、全長2インチ、自重は7.5グラム。オフセットフックのセットを容易にし、ベイトタックルでもキャスト可能な自重を確保し、カバーを強気に攻める事が可能になっています。
推奨フックサイズは#4/0~5/0、オフセットでの使用がおすすめです。
バークレイ キング青木虫 2インチ
おすすめのフック:ハヤブサ フィナ DASオフセット
DASオフセットはワームとの一体感、そしてストレートボトム形状によって、よりフッキングしやすいフック。キング青木虫の形状ともマッチしています。
ハヤブサ フィナ DASオフセット FF309
青木虫ミッド
青木虫とキング青木虫の中間サイズとして登場したのが『青木虫ミッド』。全長1.7インチ、自重2.5gで、U.L.D.Tマテリアルが採用されています。青木虫ではアピール不足、かと言ってキングではアピール過剰というシビアな状況に対応したサイズで、ラバーの配置が異なるのが特徴。
これによりドッグウォークアクションを簡単に出す事ができ、点の釣りも面の釣りもこなす事が出来ます。推奨フックはオフセットの#2。
バークレイ パワーベイト 青木虫ミッド 1.7インチ
おすすめフック:カルティバ マルチオフセット#2
青木虫の使い方
青木虫はその名の通り『虫パターン』に特化したルアー。オーバーハング下の水面など、水面に落ちてくる虫を意識したバスが潜む場所で使うのが王道です。
また、オーバーハングが無くても水面に葉が浮いてたまっている場所は虫もたまりやすく、その水面下でバスが虫を狙っている可能性も高くこういったポイントでも青木虫は威力を発揮します。
おすすめのアクション1:シェイク&ステイ
バスが水面の虫を捕食しているポイントでは、青木虫が着水した瞬間が最大の狙い目です。着水時に食ってこない時はチョンチョンと微動させ、暫くステイさせてみましょう。水質がクリアなポイントではあまりシェイクさせず、ステイさせたりゆっくり引いてみるのも効果的です。
おすすめアクション2:ちょうちんシェイク
ラインがバスに見切られやすい時や、岸沿いなどでエビ・ベイトが跳ねているポイントでは、青木虫をエビ等が跳ねているように見せる“チョウチン”で狙うのもおすすめ。
水面に近い木の枝にあえて引っかかるようにキャストして、シェイクや繰り返し着水させて誘います。枝にラインをひっかけるため、PEや太めのフロロラインがおすすめです。
おすすめアクション3:ドッグウォーク
シェイク&ステイで魚が出なかったあとの回収中も実はバイトのチャンスがあります。そんな時におすすめなのがドッグウォーク。青木虫ミッド、または青木虫のラバースカートをカットすると簡単に繰り出せるようになります。
操作のコツはロッドティップを下に弾き、ラインスラックを張ったり緩めたりするイメージ。広い範囲をサーチするような使い方にも向いたアクションです。
青木虫のおすすめカラー
フィールドの状況や天候、地域によっても有効なカラーは異なりますが、持っておいて損はない青木虫のおすすめカラーをご紹介します!
グリーンパンプキンチャートリュース
2014年に追加カラーとなったグリパンチャートリュースは、アングラーからの視認性の良さを確保しながらバスの警戒心を解く2層カラー。水質の濁ってる場所でもシルエットがはっきり出るカラーでもありマッディフィールドにおすすめ。
シナモンブルーフレック
ブルーのラメが水深あるリザーバーで潜むバスにアピールするシナモンブルーフレックカラー。中層からも見つけやすい濃い目の色合いになっており、青木虫の中では唯一のラメ入りカラーです。
ブラック
最もシルエットがくっきり出るブラック。多くの甲虫類をイメージさせる自然の虫の色に最も近いカラーで、バスの警戒心を解くナチュラルカラーと言えます。
BSG
房総のアカガエルパターンにはコレ!虫のみならずフロッグとしても使えるキング青木虫のカラーです。フロッグよりも着水音は静かに、カバーの濃いエリアにもキャストしやすく、浮力もフロッグに引けを取りません。
青木虫で虫パターン攻略!
夏を迎えて水面に虫が落ちやすくなると、水面下ではトップウォーターを意識するバスも増えてきます。そこで、いかにもバスがいそうなオーバーハングにも投げ込めて、アピール力も抜群の青木虫の出番です。バスが水面に昇ってきて盛大にバイトする様を見ると、こちらの気分もアガります。