トップウォーターに好反応を示す日本のナマズ
ナマズについて
ナマズは、沖縄県を除く日本各地に生息する淡水魚で最大で70cm前後まで成長します。
都市型河川から郊外の自然豊かな小川や田んぼ脇の水路にも姿を現し、表層を泳ぐルアーに好反応を示すため近年釣りの人気ターゲットになっています。
日本に生息するナマズの種類についてはコチラの記事で詳しく紹介しています!
さまざまなナマズ用ルアーが販売されています
昔は迷わず「ジッターバグで決まり!」だった訳ですが……。
今では各メーカーからナマズ用を謳ったルアーが数多く販売されていますよね。
今回は、ナマズ溺愛者の僕が好んで使っているナマズ釣りに効果的なトップウォータープラグを4つ紹介させていただきます!
ジッターバグ:ナマズ溺愛者が最もオススメするナマズルアー
アーボカスト ジッターバグ
ナマズ釣りにおいてド定番のルアージッターバグこそ、僕が最もオススメするナマズ用ルアーです。
このルアーを紹介せずに他のオススメルアーについて記事を書く訳にはいきません。
投げて巻くだけで大方の淡水魚が釣れてしまう最強ルアー。
発売から80年近く経ってもなお売れ続けていることから、もはや“伝説のルアー”と言っても過言ではないでしょう。
▼ジッターバグについて語り出すと長くなるので、詳しくはコチラの記事で!
スミス社のジッターバグがオススメ
ジッターバグはさまざまなメーカーとコラボをしていますが、中でも、スミス社がカスタムした商品がオススメです。
フックがバーブレスダブルフックに変更されていたり、ヘッドが蓄光使用になっているものもあり、特段チューニングを施すことなくすぐ使用できます。
ペンシルバグ:正確にカッ飛ぶ頑丈なナマズ用ルアー
ボンバダアグア・ペンシルバグ
僕が最近好んで使っているナマズ用のルアーが、ボンバダアグアのペンシルバグです。
全長90mm、自重が22gと少々大きめなルアーですが、活性の高いナマズを相手にする場合はこのくらいボリュームのあるルアーの方が効率よく釣っていけます。
とにかく頑丈な作りです
普通に使っていれば“まず壊れません”。
特にヒートンは「正直いって太すぎでしょ…」と感じるほどですが、コンクリートなどにぶつけてもヒートンが潰れることが無いため、長く使っているとなるほど!と感じさせられます。
ペンシルバグがよく釣れる理由
このルアー、実はカップがジッターバグと同じなんですね。良い音が出ないわけがありません。
ただ巻きだけでなく、ドッグウォークやテーブルターンでもしっかり首を振ってアクションします。流石ペンシルという名前がつくだけのことはありますね。
ジッターバグよりも長さとウェイトがあるため、真っすぐかっ飛びます。
正確にロングキャストが決まることも良く釣れる理由の1つです。
3mmのケミ蛍が装着できる
今では当たり前になっているケミ蛍装着仕様。ペンシルバグにも採用されていますが、他のルアーとは違い、ルアーに差し込めるタイプなんです。
装着感としてはキツメなので、抜けそうな心配は無いので短所とまでは言えませんが、個人的には後述するはめ込むタイプの方が好きですね。
闇鯰スナイパー9号:高活性なナマズに的確にバイトさせる
バスディ・闇鯰スナイパー9号
バスデイから発売されている闇鯰スナイパー9号。このルアーの特徴は面倒なチューニングをしなくても、とにかく複雑な音を出してくれるんです。
カップ、ラトル、極めつけはブレード&金属棒コンビ……。控えめに言ってうるさいですw
ブレードを付けているため、フックが1本なのが精神上掛かりにくいのではないか……と感じてしまうことが短所でしょうか。
実際には、ルアーサイズが小さいこともありフッキング率は他のナマズ用ルアーと大差はなく、極端にナマズが針に乗らないなと感じることはありません。
流れ込みで炸裂する音の効果
「ザーザー」と流れる堰直下や流れ込みは、ナマズ釣りにおいてうってつけの好ポイントです。
このようなポイントでは高活性なナマズが餌を待ち構えているのですが、水面が波立っているのでルアーの引き波だけではミスバイトが起こりやすいんですね。
闇鯰スナイパー9号は、動きに加えて強烈な金属音で存在をアピールし的確なバイトを呼び込んでくれます。
闇鯰スナイパー9号のケミ蛍ホルダー
闇鯰スナイパー9号のケミ蛍ホルダーも3mmに対応しています。
はめ込むタイプなので見た目もスッキリしますし、キャスト時の空気抵抗も気になりません。
爆音ポンパドール 鯰 カスタム:高アピールなハネモノも捨てがたい!
ナマズ相手にハネモノの出しどころは?
僕がオススメするナマズ用のハネモノはジャッカルからリリースされている爆音ポンパドール鯰カスタムです。
ナマズ釣りに求めるハネモノの仕事はずばり“強烈なアピール力”です。
広大な水域や増水後で水深が深くなってしまった水路など、ついスピナーベイトを投げたくなるようなシチュエーションでも、爆音ポンパドール鯰カスタムのようなボリュームのあるハネモノはナマズを水面まで誘い出してくれます。
特に爆音ポンパドール鯰カスタムはナマズ用にカスタムされ、とにかく集魚力の高いルアーなんです!
爆音ポンパドール鯰カスタムに装備される武器
爆音ポンパドール鯰カスタムが音を発する仕組みは、羽だけではありません。
他にもルアー後部にある大き目なプロップやボディー前方に内蔵されているスチールボール、ルアー腹部にセットされたブレードによって広範囲に大きくアピールします。
羽でカポカポ、プロップでバシャバシャ、スチールボールでゴトゴト、ブレードによる金属音。まさにナマズに奏でる四重奏ですね!
爆音ポンパドール鯰カスタムの長所と短所
ボディの大きさと羽の長さのバランスが良く、とにかく泳ぎ出しが良いのが爆音ポンパドール鯰カスタムの魅力です。
スローリトリーブでもしっかり泳ぐことはもちろん、のシェイクを入れながらのピンポイント攻略や足場の高いポイントにも適しています。
短所を上げるとすれば……ルアーが大きい反面フックがリアのみなので、障害物の回避能力に長けているものの、フッキング率低下は否めません。
チェイスを確認できれば、少しだけルアーを引っ張り、ナマズがルアーの真後ろからバイトするようにするとフッキング率が向上します。
また、ジュニアサイズのポンパドールJr.鯰カスタムもジャッカルからリリースされているので大きさに抵抗がある方はジュニアもオススメです。
こちらはブレードが無い代わりにフックが2個ついています。
爆音ポンパドール鯰カスタムのケミ蛍ホルダー
今やナマズルアーでは当たり前になっているケミ蛍ホルダー。
もちろん、爆音ポンパドール鯰カスタムにも装備されています。はめ込みタイプになっています。
他の商品と共通で3mmのケミ蛍を取り付けることができますよ。
筆者紹介
山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活躍する。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017