レイドジャパン・フルスイングをインプレション!
レイドジャパンから発売されている『フルスイング』。同社のPR動画にて“金森氏が魅せた爆釣劇”は多くのアングラーの印象に残った事でしょう。
現在のサイズライナップは以下の通り。5→4→インチの順に発売され、20年には新たに3.5インチが登場し話題を呼びました。
サイズラインナップ
サイズ | 自重 | 価格 |
3.5インチ(7本入り) | 約7g | ¥935(税込) |
4インチ(6本入り) | 約15g | ¥935(税込) |
5インチ(5本入り) | 約19g | ¥935(税込) |
フルスイングのコンセプトは”ゆっくり巻いて良いアクションが出る”シャッドテールとのことですが、どんなモノか気になる所ですよね。
▼金森氏の爆釣劇はコチラ
フルスイングをまじまじと観察
今回はオリジナルサイズの5インチをノーシンカーで検証です!※5インチのフックは5/0を推奨。
もちもちとしたマテリアル
他のシャッドテールワームと比べるとマテリアルは固め。ワーム素材というよりはモチモチとしたゴム素材といった表現をしても大袈裟ではないレベルかと思います。
当然、針持ちが非常に良く、針穴も広がりにくいため、仮にワームがズレた場合でもフックのリセットが容易です。
ノーシンカーで綺麗に泳ぐ
個人的に一番感動したのは“ノーシンカーで綺麗に泳ぐ事”。
当然のように聞こえますが、意外とシャッドテールワームってノーシンカーで綺麗に泳がないものもが多くないですか?※個人の感想です(笑)
しかしながら、フルスイングはノーシンカーで綺麗に泳ぎます。
断面を見てみるとわかりますが、お腹側のソルトが多めなのがわかります。
スイミング姿勢を安定させるために、背中側と腹側でソルトの混入率を変えているとのことで、より良いアクションを生み出す“細部へのこだわり”が感じられました。
ゆっくり巻いて強く動く
フルスイングは自重が19gあるのですが、スローリトリーブでも沈むのが遅く、他のシャッドテールと比較すると水面直下を引きやすいです。
浅いレンジをゆっくりと巻け、ボディーのロールとテールのスイングの強いアピール力。
早春やアフターなど、バスの動きがスローな時などにも効きそうです。
キャスタビリティー◎
フルスイング5インチは自重19gとワームとしてはかなりヘビー級で、当然ながら飛距離も抜群です。
専用のブリスターパック
さらに、フルスイングは専用のブリスターパックに入っており、”フックをセットしたまま収納が可能。
キリトリ線からパッケージを小分けに出来るのでバッグのスペースも奪いません。
陸っぱり特化メーカーならではの粋なアイデアに脱帽です。
フルスイングはこんな時に使いたい
フルスイングの強みである”スローかつ力強いアピールが必要な状況”で使っていきたいですね。
基本はやはり、ベイトフィッシュを追っているシーズンやエリアにて、巻き(横の動きに)反応してくれる魚をランガンで探していくような釣りが良いでしょう。
春先にシャローに刺してくるバスを狙った“スローな巻き”としてや、夏なら込み入ったカバーに滑り込ませるスキッピングベイトとして、秋なら通常の巻き(ハードルアー)ではゴミやウィードを拾いすぎるエリアなど、冬場以外なら活躍の機会も多いでしょう。
アピールが強いので、水質で言えばクリアよりは“ステインからマッディー”なフィールドとの相性が良いかもしれません。
クリアならマズメ時、雨天曇天時といったローライトコンディションや水に濁りが入ったタイミングで、バスがその暗さや濁りに慣れていない時がタイミングでしょう。
巻きの釣りではありますが、ハードルアーのように“出会い頭(瞬発的な)リアクション”という言葉より、“魅せる(追わせる)リアクション”という意識をすると、より最適な出番が見えてくるかもしれません。
タックルセッティング
ロッド:ゾディアス 176M
リール:メタニウム 16 HG
ライン:フロロカーボン 14lb.
僕のタックルセッティングはこんな感じ。
自重から考えてもロッドはM~MH。ある程度のフッキングパワーを伝えられる張りは必要でしょう。
ラインは12~16ポンドあたりをカバーの濃さによって使い分けています。
フルスイングは“総合力”の高さが魅力!
フルスイングの魅力は、飛距離・針持ちの良さ・ノーシンカーでの綺麗なスイム姿勢とスナッグレス性。まさに「ガンガン投げて気持ちの良い、総合力の高いシャッドテームワーム」と言えるでしょう。
SNSでも釣果は上々なだけに試す価値は十分あるかと思います。
レイドジャパン フルスイング 5インチ
レイドジャパン フルスイング 4インチ
レイドジャパン フルスイング 3.5インチ
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