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これが最新サーフフィネス。驚くほどアタリが増えます!

目次

サーフフィネスまじで楽しい

サーフからヒラメやマゴチを狙って釣る、フラットフィッシュゲーム。

大海原にルアーを投げる爽快感やゲーム性の高さ、驚くような大物が掛かることもあって大人気の釣りです。

そんなフラットフィッシュゲームで最近話題なのが、「サーフフィネス」と呼ばれる釣法なんです。

とにかくアタリが増える

サーフフィネスの魅力のひとつが、アタリが格段に増えるということ。

従来のサーフゲームは「一日釣りしてワンバイトあるかないか」なんてことも普通でしたが、サーフフィネスをマスターすると1日に10バイトあることも珍しくありません

「え?さすがに言い過ぎでしょ!」と思うかもしれませんが、本当にびっくりするほどバイト数が増えるんです!

SUU

今回はサーフフィネスの考え方やタックルセッティング、釣り方などを詳しく解説していきます。

サーフフィネスとは?

「細い・軽い」がサーフフィネスではない

フィネスと聞くと、軽いルアーと細いラインをイメージする方が多いかもしれませんが、サーフフィネスの考え方は違います

例えば、ぼくがホームグラウンドの遠州灘で釣りをする時、ジグヘッドのウエイトは14〜18グラムがメイン、PEラインは1号が基準です。

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つまり、ルアーのウエイトやラインの太さは、普通のサーフフィッシングと同じなのです。

「ルアーを繊細に操作する」のがサーフフィネス

サーフフィネスは道具がフィネスなのではなく、「ルアーの操作やアプローチをフィネスにしよう」という釣法です。

ルアーの巻く速度や持ち上げる高さ、フォールスピード、移動距離など、アプローチをより繊細に考えて食い渋った魚に口を使わせます。

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アタリが増えるだけでなく、見える世界がガラッと変わってサーフフィッシングがより楽しくなりますよ!

サーフフィネスの魅力

渋い時でも釣れる

サーフフィネスの強みは、なんと言っても渋い時にも反応を得られるところです。

そもそも、魚の活性が上がってイージーモードになるには、流れや地形、ベイト、時間帯など様々な要素が重なる必要があります。

しかし、いくつかの要素が欠けていてイマイチ魚の活性が上がりきらない状況でも、サーフフィネスならヒットに持ち込めるんです。

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誰も釣れていない時に、自分だけバイトを得られることも珍しくありませんよ!

地形や状況を把握しやすい

サーフフィネスはロッドティップを使ってルアーを細かく動かしたり、リーリングを少なくしてルアーの移動距離を抑えたりするような釣り方をします。

すると、今まで気付かなかったようなカケアガリやヨブなどの地形の変化も感じられるように。

慣れてくると、アプローチに対する反応の良し悪しや、周囲との釣れ具合の違いによって、その日の活性の具合までをなんとなく把握することも可能です。

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釣りの精度がめちゃくちゃ良くなります!

読み切って釣った達成感

潮や流れ、ベイト、時間帯、魚の状態を、今までよりも深く読めるのがサーフフィネス。

つまり、今まで以上に“狙って獲った感”を味わえます

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すべてを読み切って掛けた1尾は最高です!

サーフフィネスのタックル

サーフフィネスは繊細な操作をするため、タックルセッティングがとても大切。

適していないタックルでは身体への負荷が大きくなって、手首や腕が痛くなってしまう場合も。

そんなことにならないように、しっかりルアーを操れるタックルセッティングをご紹介します。

ロッドは長くても9ft半まで

タックルセッティングでもっとも重要なのがロッドの長さ。

近年サーフフィッシングでは10ftがスタンダードになっていますが、正直サーフフィネスには長すぎます。

おすすめは8ft6in〜9ft6inのシーバスロッドやSLSロッド。ML〜Mクラスで、最低でも30gのルアーを投げられるものを選びましょう。

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かなり短く感じるかもしれませんが、この長さが間違いなくベストです! その理由は後々わかりますよ。

リールとラインは普通

リールは普通のサーフフィッシングと同じく、3000〜4000番のスピニングリールに1号前後のPEラインを200m巻けばOK

ギア比(巻き上げスピード)はお好みで構いませんが、ぼくはハイギアの方がルアーの操作や魚とのファイトがしやすいと思います。

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ぼくは3000番のエクストラハイギアにPEライン1号を200m巻いています。

サーフフィネスにマッチしたルアー

ジグヘッドリグ

サーフフィネスでもっとも出番が多いのがジグヘッドリグです。

食い渋った魚に口を使わせるには、やはり柔らかいソフトルアーに分があることが多いからです。

ジグヘッドのウエイトは10、14、18、22、26gといった具合に幅広く準備しておきましょう。

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重いウエイトもしっかり持っておいてくださいね。

シンキングペンシル

シンキングペンシルもサーフフィネス的な誘いがしやすいルアーです。

飛ばしやすいルアーなので、ジグヘッドリグでは届かない場所も狙えます

ただ巻きだけでなく、トゥイッチやジャークでトリッキーに動かしたり、フォールで誘ったりすることも可能。

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誘いの幅を広げるために、できれば水平にフォールするシンペンがおすすめです!

メタルジグ

ワームでも釣れず、シンキングペンシルでも反応がない……なんて時に投げ込むのがメタルジグ。

シンキングペンシルでも届かない遠距離や深場を狙う時、ベイトのサイズが小さい状況などに使用します。

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イメージ的には、小さくてよく沈むシンキングペンシルと捉えています。

ロッドの構え方が大事

サーフフィネスにおいてもっとも重要なのが、ロッドの構え方です。

ロッドの構え方を変えるだけで、ルアーの操作性やアタリの伝わり方も変わりますよ。

グリップエンドを脇に挟まない

大前提となるのが、グリップエンドを脇に挟まないということ。

グリップを脇に挟むと安定はするのですが、繊細に操作したり、小さなアタリを感知することはできません。

グリップエンドは肘の下側でフリーにさせておくか、肘に当てて支えるようにしましょう。

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グリップエンドをフリーにしておくと、ロッドの稼働範囲も広がります。

ロッドティップは高く保持

グリップエンドを肘付近でキープしていると、自然とロッドティップの位置は高くなりますよね。

ティップが高いとロッドとラインに角度がつき、細かな操作しやすい状態になるんです。

さらに手前の波にラインを取られにくいというメリットもあります。

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脇に挟んでしまうとティップが低くなってしまうんです。

強く握り込まない

ロッドはギュッと強く握るのではなく、ふわっと支える程度に持ちましょう。

ぼくの場合は小指と薬指と中指でロッドを握り、人差し指と親指は握り込まずに添える程度です。

こうすることで手首が使いやすく、細かなアクションもしやすいと感じています。

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可能な限り脱力するのが理想です。

サーフフィネスの釣り方とキモ

ロッドアクションを多用する

サーフフィネスはトゥイッチやジャークを多用し、積極的にルアーを動かします。

ただ巻きのような一定の動きに反応しない魚を誘う意味合いもありますが、最重要視しているのは移動距離を抑えつつ高さのある誘いをすること

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トゥイッチやジャークでルアーをしっかりと持ち上げ、フォールで食わせたいという意図があるんです。

フォールをとにかく大事にしよう

勘の鋭い方ならすでに気付いているかもしれませんが、サーフフィネスの真髄は“フォールの食わせ”にあります

フィッシュイーターにフォールが有効なのは様々な釣りで実証されていますが、それはサーフのフラットフィッシュも同じ。

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巻くだけでは食わない魚も釣っていくことができます!

誘いはゆっくりだけじゃない

フィネスだからと言って、ちょこちょこ小さくゆっくり動かすだけではありません

時にはイワシが逃げるような速いジャークでルアーを動かしたり、速巻きをしたりと、速くて大きな誘いも使います。

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遅い誘いも速い誘いも使い、“そこ”にいる魚に口を使わせるのがサーフフィネスです。

キモは活性と移動距離

ルアーアクションを考える上でのキモは、“活性と移動距離”

もちろん、活性は魚の活性のことで、移動距離はルアーの移動距離のこと。

魚の活性が低ければ低いほど移動距離を抑え、逆に高いと感じた時は移動距離を長くしていくことが重要だと考えています。

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この考えを前提に、次項のロッドアクションをご覧ください。

サーフフィネス的ロッドアクション

ここからはサーフフィネスのロッドアクションを解説していきます。

もちろんただ巻きも有効ですが、それにプラスしてサーフフィネス的なアクションも取り入れてみてください。

ジャーク&フォール

メタルジグのワンピッチジャークのように1ジャーク / ハンドル1回転の動きです。

ルアーを引っ張るというよりも、弾いて飛ばすようにジャークしてください。

SUU

手前に引っ張るのではなく、弾いてしっかり高く跳ね上げましょう。

トゥイッチ&フォール

ジャークよりも優しく、移動距離を抑えるアクションがトゥイッチ。

ぼくは2トゥイッチ / ハンドル1回転くらいの力加減でアクションさせています。

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ジャークよりも移動距離を抑えつつルアーを跳ねさせられるので、より食い渋っている状況にマッチしたアクションです。

シェイキング

ロッドティップを小刻みにシェイクし、ルアーをピリピリと振動させるテクニックです。

ただ巻きでは絶対に演出できないイレギュラーな動きなので、ルアーを見慣れた海域の魚に効果があると感じています。

SUU

フォール中にシェイキングするという応用テクニックもありますよ!

フラットフィッシュはもっと釣れる!

「サーフは釣れないのが当たり前」と言われたりもしますが、サーフフィネスに出会ってからは認識が変わりました。

驚くほどアタリが増えたし、キャッチする魚の数も格段にアップしたからです。

もしサーフフィネスに興味があるという方は、この機会にぜひチャレンジしてみてください。

きっとサーフフィッシングのイメージがガラッと変わるはずですよ!

撮影:Ricordo 鈴木孝寿(SUU)

動画でも解説しています

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