カーメイト INNO ロッドホルダー IF17を購入!
これまで、車にコイルタイプのホルダーを使っていた筆者の相方。
ですが、コイルタイプは、ロッドの据わりが悪く、時に運転の邪魔になっていたこともあり、お世辞にも快適とは言えませんでした……。
今回、車をトヨタのヴォクシーに買い替えたため、車載ロッドホルダーの購入を検討することに。
ロッドのホールド力、見た目、車との適合性などを鑑みて、“カーメイト INNO(イノー) ロッドホルダー IF17”を選びました。
イノー IF17は、カーメイトが製造・販売するロッドホルダーのニューモデルのうちの一つ。
今回は、ロッドホルダーの取り付けの様子や、実際に使ってみたインプレッションをご紹介していきます。
購入時はここに注意!
車やロッドホルダーの種類によって、取り付けに可能かどうかが異なります。車の内寸や、購入するロッドホルダーの適合情報をよく確認したうえでお選びください。
▼初めてのロッドホルダーなら
次項:いざ、組み立てていきましょう!
実際に取り付けてみた!
届いた部品は全部で15個。図解付きの説明書も付属しています。
別に必要となるのは、プラスドライバーと軍手。
完成形はこのような形になります。
部品を車に持ち込む前に、ある程度組み立てられるものをあらかじめ組み立てておくと良いかもしれません。
1:タテフレームを組み立てる
届いた部品の中にはタテフレームが2本入っており、まずこのフレームにクロスホルダーを2個ずつ通してフレームキャップで繋ぎます。
クロスホルダーは、最終的にロッドを固定するための「フロントホルダー」と「リアホルダー」を固定する為に使用する部品です。
2:車のアシストグリップを取り外して……。
車のアシストグリップ(手すり)を取り外し、アシストパイプを取り付けていきます。アシストグリップの取り外し方は車により異なるため、うまく取り外せそうになければ、ディーラーへ確認してみましょう。
ロッドホルダー適合外の車種もあります。前述のとおり、ロッドホルダー購入前に取り付け可否をよく確認しておくと安心です。
取り外した部分に、アシストグリップについていたネジを使用して、アシストパイプを取り付けます。
ネジがグラつく場合や車の壁にパイプが接してしまうのを避けるため、「ステー」に「スペーサー①~③」をかませて調整しましょう。どのスペーサーをいくつ使うかで迷い、少々難儀するかもしれません。
3:ヨコフレームをアシストパイプに取り付ける
先ほど取り付けたアシストパイプに「ヨコフレーム」を取り付けます。ヨコフレームの両端に取り付けられているカバーを外し、フレームのブラケットでパイプを挟みます。
「パッド」を程良い大きさにカットして、ヨコフレームが車の天井に当たる箇所に挟みます。2本目のヨコフレームも同様に取り付け、取り外しておいた黒いカバーを再び被せます。
4:タテフレームとヨコフレームを組んでみた
説明書では、タテフレームにリアホルダーを取り付ける説明が先に来ますが、それをやってしまうと縦横のフレームを組み合わせづらそうです。そこでまず、縦横のフレームを組んでみることに。
冒頭の手順でタテフレームに装着したクロスホルダーのツメを、ヨコフレームの溝に差し込んでレバーを締めます。レバーがきつかったり、ゆるかったりしたらドライバーを使ってネジを回し、調整しましょう。
5:ホルダーをクリップで止めて完成!
ロッドをホールドする箇所となる「フロントホルダー」と「リアホルダー」には、タテフレームに装着させるためのクリップがすでにセットされています。このクリップでタテフレームの外側から固定します。
ホルダーはロッドを支える部位が左右可動式になっており、タテフレームに設置した後に前後のバランスを見て間隔をとりました。実際にロッドをセットして前後の位置関係を見てみる方法もアリでしょう。
これで、ロッドホルダーの取り付けは完了です!
次項:組み立てと実際に使用してみて感じたことは……。
良かった点・悪かった点をそれぞれインプレ
複数のロッドを安全に運べる
ロッドが運転の邪魔になることもなくなり、ロッド同士がぶつかることもなくなったので、複数のロッドを安心して載せて運転することが出来るようになりました。ロッドホルダーに求めた「ホールド力」は合格といったところではないでしょうか。
また、標準で8本のロッドを積み込むことができますが、ホルダーの部品を追加購入して増設することもできるようです。必要に応じて増設できるというのも魅力かもしれません。
利便性も悪くない
ロッドホルダーがあることで、レインウェアをかけたり濡れたものを乾かしたりするのにも使え、着替える際にも大変便利です。ライフジャケットをかけて使うなど、荷物を積み込むスペースの確保にもなっていると感じます。
INNO IF17の最大積載重量は7キログラムまで。その範囲内なら、フレームやパイプがしっかりしているため、たわんでしまう心配もありません。
気になる点を挙げるなら
車種別の説明書があるわけではないため、どれが正解か分からず、迷ってしまう場面が多くありました。
組み立てに慣れていなかったのもあると思いますが、「簡単に取り付けられた」とは言えません。
また、※走行中にカタカタという音が聞こえてくるのも、少し気になる点。
しっかり組み立てられていないのか、はたまたこれが通常なのか、セルフで組み立てから取り付けまで行う商品ゆえの悩みを感じました。
※個人の感想です。「音が気にならない」と言うレビューも見られますので、皆様におかれましては、様々なレビューをご参考にしていただければと思います。
車のスペースが活きる!
コイルタイプのロッドホルダーから一転、しっかりとした造りのロッドホルダーを使ってみて、その利便性は飛躍的に向上したと感じます。
何より、複数のロッドを安全に運べるというのは最大の魅力。車の天井部分のスペースを使うため、その他の部分のスペースが自由になるというのもメリットに思えます。
ロッドホルダーの購入を検討されている釣り人の皆さんの、ご参考になれば幸いです!