マトウダイは高級魚!生態や釣り方、旬やレシピをまとめてみた

2020/02/27 更新

独特の風貌の「マトウダイ」は、全長70cmほどになる深海魚。普段は100〜400mの水深に生息しています。フレンチでは高級食材として扱われている高級魚の生態や釣り方、レシピや旬な時期をご紹介します。

制作者

S.fisher

釣り歴20年以上、バスとソルトルアーをメインに楽しむ元釣具屋。道具の選択から釣り方に至るまで、深く考えながら釣りをするのが好きです。餌釣りに関する知識と経験もあり、幅広い分野の総合知識をもとに情報を発信しています。

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マトウダイについて

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マトウダイは、マトウダイ目マトウダイ科の海水魚です。名前の由来は、馬のような顔つきをしていることから「馬頭鯛」、また体にある大きな斑紋が的に見えることから「的鯛(マトダイ)」との呼び名もあります。

見た目はちょっと変わっていますが、とても美味しい高級魚として扱われています。

生息域と分布

マトウダイ
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マトウダイは、本州中部から東シナ海までに分布。成魚は通常水深100~400メートル程度を生息域としています。

泥底の場所を好み、底から離れて泳ぐことは少ない魚です。

生態

全長70センチ程度まで大きくなるマトウダイ。成長は遅いとされ、4年ほどかけて成熟、40センチ程度まで大きくなるのには10年以上かかるとされています。

行動する時は単独が多く、群れを成すことはあまりありません。

産卵期は2~5月頃で、産卵期になると水深50~100メートル程度まで接岸してくることが知られています。

形態など見た目の特徴

特徴的なのは、呼び名の由来にもなっている顔つきと、体側にある斑紋。

口は大きく伸び、小魚や甲殻類などを吸い込んで捕食します。体側の斑紋は黒く目立ち、白で縁どられているため、他の魚と区別がつけやすいです。

また成長するにしたがって、背びれの先端が糸状に長く伸びる特徴もあります。

地方での呼び名

マトウダイは、その特徴的な見た目から、全国で様々な呼び名が付いています。例えば山形県や新潟県などにおける「カネタタキ」は、横から見た時に銅鑼に見えることから、鳥取県での呼び名「ツキノワ」や愛媛県における「モンダイ」はその特徴的な斑紋からその呼び名が付いたようです。

マトウダイの地方名の例
・カネタタキ(山形県、新潟県、愛媛県)
・クルマダイ(富山県)
・ツキノワ(鳥取県)
・モンダイ(愛媛県)
・オオバ(山口県)

フレンチの高級食材

出典:photoAC
マトウダイは知る人ぞ知るフレンチの高級食材。近年、日本でもその味が注目されるようになり、市場価格が上昇している魚です。

身はコクと旨味のある上品な白身で、生食でも加熱しても美味しく食べられます。一度味わうと病みつきになってしまう、そんな魅力がマトウダイにはあります。

マトウダイの旬の時期

マトウダイの旬は、12~5月頃にかけて。産卵のため体に栄養を蓄えるこの時期が旬で、特に旬の早期のマトウダイは絶品です。

旬を過ぎると体力回復のために餌を活発に捕食するので釣りやすくなりますが、味はちょっと落ちてしまいます。

マトウダイのレシピ

マトウダイは生食でも加熱しても美味しく食べられます。頭から尾まで美味しく食べられ、身はヒラメ、肝はカワハギに匹敵するという人も。

ここではマトウダイのレシピをまとめました。

ムニエル

フレンチで定番となっているムニエル。皮目に包丁を入れ、皮をパリッと焼くのが調理のポイント。

下味に塩コショウをし、ニンニクで軽く味や香り付けをして、焼いて出たエキスにミニトマトやバジルのソースを和え、添えて食べると絶品です。

フライ

マトウダイのフライはフワッとした食感がたまりません。少し高温の油で揚げて、衣をサクッと、身はふんわりとなるように調理しましょう。

揚げたてにお好みで醤油やタルタルソースをかけて召し上がってみてください。

昆布締め

刺身とは一味違った味わいを楽しめる昆布締め。

作り方は、身に軽く塩を振り、冷蔵庫で10分ほど寝かせた後、塩を洗い流して水気を切ります。その後身を昆布に挟み込んだらラップで包み、冷蔵庫で4~5時間寝かせたら完成です。

塩焼き

シンプルな塩焼きでもマトウダイは美味しく食べられます。調理のポイントは、あらかじめ塩を振って、にじみ出た余分な水分を拭きとってから焼くこと。

マトウダイは小骨が少ないので、とても食べやすいです。

煮付け

どの調理法よりも身がほぐれやすく、頭から尾まで余さず食べられる煮付け。醤油・酒・みりん・砂糖の煮汁で、15~20分ほど煮てみましょう。

ネギやショウガと一緒に煮るのもおすすめです。

マトウダイの釣り方

美味しいにも関わらず、泳がせ釣りで外道扱いされているマトウダイ。船でヒラメの泳がせ釣りをしていると釣れることが多い魚です。

他にもオキアミを使ったコマセ釣り、エビ餌を使用したひとつテンヤ、メタルジグを使ったジギングをしていると釣れることがあります。

釣りの時期

マトウダイは、通常水深100~400メートルの深海に生息していることが多いですが、産卵期の冬から春にかけて浅場に移動してきます。地域によっても変わりますが、12~3月にかけてが釣りのベストシーズンです。

泳がせ釣り

マトウダイの泳がせ釣りでは、活きイワシを使うのが定番。他にアジを使っても釣ることが出来ます。海底付近を回遊し、海底の餌を捕食する魚なので、底スレスレのタナを狙うのがポイント。

マトウダイは餌を丸呑みするので、アタリがあったらじっくりと待ち、しっかり食い込ませてスッポ抜けがないようにアワセを入れるようにしましょう。

マトウダイを狙ってみよう

出典:ダイワ
見た目で敬遠されることもあるマトウダイですが、その味は絶品であること間違いなし。単独行動が多いマトウダイは、狙って釣れることはあまりないとも言われています。

釣れたら貴重なので、ぜひ持ち帰ってご紹介したレシピで召し上がってみてください。

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