船長が語るジギングのトラブル対策|これで「釣れない」から脱出だ

2019/12/03 更新

釣りをしていると、大なり小なり様々なトラブルに見舞われることもしばしば。特に初心者の方はトラブルに見舞われることも多く、当記事ではジギング初心者によくあるトラブルとその対策法について紹介していきます。


アイキャッチ画像提供:岩室拓弥

トラブル減で釣果アップ!

釣りをしていると様々なトラブルが付きまといます。

トラブルが頻発してモチベーションが下がったり、時合いを逃してしまったり……。なんて経験をした方も少なくないと思います。

トラブルを如何に少なくできるかで釣果も大きく変わってくるので、そのメカニズムと対策法をしっかり理解しておきましょう!

おまつり

オフショアでの代表的なトラブルの1つが「おまつり」。

簡単に解消できるときもありますが、複雑に絡まってPE本線から切断しなければいけないことも。

そうなれば大きなタイムロスに繋がってしまうのは言うまでもありません。

対策法

「おまつり」が頻繁に発生する場合は、以下の点に気を付けると軽減することができます。

①隣の人とジグのウェイトを合わせる。

②なるべく抵抗の少ないジグ(ロング or セミロング系)を使用する。

③ラインに角度が付きすぎたら(ジグが流されすぎたら)、一旦回収する。

④自分のライン、人のライン角度をよく観察して釣りをする。

「おまつりしそうだな」と感じたら、多少面倒でも一旦ジグを回収してトラブルを未然に防ぐように心がけましょう。


エビ(フック絡み)

これも「おまつり」同様、オフショアではよくあるトラブルの1つです。

トラブルと言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、じつはエビは釣果にはかなり大きな影響を及ぼします。

魚探に良い反応が映っている状況や、魚がルアーを追っているときにエビってしまうと、せっかくのヒットチャンスをフイにすることに。

エビを解くための回収が発生し、釣りの効率も大幅にダウンしてしまいます。

対策法

頭側のフロントフックとお尻側のリアフックがありますが、基本的にラインが絡まるのはリアフックです。

そのため、リアフックを外せばエビが起こることはほぼありません。しかし、対象魚によってはリアフックが不可欠なことも。

リアフックを必要とする魚がターゲットの場合は、

①フックが絡みにくいジグとフックの組み合わせを選ぶ。

②ショートジャークなどのピッチの早いアクションを避ける。

③ジグが真下に落ちていく場合は、キャストして斜め引きでアクションさせる。

上記の工夫をすることで、ある程度エビを解消することができます。

リング抜け

本記事を読まれている方の中にも、「魚とファイトしていたらジグが外れて帰ってきた……」という経験をした方もいるのではないでしょうか。

言うまでもなく、釣果がマイナス1ですよね。

対策法

対策法としては単純明快で、ルアーを結束する際にスプリットリングが開いていないか確認してください。

何度も開閉を繰り返したり、過度な力を加えるとリングの鋼線に隙間が生じるので気を付けましょう。

話が少し逸れますが、ラインをスプリットリングに結んでいる方をしばしば見受けますが、これは絶対にやめましょう。

スプリットリングにラインを結ぶと、結束部が鋼線の隙間に入り込んで抜けてしまうリスクが高まります。

そのため、ラインは必ずソリッドリングに結ぶようにしてくださいね。

高切れ

高切れとは、ジグの結束部ではなくPE本線が切れるトラブルのことを指します。

根掛かりを起こしてもルアーの結束部から切れた場合は、すぐに現場復帰することが可能です。

しかし、高切れを起こしてしまうとリーダーを組み直さなければならないため、大幅なタイムロスが発生してしまいます。

最悪の場合だと何十メートルもPEラインを消費してしまい、糸の残量が足りなくなって釣りが成立しなくなる恐れもあります。

対策法

PEラインの引っ張り強度よりリーダーの引張り強度が勝っていれば、高切れを起こしやすくなるので、リーダーの強度がPEラインを上回らないようにしましょう。

例えば、PEが20ポンドの場合は16ポンドのリーダーを組むなど、PEよりも1~2ランク強度が低いリーダーを組みます。

そうすれば根掛かりしても、ほとんどルアーの結束部から切れるので、すぐに釣りを再開することが可能です。

他にも、PEラインに傷が入っていたり、リーダーとの結束強度が低かったりすると高切れの原因になります。

強度が十分に保たれるノットでラインシステムを組んで、ラインの傷を定期的にチェックすることを習慣づけてください。

たまに、サワラやフグ、タチウオなどにPEを噛み切られてしまうこともありますが、これはどうしようもありません(笑)


バックラッシュ

これは太号数のリーダーを使用する際によく起こるトラブルです。

スピニングリールのベールを開いたときにリーダーが暴発して複雑に絡み合うため、最悪の場合はシステムの組み直しを強いられます。

対策法

太号数のリーダーは硬くて馴染みにくいため、リーダーを引っ張って巻きグセを取ることでトラブルのリスクを軽減することができます。

また、リーダーを長くすればするぼどバックラッシュのリスクは高まるので、リーダーの長さは3メートル程度に留めておきましょう。

そうすればバックラッシュのリスクは大幅に軽減されて、仮にバックラッシュを起こした場合でも軽傷で済みます。

根ズレを嫌ってリーダーを5メートル以上取る方もいますが、3メートルでも5メートルでも根ズレによるラインブレイクのリスクはさほど変わりません。

他にも、スプールに手を添えてラインの放出を抑えることでバックラッシュを防ぐこともできます。

リーダーが暴発するのはベールを開けた瞬間なので、ジグを投入するときや、魚を取り込んでベールを開けるときは手を添えるように心掛けておくとよいでしょう。

目指せ、トラブルレス!

以上が私がガイドしているときに、ジギング初心者の方によく起こるトラブル&対策方法です。

情報過多な時代ゆえに、ジグやカラーの交換ばかりに気を取られがちですが、トラブルを無くして実釣時間を長くすることが釣果アップへの一番の近道です。

無駄な時間を無くせば自ずと釣果も伸びるはずですので、まずはトラブルを無くすことを心掛けるようにしましょう!
画像提供:岩室拓弥

筆者の紹介


岩室拓弥
釣具店・釣具メーカー勤務を経て、現在は福岡市東区箱崎港から出船している遊漁船「エル・クルーズ」の船長。

職業柄オフショアがメインとなっているが、元々は陸っぱりがメインでメバリング・エギングなど様々な釣りの経験も豊富なマルチアングラー。

遊漁船 エル・クルーズHP

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岩室拓弥
岩室拓弥

釣具店・釣具メーカー勤務を経て、現在は福岡市東区箱崎港から出船している遊漁船「エル・クルーズ」の船長。職業柄オフショアがメインとなっているが、元々は陸っぱりがメインでメバリング・エギングなど様々な釣りの経験も豊富なマルチアングラー。

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