バチパターンを経験してみたい
今日は定期的に行われる会議の日。 またまたとんでもない企画が突拍子もなく発動されました。
そもそもバチパターンって?
バチとは、釣り餌としてお馴染みのイソメなどといった多毛類の虫くんたち。
春頃の潮の大きく下げていくタイミングで、底から抜けて繁殖行為を行います。
この抜け出たバチをシーバスなどが活発に捕食し、バチをイミテートさせたルアーに食いつく……いわゆる“パターン”が成立するという仕組みです。
強制的にバチパターンを発動させる
今回の企画は‥…バチが抜けないなら、バチを撒いて強制的にパターンに持ち込むという力技。
果たして思い描く状況を作り上げ、メインターゲットであるシーバスを釣り上げることは出来るのでしょうか!?
どういった結末になるか、読者のみなさんも予想してみて下さい。
バチを用意
まずは、本日の主役であるイソメを釣具屋さんで購入します。
どれほど必要なのか分かりませんでしたが、一回で撒いてしまい強制終了を余儀なくされないよう40グラムを7セット用意。
金額にして約2,000円程度でした。
試しに撒いてみた
早速撒いてみました!
着水したバチは遊泳力はほとんどないものの、体をうねらせながらスローに沈下していきます。
これは活性も上がり、ボイルが見られるのでは!? 期待で胸が高鳴ります。
メバル出現
バチを撒いて約10分経過したころ、ゴロタの隙間からメバルが湧いてきました!
断定は出来ませんが、撒いたバチが生命感の無かった海に魚を呼んでくれたのかも知れません。
試しにルアーを投げてみる
バチが落ちたボトム付近をジグヘッド+ワームの定番リグで探っていると、一投目から20センチ越えのメバルをキャッチ!
潮のタイミングなど様々な要因があると思いますが、バチ撒き効果を感じられる一匹でした。
メインターゲット出現
海中の様子を伺いながら、10分間隔でバチを撒いていきます。
すると……本命であるシーバスが足元に! いよいよこの旅のラスボスに挑む時間がやってきました。
バチパターンの実績ルアーを投入!
バチパターンに高実績! と聞いて購入したルアーを足元の明暗部にキャスト。
ほとんど泳がないルアーなので、潮の流れに漂わせ微波動でアプローチしました。
しかし足元のシーバスはボトム付近を遊泳しており、ルアーの射程である表層には見向きもしません。
余りに反応をしないので
ルアーに反応しないなら、残りのイソメを針につけてやる……!
ということで、オモリとフックのブッコミスタイルでボトムレンジへアプローチ。
何度も試しましたが、本命のアタリはありません。
我慢できずに海中を照らしてみると、シーバスはゴカイを見つめたまま一定の距離を保っている状態。そのまま去っていきました……。
見事に敗北
ゴカイを一定間隔で海に撒いてみましたが、ボイルは一切発生せず。
結果から見て、バチパターンに持ち込むことはできませんでした。
ですが、実感したことがあります。
ものすごく“重要なコト”を再認識した
今回の企画を通し、マッチザベイトの重要性を再認識した気がします。
普段からベイトフィッシュを捕食しているシーバスは、ゴカイを撒いても反応しませんでした。
しかし、帰り際にスピンテールジグを投げてみたところ……ルアーを追いかける姿が確認できたのです。
1回の検証で判断はしづらく、魚のみぞ知ることではありますが、“ベイトに合わせたルアー選び”は重要ということではないでしょうか?