メンタルを強化しよう!

バストーナメントや釣り対決を見ていると「ペースが乱れた」「キャストが決まらない」など、釣らなくてはいけない焦りから、どんどん悪い方向へといってしまうようなシーンを目にしたりしますよね。
一般の釣り人も同じで、第一投目から数投目までは保てていたモチベーションも、状況や釣果によっては低下してしまうものです。釣れない時間が長く続いたとき、精神的にあまり良くない変化が現れた経験はありませんか?
しかし、そんな時こそ平常心を失ってはいけません。今回は、心が折れそうな状況に出会ってしまった時の対処法、考え方をご紹介いたします!
先行者(釣り人)がいっぱいだ!

どこもかしこも人だらけ。人であふれかえる釣り場。朝マズメでも先行者。そんな経験がある人は少なくないのではないでしょうか。釣り人が大勢の状況を見て、アナタは「釣れそうにないな」とすぐに諦めモードになってしまうかもしれません。
はじめから先行者は居ないものだと考える

例えば、ポイントを変えて、そこに誰もいなければ釣れる気がしますよね。必然的に集中力も高まり、丁寧にアプローチしようと思えます。そして結果的に釣れるというシーンもあったのではないでしょうか?
でも実際には、そのポイントは少し前に誰かが打って行ったポイントの可能性もあります。

実際の所、先行者がいても、ルアーやキャストするポイントが違えば、釣れる可能性は大いにあります。先行者がいても諦めず、誰もいないときと同じように、自分の釣りを丁寧に試みる価値は大いにあります。
釣れない情報しかない死のフィールドだ!

関東一釣れないダム、超難関リバー……。いかにも釣れないといった噂のフィールドは沢山あります。「みんなが釣れないと言っているから」と、負のイメージを持ったまま釣りに臨めば、もちろん釣果にも悪影響をきたします。
先入観を捨てる

釣れない先入観は、アナタの釣りを弱く、雑にしてしまうはずです。いつもなら大きいルアーを選ぶはずが、極端に小さいルアーを選択したり、いつもなら丁寧に誘うところを、すぐさま回収してしまったり、水質が極端に濁っているのにもかかわらず、魚に気づかれないような地味なルアーを選択してしまったという経験はありませんか?

始めから釣れないと思って釣りに臨むと、「釣れる」と期待するフィールドでは気をつけられる些細なことも、ないがしろになってしまうものです。
「釣れない」イメージを持ったままでは、釣れる魚も釣れなくなってしまいます。常に「釣れる!」という前向きな姿勢で挑むことが重要です。
メンタルを支えるモノ
心身一体という言葉があるように、心は体や外的な要因に左右される事もしばしば。メンタルをもっと強化する為に、以下の点にも気を付けてみましょう。
健康な体・万全の体調で挑む

健全なる精神は健全なる身体に宿ります。釣り後半に疲れ果てて、どうせ釣れないと思ってしまったら、ポイント移動どころか、キャスト一投すらも億劫になってしまうかもしれません。釣れると思って進む人こそ、結果的に魚を釣り上げることができるのです。

疲れにくい体は、規則正しい生活や偏りのない食事、運動など、日々の健康管理から作られます。仕事などで忙しかったり、精神的なストレスがあったりすると睡眠時間の確保が難しい場合があります。
また、食べ過ぎ・飲み過ぎによって内臓への負担が増したり、栄養不足に陥ることも。
デスクワークが主で、車や電車、エレベーターなどの利用が殆どという人なら、運動不足にも気をつけなければならないでしょう。体調を万全に整えれば、折れない心も保ちやすくなるものです。
最高の装備で挑む

いくら精神が強くても、レインコートなしで雨の釣りや、防寒着なしで冬の釣りに挑むというのも厳しいですよね。気候や天候など、外的環境はメンタルに影響する要因のひとつです。

厳しい環境下でも魚を沢山釣りたければ、まずタックルよりもウェアのグレードを上げてみましょう。暑さ・寒さなどを凌ぐことができれば、高い集中力を保つことが出来ます。
心強き釣り人であれ!

どこもかしこも釣り人だらけで魚が釣れない。1日の終わりが近づけば近づくほど焦燥感が増し、キャストがアバウトになったり、アクションが雑になったりしてしまうのかもしれません。しかし、最後まで諦めない釣り人こそ、魚を手にできるはずです。メンタル強化で良い1日を手に入れちゃいましょう!
