ショア真鯛の季節が到来
長かった寒い冬も終わりに近づき、もう1ヶ月もすれば暖かい春の到来です。そんな春を迎えるにあたって、釣り人の皆さんに朗報があります。
なんと春は、岸から真鯛を狙える最大のチャンスなんです! 今回はショア真鯛の釣り方を解説します。
なぜ、春に真鯛が釣れるのか?
普段は沖の深い場所にいるマダイですが、春の産卵期が近づくと浅場に移動するため、ショアからでも狙えるのです。
そして、産卵前の荒食いをすることもあり、1年でもっとも釣りやすく、そして大型も出やすい時期なのです!
真鯛ポイントの”3原則”
マダイ釣りは、「ポイント選びがすべて」といっても過言ではありません。
“○○堤防の東向き先端”というように、釣れる場所がピンスポットであることも多いのです。そこで、真鯛ポイントの3原則を紹介します。
水深が深い
いくら岸に寄ってくるといっても、水深が浅すぎるところには真鯛は入りません。水深が10メートルほどあるような場所を選びましょう。
沖に伸びた堤防や沖堤防は水深が深いところが多く、ショア真鯛の一級ポイントです。
潮通しがいい
真鯛を狙う上で絶対に外せないのが、潮通しのよさ。必ず潮がしっかりと流れる場所を選んでください。
具体的な場所で言えば、堤防の先端部分の外向きといったポイントが該当します。
磯と砂地が混じるとベスト
真鯛は磯魚のように思われるかもしれませんが、彼らは“生粋の磯好き”ではありません。
純粋な磯場ではなく、砂地に磯が混じる場所や、岩礁地帯に点在する砂地のような場所を好みます。サーフからの投げ釣りでも狙えるほど、実は砂地が好きな魚なのです。
ショア真鯛の釣り方
ショア真鯛と一言にいっても、エサとルアーのどちらでも釣れますし、地域によっては特殊な釣り方もあります。
ここでは、マダイ釣りの基本となる3つの釣り方をご紹介します。
ショアタイラバ
近年の真鯛釣りシーンで、絶大な人気を誇るタイラバ。本来はオフショアでの釣り方ですが、実はショアでのタイラバも流行しているのです。
軽いオフショア用のタイラバを流用することもできますが、最近はショア専用の「ショアラバ」も発売されています。
▼ショアタイラバを特集した記事です
ショアジギング
一般的には青物を狙う釣り方ですが、小魚を捕食している真鯛を釣るのにとても有効な釣法です。
メタルジグを激しく飛ばさずに、 フォールを主体とした「ショアスロー」がおすすめ。木の葉型のスロー系ジグか、小粒のタングステン素材のジグを選んでみてください。
▼ショアスローを特集した記事です
カゴ釣り
餌釣りでショア真鯛を狙うなら、カゴ釣りが王道です。重いコマセカゴを使うため、深いタナでも確実にコマセと刺しエサが同調します。
投げサビキの延長のような釣り方なので、ビギナーにもおすすめ。サビキとは異なり、アミエビではなくオキアミをエサに用います。
ハヤブサ ひとっ跳び 天秤カゴ釣り リアルアミエビ&カラ鈎 2本
ハリス:2~4号
幹糸:2~4号
袋入り数:2本鈎1セット
全長:1m
▼カゴ釣りを特集した記事です
ショアから真鯛を狙おう!
船釣りや沖磯のイメージが強い真鯛。しかし、それがショアから狙えるとなれば、行かない理由が見つかりません。
一気にラインを引き出すファーストランと、ロッドを激しく叩くファイトを味わうと、真鯛の虜になること間違いなしですよ!