ショアスローってどんな釣り?
ソルトゲームで大人気のショアジギング。現在注目を集めているのが「ショアスロー」なるテクニックです。オフショアのスロージギングのメソッドをショアジギングでアレンジした新たな釣法になります。今回はショアスローの基礎知識とおすすめのジグをご紹介します。
ショアスローの魅力
新しいメソッドや釣法が生み出されてもなかなか踏み出せない……。そんなアングラーも多いのではないでしょうか。ここでは、ショアスローの魅力をご紹介します。
魚種を選ばない
ショアジギングでメインターゲットとなる青物はもちろん、ハタ類などの根魚、コチやヒラメまで、あらゆる魚種が狙えるのもショアスローの魅力の一つといえるでしょう。
低活性時に強い
潮が動かない時や天候などの状況で魚の活性は変化します。オフショアのスローピッチジャーク同様、魚が低活性時に特に有効になるのがショアスローの特性です。フィールドの状況や魚の活性に合わせて引き出しとしてマスターしておくと心強いテクニックですね。
ショアスローの基本的なやり方
ショアスローのやり方はメタルジグを着底させたら、ゆっくりと3~5回ジャークを入れてフォール、このアクションを繰り返します。派手にしゃくりを入れる必要はありません。アタリはフォール中に多いので、特に集中しましょう。
食わせるフォール
カーブフォールはアタリを感じやすい反面、ジグの姿勢が崩れやすくなり、フリーフォールは自然なアクションを出せる反面、アタリが取りづらくなります。ロッド操作でメタルジグを送り込むようにフォールをさせるテンションフォールがおすすめです。
ショアスロータックルの選び方
ショアスローを始める上で、従来のショアジギングタックルや、ライトショアジギングを流用してもいいでしょう。ただし、フォールのアタリを取りやすいティップの柔らかいショアスロー専用のロッドがおすすめです。リールは3000番前後で良いでしょう。
ショアスローにおすすめのメタルジグ
ショアスローゲームにおいてメタルジグのフォール姿勢が釣果を大きく左右すると言われています。ショアスロー専用のおすすめメタルジグをご紹介します。
メジャークラフト ジグパラ ショアスロー JPSLOW
コストパフォーマンス抜群のソルト用メタルジグです。ジグパラシリーズは価格が安価なので、ショアスロージギングに初めて挑戦する方にはぴったりのアイテムです。
アングラーズリパブリック ゼッツ スローブラットキャスト オーバル
オーバルな扁平形状が印象的なメタルジグです。独特の形状は通常のメタルジグに比べてフォールスピードが圧倒的に遅く、フィールドやターゲットを選ばずに活躍します。
シマノ コルトスナイパーワンダーフォール 40g
シマノの人気シリーズのメタルジグです。アピール力の強いフラッシングアクションはもちろん、コンパクトなサイズ感なので強い遠投力も期待できます。
下田漁具 ゼスタ スロービー 20g
ショアスローに特化したメタルジグです。水深の浅いショアジギングに対応するために、横方向への細かいアクションに焦点をおいたアイテムになっています。
アブガルシア ショアスキッドジグ 30g
2wayで使えるメタルジグです。振り子のようなフォールと左右に動くリーリングの2wayアクションはたくさんのターゲットの釣果実績があります。
ショアスローの根掛かり対策
ショアスローでつきまとう悩みはズバリ「根掛かり」です。せっかくの専用ジグを揃えても根掛かりでロストをしてしまうとショックも大きいですね。ここではできる限り根掛かりを回避する方法をご紹介します。
カウントをして水深を知る
よく行くポイントでは、水深や地形を掴んでいる事もあると思います。しかし初めて行くポイントでは、しっかりとカウントを取り、どのくらい水深があるかを把握する必要があります。フォール中にカウントを取り、道糸がたわんだら着底の合図です。
着底ギリギリでリフトさせる
キャスト後、カウントを取り着底する寸前でしゃくりを入れてジグをリフトさせます。特に根の多いポイントでは役立つテクニックになりますので是非試してみてください。
根の少ないサーフで試してみる
根掛かりのリスクが比較的少ない砂泥底のポイントで試してみるのもいいでしょう。ヒラメやマゴチも狙えるターゲットなので、サーフからのショアスローゲームはおすすめです。
ショアスローにチャレンジしてみよう
ショアスロージギングは活性が低く、高速で泳ぐジグを追いきれない魚を釣る為の有効なテクニックです。従来のショアジギングで釣れない時、一つの引き出しとしてマスターしておきたいですね。
Master Shore Throw Jigging!
ショアスロージギングをマスターしよう!