レアリスバズベイトについて
デュオから発売されているレアリスエムラインバズベイト。アメリカでも高い評価を得ているレアリスクランクに続き、村田基氏プロデュースの第2作目のルアーです。
レアリスバズベイトの特徴
後方重心による飛距離
ウエイトを後ろにずらした後方重心に設計することで、バズベイトの弱点であった、飛距離とキャスタビリティーを克服。
村田基氏のキャスティングでは、バズベイトとしては驚異の50メートルの飛距離をたたき出しています。
極細アームによるバイブレーション
一般的なバズベイトに比べて、極端に細いアームを採用。ペラの振動がヘッドに伝わりやすくなるため、ヘッドとスカートが激しくバイブレーションしてバスをひきつけます。
掛かりしろの大きなフック
針の掛かりしろを大きくとるために、ペラからフックまでの距離を長く設計。
さらに、ヘッド前部のワイヤーを下方向に曲げてフックポイントを下げたことで、バズベイトの短所であったフッキング率を向上させています。
レアリスバズベイトの編集部インプレ
さまざまなバズベイトを試したものの、けっきょく某有名バズベイトに落ち着いている編集部が、レアリスバズベイトをインプレ。霞ヶ浦水系での2回の実釣を踏まえて、本音でお伝えします!
たしかにぶっ飛ぶ
飛ぶといわれたバズベイトもいろいろと試してきましたが、正直なところ「どれも同レベル」。レアリスバズベイトにも期待はしていませんでした。
ところが、1投目に「これは飛ぶわ!」と直感。タックルが旧式のため、50メートルには及びませんが、最新式のものならば到達しそうです。
なによりも、飛距離の恩恵として得られる、バックラッシュの少なさとキャスト精度の向上が、最大のメリットに感じました。
多彩なサウンド
高速巻きでは「キュルキュル」という甲高い音を、低速では「コトコト」とあまい音を奏でます。
実釣に投入するまでに“慣らし”を行うのが、バズベイトの常でしたが、レアリスバズベイトはパッケージから取り出してすぐに使えるでしょう。
高速巻きでも低速巻きでも釣果を得ることができたため、どちらの音もバスに対して効果的だと思います。
左にカーブする軌道
リトリーブをした際に、ペラの反トルク作用によってカーブした軌道で泳ぐのがバズベイトの特徴。レアリスバズベイトも同じく、釣人から向かって左方向に曲がりながら泳ぎます。
大型のペラが付いている影響か、一般的なものに比べ、カーブが強いような印象を受けました。しかし、「バズは曲がってこそバズだ」と考える編集部的には、最高の軌道。
左側のショアラインを流す際は“岸ベタ”で攻められ、障害物に対してタイトなアプローチができます。立ち位置を工夫することで、とくにオカッパリでは強力な武器だと感じました。
驚異のフッキング率
2回の実釣で2バイトを得ましたが、なんと、その両方をキャッチすることができました。フッキング率が低いバズベイトなだけに、感心せざるをえません。
強度も高そうだ!
極細のアームを使用しているため、強度が気がかりでした。45センチを抜きあげた際にアームが曲がってしまいましたが、手で曲げなおすと元の状態に。その後40センチを抜いているため、強度に問題はなさそうです。
手で曲げなおしても元通りにならないワイヤーベイトが多いのに対し、レアリスバズベイトは“曲げなおせば綺麗に元通りになる”ことが印象的でした。
最高のバズベイトだ!
「バズベイトはどれも一緒だな」と感じている方も多いのではないでしょうか。そんな方に強くおすすめしたいレアリスバズベイト。きっとそのパフォーマンスに驚かされるはずです。