ヘビキャロ向けロッドについて

ヘビキャロロッドとは、1/2オンス(14グラム)以上の重たいシンカーを使用した、キャロライナリグを扱うのに適したスペックのロッド。昨今、琵琶湖などの大規模フィールドで、沖のウィードエリアなどを狙うヘビキャロが流行しており、少しでも遠くのポイントに到達させるために、遠投性の高いロッドが注目されています。
ヘビキャロとは
キャロライナーリグ(サウス・キャロライナリグ)の、シンカーを1/2オンス(14グラム)以上と重たくリグ。重たいことで飛距離が稼げる他に、素早くボトムを探れるなどの特徴があります。
▼キャロライナリグを紹介している記事です。
ロッドに必要なスペック
琵琶湖などのビッグレイクでオカッパリから、沖のブレイクラインまでヘビキャロを遠投するには、少々特殊なスペックが必要になります。長さ、パワー、適合ウエイト、テーパーなど、各スペックをご紹介します。
7フィート以上の長さ

長さは、7フィート以上のロッドを使用するのが良いでしょう。沖のブレイクラインまでしっかり遠投するためには、ある程度の長さでしっかりキャストする必要があり、遠く離れたポイントでのバイトをフッキングさせるストロークを確保するためです。
MH以上の硬さ

硬さは、MH(ミディアムヘビー)~XH(エクストラヘビー)クラスのパワーが必要になります。1/2オンス(14グラム)以上の重いシンカーをフルキャストするためには、パワーを持ち合わせたロッドでないと対応できません。また、分厚いウィードと一緒に、バスを引き抜くこともあります。
1オンス以上の適合ウエイト
適合ウエイトは、1オンス(28グラム)以上を扱えるものが良いでしょう。フルキャストを安心して続けるには、適合ウエイトに余裕のあるロッドを選択する必要があります。もう少し飛距離が欲しいと思っても適合ウエイトが低いことで、遠くまでキャストできないこともあります。
ファーストテーパー
ファーストテーパーとは、ロッドに負荷をかけた際にティップに近い部分が曲がりベンディングカーブを描くロッドです。ティップには、高弾性のカーボンが使用されているものであれば、キャスト時の反発力が作用して、飛距離を大きく伸ばせる利点があります。
おすすめ7選
さまざまなメーカーが発売するバスロッドの中から、ヘビキャロを遠投するのにレングス、パワー、適合ウエイト、テーパーなどが最適なロッドを9選ご紹介します。お気に入りのメーカーやブランド、ご予算など、ご自身に合ったロッドを選んでみてください。
ダイワ ブレイゾン C72H-2
ダイワ ブラックレーベル 721H+FB
ダイワ スティーズ C70H-SV・ST FURY
ダイワ リベリオン 701HXB-ST
シマノ エクスプライド 1711XH
シマノ ポイズンアドレナ 172H
シマノ ワールドシャウラ 1703R-2
アブガルシア ホーネットスティンガープラス HSPC-722H MGS
ダイワ ブラックレーベル トラベル C73H-5
意外なロッドを流用する

ヘビキャロを扱うのに必要なスペックを満たすロッドは、バスロッドの中からでは見つけにくいこともあります。スタイルを気にしない方で、性能重視の方であれば、他ジャンルからのロッド流用もひとつの手です。購入時に検討されてみてはいかがでしょうか。
シーバスロッド
シーバスロッドの多くは、8~9フィート以上のレングスがあり、適合ルアーウェイトもヘビキャロに適しているモデルがあります。しかし、ロッド自体が長いので、取り回しが難しく、一日中投げていると疲れてしまう可能性があります。
ダイワ ラテオ 89MLB
▼シーバス用ベイトロッドを紹介している記事です。
ロックフィッシュロッド
ロックフィッシュロッドの流用も可能です。根にも潜ろうとするパワーのある魚を、引き剥がすことができる強靭さを持っています。しかし、レングスの短いモデルやスローテーパーのものが多く、飛距離を出しにくいことがあるので注意が必要です。
シマノ ハードロッカー SS B810MH+
▼ロックフィッシュ用ベイトロッドを紹介している記事です。
ヘビキャロ対応ロッドで一日中投げ尽くそう
琵琶湖のようなビックレイクで、沖のウィードエリアにアプローチするスタイル。昨今、人気が上昇していることから、一度は体験してみたいと考える方も多いのではないでしょうか。スペックの合ったヘビキャロ対応のロッドを手に、夕暮れまで投げ尽くしませんか。




