ビークロールスイマーについて
ビークロールスイマーは、ジャッカルから発売されているスイミングジグ。トップトーナメンターの西村嘉高氏の持つ理論を徹底的に詰め込み、シャローカバーやブッシュ周りをスイミングジグで攻める”ブッシュクローリング”メソッドに特化させたジグとなっています。
そのため、ウェイトが変わっても巻きスピードや巻き心地、シルエットが変わらないタングステンヘッドや、スイミングバランスの乱れの原因となる水流の抵抗を極限まで抑えるワイヤーガードなど、”巻く”ことに特化させて設計されています。
ビークロールスイマーのラインナップ
ビークルースイマーは、3/16オンス、1/4オンス3/8オンスの3タイプがラインアップされています。しかし、樹脂タングステンの製法のヘッドによって、ウエイトは違っても3サイズすべてシルエットは同じになっているのが特徴です。それによって同じ巻きスピードと同じ巻き心地をキープしたまま、ウエイト別にアプローチするレンジを変更することができます。ここではそんなビークロールスイマーのラインナップを詳しくご紹介します。
ビークロールスイマー 3/16oz
水面から0.1~0.8メートルくらいの表層を狙うときに向いています。ウエイトが軽いため、スローリトリーブでも一定のレンジをキープできるため、通常のリトリーブでは追いきれないようなバスを誘い出したい時にも有効です。
ビークロールスイマー 1/4oz
水面から0.3~1.3メートルくらいのレンジを狙う場合に向いています。1/4オンス(7グラム)は場所を選ばずに万能に対応できるため、一つは持っておきたいサイズです。
ビークロールスイマー 3/8oz
水面から0.5~1.8メートルくらいのレンジを狙う場合に向いています。ウエイトが重いため、ロングキャストで飛距離を稼ぎたい時にも有効です。
ビークロールスイマーにマッチするトレーラー
ビークロールスイマーは、スイムジグなので巻物として使用することを前提に設計されています。ビークロールスイマーのトレーラーとして開発されたワームもありますが、それ以外にも多くのワームにマッチします。巻物として使うリグですので、リーリングでロールアクションを起こすことができるシャッドテールワームとの相性がよいです。ここではそんなビークロールスイマーにおすすめなトレーラーをご紹介します。
ビークロールフラッパー 3.8
ビークロールフラッパーは、ビークロールスイマーのトレーラーとして開発されたフラップアーム型クローワームなので相性は抜群。ビークロールスイマーとフラッパーの組み合わせは水噛みがよく、しっかりと動いてくれるので、食わせのアクションでバスを誘ってくれます。
リズムウェーブ 3.8
強すぎず弱すぎずの絶妙なナチュラルアクションを発生させるシャッドテール。幅広い速度域できっちりと泳いでくれる設計のため、デッドスローで巻いてもしっかりとアクションをします。カバー回りなどを丁寧に探りたい時にも効果的です。
ビークロールスイマーの使い方
ビークロールスイマーは基本的にはスイミングで使うため、釣り方は非常にシンプル。シンプルゆえに、一定のスピードでのリーリングやレンジの把握など、1つ1つの操作を正確に行えるかで釣果に差が出る釣りですので、丁寧な釣りを心掛けることが大切です。
また、ビークロールスイマーは「ブッシュクローリング」に特化させたリグなので、シャローカバーやブッシュ周りをスイミングジグで積極的に攻めることができます。ここでは、そんなビークロールスイマーの使い方の一例をご紹介します。是非参考にしてみてください。
①ロングキャスト
スイムジグはピンポイントを探るのではなく巻物として使う事を前提としているため、ロングキャストをすることによってより広範囲をサーチすることができ、バスと出会う確率を上げる事ができます。また、カバーなどが無く狙うポイントを絞りにくい場合ほどロングキャストが有効になります。
②着水直後からリーリングし、カーブフォールさせる
リグが着水したら、フリーフォールでリグを落とすのではなく、ラインを止めてカーブフォールさせながらボトムに落としていきます。中層でバスがバイトしてくることが可能性があるため、ラインの動きに注意しながらフォールさせます。水深によってはウエイトを変えフォールスピードをコントロールするのも有効です。
③ボトムコンタクトさせつつ底スレスレを巻く
ボトムに着底したらリトリーブし、底すれすれの一定レンジをトレースさせます。この時、ボトムにコンタクトさせながらでも大丈夫です。ビークロールスイマーはワイヤーガードを装備していることによって、カバーの中でも攻めることができるため、カバーの奥に潜むバスにもアプローチすることができます。
④足元までしっかり巻き切る
リグが近づいてきたら諦めて回収するのはよくありません。足元付近で思わぬところからバスが飛び出してバイトをしてくる可能性もあるので、リグは最後まで気を抜かずに足元まできっちり巻き切りましょう。特にマッディシャローでは足元の護岸に魚が付いている事も多いため、大切なポイントになります。
スイミングのスーパーウエポン「ビークロールスイマー」
ビークロールスイマーは、”巻き”で食わせることを追求したジグとなっており、プロデュースした西村氏そしてジャッカルのノウハウが詰まっています。そのため、各部がスイミング専用設計になっており、非常に完成度の高いジグとなっています。是非ビークロールスイマーでワンランク上のスイミングテクニックを体感してみましょう!