ツインテールリンガーについて
ツインテールリンガーはエバーグリーン社のプロデュースするリングワームです。その名の通りストレートボディから2本のテールが出ており、ボディからツインテールの先までリブが入っているリングワームです。
サイズは4.7インチと5.8インチの二つのバリエーションがあり4.7インチは16色、5.8インチは10色のカラーバリエーションがあります。ツインテールワームというとスピナーベイトのトレーラーとして使うことが一般的ですが、ツインテールリンガーは様々なリグに使用することができます。
マルチに使える形状
ツインテールリンガーは、非常にマルチに使えるワームです。スピナーベイトやバズベイト、チャターなどのトレーラーとして使うことはもちろんのこと、汎用性の高い形状とマテリアルで、ノーシンカーリグ、ネコリグ、ダウンショットリグ、スプリットショットリグ、キャロライナリグなどありとあらゆるリグにも高次元で対応可能です。
ツインテールリンガーのラインナップ
ツインテールリンガーには4.7インチと5.8インチのサイズバリエーションがあります。4.7インチは主にスピナーベイトやチャターベイトのトレーラーや、ネコリグやスプリットショットリグ等のライトリグにマッチするサイズ。
5.8インチはテキサスリグやキャロライナリグ、ヘビーダウンショット等のリグでの使用が最適。自重も十分にあるため、ノーシンカーリグでも5.8インチに分があります。
ツインテールリンガーのネコリグが凄い!
ツインテールリンガーはありとあらゆるリグと相性のいいワームですが、特にネコリグとの相性が抜群のワーム。元々根掛かり回避に優れたネコリグですが、カバー対応のブラシガード付きのフックを使用することでカバーに更に強くなり、ボトムを狙っても、中層を狙っても良しの万能選手になります。
アクションは基本はちょんちょんとシェイキングを繰り返すのみですが、リングボディから発する微波動と、ツインテールの自発的アクションがバスに抜群にアピールします。プロデュースした菊本俊文氏いわく「あたりの数が違う、釣れすぎるから最後に使う」と言わしめる使い方なのです。
ツインテールリンガーその他の使い方
ツインテールリンガーはどんなリグにもマッチするユーティリティプレイヤーです。どんなリグにもマッチし、どのワームよりもアタリを出すというところから、ワームとしての基本性能の高さを伺わせます。ここではそんなマルチに活躍するツインテールリンガーの使い方をリグ別で紹介させていただきます。
ここで紹介する以外にも使い方は無限に考えられるワームですので、是非いろいろ試してみてください。
チャターベイト、スピナーベイトのトレーラー
ツインテールリンガーは実はもともとトレーラーベイトとして開発されてきたワーム。スピナーベイトやバズベイトなどのワイヤーベイト、チャターベイトなどのトレーラーベイトとして最適な設計がなされています。リブの一つ一つが抵抗を受けて浮力を発生しますので、スピナーベイトをシャローで使いたい場合など、浮力をアップさせたい場合に最適です。
ノーシンカーリグ
ツインテールリンガーはノーシンカーリグでも使用することができます。塩を多く含んでいますので自重があり、ノーシンカーでも十分な飛距離と、水中での安定度があります。特に5.8インチは大きさも手伝ってベイトタックルでも投げることができます。
ダウンショットリグ
ツインテールリンガーのダウンショットリグは非常に滑らかに生命感のある動きをしますのでお勧めのリグです。ストレートのボディ部分はもちろんのこと、ツインテール部分は非常に細身になっていますので、ステイ時でもわずかな水流を噛み、ふらふらと生きているように動きます。
スプリットショットリグ
スプリットショットリグは、少し深場でノーシンカーリグ状態を作りたいときに使用するリグです。ツインテールリンガーでスプリットショットリグを使用すると、ノーシンカーリグのようなナチュラルなフォールとスイミングを深場で演出することができます。
テキサスリグ
ワームの動きが固くなりがちなテキサスリグでもダブルリンガーワームを使用するとリブの一つ一つが水を噛み非常にナチュラルにアクションさせることができます。また、水押し効果も抜群ですので、ストレート系のワームにありがちなアピール力不足もダブルリンガーワームにはありません。
ツインテールリンガーに適したフックサイズ
ツインテールリンガーにマッチするフックサイズは、メーカーやフックの種類にもよりますが4.7インチは2/0クラス、5.8インチは3/0クラスがマッチします。ストレートワームのように細いボディをしているワームですので、比較的ワイドゲイブのワームフックの方がボディが曲がらずセッティングすることができるでしょう。
ボディが曲がってしまうと、くるくる回ってしまったりナチュラル感が損なわれたりしてしまいますので、必ずまっすぐセッティングできるフックを選ぶのがポイントです。
ツインテールリンガーは万能選手
ツインテールリンガーは菊本俊文氏が釣れすぎるから最初に使わないと言わしめる反則的ワーム。ボディ全体に施したリブが強烈に水をかむことで、非常に効果的に水を押しナチュラルかつ刺激的に魚の側線にアピールします。
それでいて食わせ力の高そうな細身のシルエットに、自発アクションを生むツインテール。どう考えても釣れ筋のワーム、あなたの奥の手になるかもしれませんよ!