いざ、実釣!
実釣に入る際には、館長さんが丁寧に釣り方を教えてくれます。やや特殊な釣りなので、初心者のみならず釣り経験者もアドバイスを受けることが、釣果を伸ばすコツかもしれません。
タナゴの仕掛け
竿は30センチほどの竹竿で、固定ウキ仕掛けです。棚の調整はされているので、そのままスタートしてみましょう。もっとも特徴的なのが“タナゴ針”で、掛かりしろが数ミリしかありません。
エサを付ける
針を練り餌の中に通すと、針に少しエサが付きます。エサの付け方が重要で、いろいろと試してみましたが、“針先にちょっとだけついている状態”がベストに思えました。
エサは時間がたつと乾燥し、針につきにくくなります。そんな時は指を少し濡らして、練ってあげるといいでしょう。エサの臭いが気になる方も多いですが、タナゴのエサは臭くありません。
必死でアタリを取る
タナゴ釣りでもっとも大切なのが、“アタリを取る”こと。ウキが少し沈んだり、横に動いたりするのは、タナゴのアタリです。アタリがあれば即座に竿をあおり、アワセを入れましょう。
仕掛けを投入するとすぐに魚が集まり、毎投アタリがあります。小さなアタリに反応できるかが、釣果を伸ばすカギでしょう。
たくさん釣るコツ
私が思うたくさん釣るコツは、“タナゴがいない場所に仕掛けを投入する”こと。
なぜなら落下中のエサを食べられては、ウキにアタリが出ず、釣り上げられないからです。タナゴの少ない場所に投入し、すばやく仕掛けを落とし、ウキの動きに集中してみましょう。
燃えろ!タナゴ釣り
はじめは2時間の釣行予定でしたが、あまりの面白さに1時間延長してしまい、2人で約20匹の釣果。アタリをとる楽しさは、アジングやトラウト、カワハギと同等に感じました。
婚姻色のタナゴは美しく、観察もできるので、夏休みの自由研究にも最適です。趣深いタナゴ釣りに、ぜひチャレンジしてみてください!
たなご館へのアクセス
最寄りの都営地下鉄新宿線の篠崎駅からは、新中川方面へ約1キロの距離。近隣のコインパーキングが少ないので、公共の交通機関の利用がおすすめです。
たなご館の料金
料金 | 1時間 | 2時間 | 3時間 | 1日 |
男性 | 700円 | 1000円 | 1500円 | 3000円 |
女性 | 500円 | 800円 | 1200円 | 2500円 |
子ども(高校生まで)は、1時間400円、1日1500円。子どもの1日料金には貸竿・エサ代が含まれます。
65歳以上は、半日1500円で貸竿・エサ代が含まれます。
貸竿・エサのセットは、1回100円です。