訪れた釣り場は『たなご館』
我々の無茶な要求に応えてくれたのが、江戸川区にある、タナゴ専門の釣り堀『たなご館』。タナゴ釣りはかなり繊細で奥が深く、熱狂的なマニアもいるほどの釣りです。
なぜ、たなご館なのか?
現在、タナゴを池や川などの自然環境下で釣ることが、非常に難しくなっています。昔はどこにでもいたタナゴも、水質の悪化や護岸の整備によって生息数が減少。
“場所荒れ”を防ぐために、釣りのポイントも公開されていないのが現状です。誰でもタナゴ釣りを楽しめる、たなご館を訪れてみました。
詫び・寂びのたなご釣り
関東地方では江戸時代より、タナゴ釣りが親しまれてきました。小さなタナゴを繊細に釣るさまは、日本的な“詫び・寂びの釣り”といえるでしょう。
ほとんどの釣りでは大物を狙いますが、タナゴの場合はより小さい魚を釣ることが美徳とされます。
『たなご館』はどんな施設?
たなご館を訪れてみて、感じたことは“快適である”こと。優雅に泳ぐタナゴ達は、見ているだけで癒され度マックスです。
屋内型の釣り堀
たなご館は屋内型の釣り堀。建物の中に水槽がおかれており、泳ぐタナゴが見えています。見た目にも涼しげで、日焼けが気になる方でも安心でしょう。整備された環境での釣りは、小さな子どもや女性でも楽しむことができます。
手ぶらで釣りができる!
竿・仕掛け・エサはすべてレンタルすることができ、手ぶらで釣行可能です。レンタル料は100円なので、グループやファミリーで訪れてもリーズナブル。もちろんマイタックルの持ち込みも可能で、ハマると道具にもこだわりたくなります。
トイレ・水道もきれい
清潔なトイレ・水道が完備されています。釣り堀は数多く訪れましたが、トップクラスにきれいでした。
しっかりと手を洗えるので、釣行後のごはんやショッピングも問題なし。江戸の文化ですので、東京観光に組み込むのもいいでしょう。