カエス(KAESU)について
カエス(KAESU)は工業製品のノウハウを最大限に生かし、「美しく品格のあるフィッシングプロダクト」をスローガンに掲げる釣具メーカーです。ニッチな製品が多いのが特徴で、ある一点の能力に特化したルアーに高い評価が集まっています。
ハードベイトとソフトベイトの両方がラインナップされており、実釣性能をもちろんのこと、ルアーそのものの造形美に魅せられたファンも数多くいます。製品の開発は琵琶湖を主軸に行われており、それ故ビッグバスに焦点をあてたルアーが多いことも特徴です。ビッグベイトから大型ソフトベイト、フィネス対応のワームまでカエスの代表的な製品をご紹介します。
カエス(KAESU) コテツ
コテツ(KOTETSU)は153ミリ、26グラムのジョイントベイトです。開発コンセプトは「活き餌にしか反応しないビッグバスを仕留める」というもので、ロールを抑えたS字形スイミングは今までビッグベイトに追ってくるものの、口を使わなかった狡猾なビッグバスをバイトに持ち込む力を持っています。
ボディに採用した低比重ケミカルウッド素材と背面フックが最大の特徴で、ウィード周りやリップラップ、マイメイドストラクチャーなど琵琶湖の釣りにおける様々なシチュエーションでストレスなく攻めることが出来ます。スローリトリーブやトゥイッチなどの基本アクションはもちろんのこと、デッドスローフォールでの使用も抜群の実績を誇ります。
ケミカルウッドのソリッドボディ
コテツに採用されているケミカルウッドとは人工木材のことで、発泡樹脂や天然素材にはない均一性と、ABS樹脂では実現することの出来ない低比重が特徴です。この低比重ケミカルウッドにより、コテツはラインテンションをかけるだけで艶めかしいスイミングアクションを見せてくれます。また、ナチュラルな着水音もケミカルウッドが生む効能だと言えます。
回転式テールフック&ソフトテール
コテツのテール部は他のルアーにない特殊な構造をしています。テールフックは適度なテンションを保ちながら、360度回転します。これは独特の機構によるもので、後ろから追従してのキスバイトが多く見られるS字形ルアーにおいて、フックアップ率を上昇させる役割を果たします。また、破損を防止するためにエクストラマー素材のテールを採用しています。
背針仕様
コテツのフックは通常のハードベイトと異なり背面にセットされています。背面フックはボディのスリットにシリコンチューブで固定され、フッキングと同時にフリーになるワイヤー連結方式を採用しているため、バラシが激減します。
また、フックの存在を隠すことでチェイスしてきたバスに見切らせない効果のほか、カバーを臆することなく攻めることが出来、ボトムステイも可能になっています。