ワンテン“R”とは

世界的な人気を誇るメガバス社のジャークベイト、ワンテン。バスマスタークラシックで爆発的な釣果を叩き出したこのルアーの威力は、『ワンテン』というジャンルの釣り方が確立されている程、広く浸透しています。
そのワンテンを、サトシンこと佐藤信治氏が琵琶湖攻略用にカスタムを施したのが、ワンテン“R”です。
ワンテンとの違い
■VISION ONETEN

■ONETEN R

ワンテンの特徴である「キレ」のあるダートアクションはそのままに、ただ巻き時にゆらゆらとナチュラルアクションをするのがワンテン“R”最大の特徴。加えて、メインウェイトを1個に統合させる事で抜群の飛距離を実現しています。
ワンテン“R”の特徴とラインナップ
フィールドの状況に合わせられるよう、潜行深度の違いで3モデルがラインナップされています。どういったシチュエーションで使い分ければよいのでしょうか? ここあでは各モデルの特徴と使いたいシーンをご紹介します。
ワンテンR
MAX深度1.7メートルまでのシャローエリアを攻略。ウィードが伸びてきている時期や、スローな動きにしか反応しない春先の低活性なバスに効果的なモデルです。
ワンテンR+1
MAX深度2.2メートルまで攻めることができるワンテンR+1。琵琶湖では広大なウィード攻略がビッグバスをキャッチするポイントとなるため、ウィードの長さに応じてルアーを選ぶことが重要となります。ウィードの先端をかすめるようなイメージで使用してみてください。
ワンテンR+2
最もリップが長く、深いエリアを攻略するのがワンテンR+2です。MAX深度は3メートルなので、まだウィードの成長が遅い春先等、バスが深場に落ちている時にはワンテンR+2が効果的です。
ワンテン“R”の使い方
琵琶湖のビッグバス攻略のために開発されたワンテンR。季節問わず万能的に使えるジャークベイトとして高い人気を博しています。ここではワンテンRの使い方についてご紹介します。ぜひ使う際の参考にしてみてください。
使い方①:ジャーク&ポーズ
高活性時には広くサーチするために、ジャークによる『ギラッ』としたフラッシングで探っていきます。「2回ジャークを入れ、ステイ……。」この繰り返しが基本的な使い方です。
ジャークが強すぎるとバスにルアーだと見切られてしまうので、軽くはじくような感覚でジャークを入れてみてください。
使い方②:ただ巻き
ワンテンRの最大の特徴が、ただ巻き時のアクションがナチュラルな点です。オリジナルのワンテンはワイドアクションでしたが、タイトアクションにする事でただ巻きでも高い効果を発揮します。ジャークではしっかり動き、ただ巻きではナチュラルに動く。これがサトシンこだわりのポイントです。
ワンテン“R”に合うタックルセッティング
ジャークベイトを使う上で重要になるのがタックルセッティングです。専用のタックルがなければ使えない……。 ということではありませんが、より快適にアクションさせられるセッティングをチェックしてみましょう。
ロッド
ジャークベイトのロッドと言えば短めのイメージがある方が多いですが、広い範囲を手早くサーチするためには少し長めのロッドが適していると言えます。
おすすめは、6フィート6インチのややスロー気味のレギュラーテーパーのロッドです。ロングキャストして、ややストロークが大き目のロッドアクションで広範囲に探りましょう。
メガバス DESTROYER F4-66X
全長:6 '6″
継数:1本
ルアー重量:1/4ー3/4oz
リール
ワンテンRは飛距離を出せるルアーなので、スプールが良く回り、ラインキャパシティが多いリールがおすすめです。そして大き目のルアーを動かすので、リールは剛性が高いモデルが良いでしょう。また、ジャークの後にラインスラックを巻き取るのを繰り返す釣りのため、ギア比の高いものを使用する事で疲れを軽減できます。
ライン
ライン選びはかなり重要なポイントです。ワンテンRが11センチクラスなので、ラインが細いとジャークさせた時に伸びてしまい、ルアーの動きに影響を与えてしまいます。また、あまり太すぎるとルアーが動きすぎて暴れてしまいます。そのため、ラインはフロロカーボンの14ポンドがおすすめです。
ワンテンRでデカバスを釣り上げよう!

リップの長さが異なる3タイプが発売されており、様々な水深に対応可能なワンテンR。このサイズのジャークベイトをアクションさせ、バスがヒットした時の気分は爽快です! ぜひワンテンRをサーチベイトとして使ってみてください。