イワナ(岩魚)の塩焼きついて
イワナ(岩魚)の塩焼きはシンプルながらも、奥深い調理法のひとつ。引き締まった身に脂がのり、塩を振ることで旨味が凝集。余計な調味料を使わない「イワナ本来の味」が楽しめます。
▼イワナ(岩魚)について紹介している記事です。
イワナ(岩魚)の塩焼き5つのコツ
塩を振りかけ焼くだけの調理ですが、美味しく焼くのは中々難しく、苦い思いをされた方も多いのではないでしょうか。塩焼きにはいくつか工程があり、少しコツを活かすことで、美味しく仕上げることができます。
塩は20分~1時間前に
塩焼きをする場合、焼く前に塩を振ることはご存知かと思いますが、塩を振るタイミング、振り方にコツがあるのはご存じでしょうか。
塩を振るタイミングは、焼く20分~1時間前がベスト。
振り方は30センチの高さから両面にムラ無く均一になるようにします。
※塩の浸透圧によって魚身の余分な水分が出てきますので、キッチンペーパーでこまめに拭き取りましょう。
余熱はしっかりと
焼き始めにもベストタイミングがあります。炭火で焼く場合とグリルで焼く場合、それぞれタイミングをご紹介します。
炭火で焼く場合は、炭全体に火が行き渡った状態から焼き始めるようにします。火が安定していない状態ですと、焼きムラができてしまう原因となります。
グリルで焼く場合は、焼く前にグリルに余熱を持たしておくことです。余熱を持たすことで熱が行き渡ります。さらに油や酢を薄く塗っておくことで焼いた際の魚の皮がはがれてグリルの板面に付着するということが少なくなります。
火加減に注意
焼き魚で一般に言われている「強火の遠火」。どのようなケースでも当てはまるわけではなく、炭火で焼く場合が適しています。
グリル等で焼く場合は、中火で1尾8~10分を目安にします。グリル等は炭火と違い魚と火の距離が近いので、強火だとすぐに焦げてしまいます。また、弱火で時間をかけて焼いてしまうと、水分とともに旨味成分が蒸発してしまいます。
6:4(4:6)で焼こう!
焼き加減でよく言われているのが「表6分、裏4分」。
裏返すタイミングがわかりにくく、焼き加減や焦げを防ぐため、頻繁にひっくり返してしまいますいが、身崩れを起こしてしまうこともあり、良くありません。
半分程度に火を通すつもりで、思いっ切って焼きましょう!
裏返すのは1度だけ!
魚が焼けていく様子をみて、「満遍なく焼きたい」、「焦げ目をつけたくない」といった気持ちから何度も裏返しがち……。中まで火が通らないうちにひっくり返してしまうと、焼きムラができてしまうことや、焼き重ねることで焦げの原因となります。「表6分、裏4分」とともに、ぐっと堪えて焼きましょう!
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イワナの塩焼きは格別の味!?
市場に流通しているイワナは殆どが養殖物。渓流の源流分近くにひっそりと暮らす天然物が流通する機会はあまりありません。生育環境の違いから身質の違に気付く方もいらっしゃるほどの味。天然のイワナを塩焼きで美味しくいただけるのは、釣人の特権ではないでしょうか。