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コショウダイの画像

コショウダイを食べる際は寄生虫に注意!?テレビで話題になった魚の生態と釣り方を解説

スズキ目イサキ科に属するコショウダイ。あまり市場に並ぶことは少ないですが、刺身や塩焼きではとても美味な魚として知られています。一時期テレビで絶品魚として登場するほど。今回はコショウダイの特徴と釣り方、おすすめのレシピをご紹介します。

目次

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コショウダイとは

コショウダイの画像

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コショウダイはスズキ目スズキ亜目イサキ科に属する海水魚。最大で60センチ程まで大きくなります。体色や模様が特徴的なコショウダイ、味がよく鮮度が落ちるのが遅いので、飲食店などでも良く使われる美味しい魚でもあります。

生息域・分布と釣れる時期

磯場

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コショウダイは新潟県から九州南岸までの沿岸地域に生息し、北に行くにつれ数が少なくなると言われています。沿岸にある岩礁帯を主な生息域としていますが、時には汽水域まで入ってくることもあります。年間を通して味はあまり変わらない魚として知られています。

コショウダイの特徴

コショウダイは体にある縞模様と黒い斑点が特徴的です。名前の由来は黒い斑点が胡椒の実にみえることから「胡椒鯛」、昔の主君の警護を行っていた小姓の来ていた装束模様から「小姓鯛」となったという2つの説があります。

生態・性質

コショウダイは甲殻類をメインに小型の魚まで捕食します。産卵期は5~6月となっており、稚魚は藻場を住処として大きくなり、成魚になると沿岸の岩礁帯を生息域とします。

コショウダイは寄生虫に注意?

虫眼鏡

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寄生虫を持っている個体が多いと言われているコショウダイ。サバなどでよく聞く「アニサキス」とは違い、人体には無害である寄生虫ですがやはり見た目にはいい気がしないでしょう。ここではその寄生虫をご紹介します。

ディディモゾイド寄生虫

コショウダイによく寄生しているのがディディモゾイド寄生虫という種類です。棒状や球状の形をした袋に入っていて、生きているときは黄色、死んでしまうと黒っぽく変色します。人体には無害ですが、調理するときには取り除く事をおすすめします。

コショウダイのおすすめレシピ

コショウダイは大きさに対して価格が安く、鮮度が落ちるのが遅いのでかなりお得な魚です。調理の際には鱗と骨がかなり硬いので注意してください。ここではおすすめの調理法をご紹介します。

刺身

刺身

出典:photo AC ※画像はイメージです。

コショウダイの身は非常に綺麗な白身をしています。上品で甘みがあり、マダイやイサキに近い食味を楽しめます。身がしっかりしているので、薄造りにして食べるのがおすすめです。

あら汁

アラ汁

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骨周りや頭はあら汁にして食べるのがおすすめです。水から煮出していくと非常によいダシが出ますので寒い時期などに最適!味噌をといて味噌汁にするのもおすすめです。

塩焼き

塩焼き

出典:photo AC ※画像はイメージです。

塩焼きで人気のイサキと同じイサキ科にコショウダイは属していることからもその味は天下一品!身の味がしっかりしていますので、塩は軽く振るくらいで良いでしょう。

ソテー

ソテー

出典:photo AC ※画像はイメージです。

コショウダイは油でソテーにも合います。皮が硬いので、皮を引いて小麦粉をまぶしてソテーするのがおすすめです。上品な味を楽しみつつ、ワインと一緒に召し上がるのも良いでしょう。

コショウダイの釣り方

コショウダイの画像

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コショウダイを狙うときは磯釣りではイシダイを狙うブッコミ仕掛け、防波堤からはフカセ釣りがおすすめです。磯釣りでは大型、防波堤では小型が釣れる事が多いです。仕掛けについては下記の記事を参考にしてみてください。

▼石鯛狙いのタックルと仕掛けはこちら!


▼フカセ釣りの釣り方はこちら!

エサ

磯でのブッコミ仕掛けではサザエやカニ、フカセ釣りではオキアミやアオイソメを使っていくと良いでしょう。特に磯でのブッコミ仕掛けではエサを付けるハリは強めのものを使っておき、大型のヒットに備えておきましょう。

コショウダイの釣りシーズン

コショウダイの釣りシーズンは産卵が終わった後の6~9月です。生息域も南のほうを好むため、高水温時期のほうが狙いやすいです。特に活性の高い時はルアーにも果敢にアタックしてくるので、ショアジギングで狙ってみるのも良いでしょう。

コショウダイを旬に味わってみよう!

コショウダイは以前は漁獲量が多い西日本でしか市場に出回っていませんでしたが、その美味しさへの理解が広まってきており、現在では関東の市場にも出回るようになっています。他の魚を狙っているときに釣れる事が多いため外道扱いされることもありますが、釣れた時にはぜひ持ち帰って食べてみてください。