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独りじゃない。限られた時間で釣果を追う、全国のパパアングラーたちへ

独りじゃない。限られた時間で釣果を追う、全国のパパアングラーたちへ

子育てが始まると、釣りは激減する。

時間も体力も家族優先で、思うように竿を振れずモヤモヤ……そんなパパアングラーも多いはず。

でも、それは釣り人生の終わりじゃない。限られた時間だからこそ、釣りは研ぎ澄まされて深くなる。

3歳半の娘を育てる僕の実体験と工夫をまとめました。

目次

釣りと子育てのバランスって、やっぱり難しいんですよね

TSURI HACK読者の皆さんの中にも、子育て真っ最中の方、あるいはこれから迎える方がいらっしゃると思います。皆さんは、どのようなバランスで釣りと向き合っているでしょうか?

というのも、子育てが始まってから「前みたいに釣りに行けなくなったな……」と感じたことがあるパパアングラーも多いはず。

事実、子育てが始まると、それまで当たり前だった釣行スタイルは一変します。

時間は細切れになり、体力も気力もまずは家族優先。思うように竿を振れず、もどかしさを感じる……。これはもう、「パパアングラーあるある」と言っていいでしょう。

今回は、釣りと子育てのバランスについて、僕自身の実体験を交えながら書いてみたいと思います。

KOBAYASHI

既に子育て中の方も、これから迎える方も、何かひとつでも参考になれば幸いです。

3歳半になる娘の子育て中です!

ちなみに僕自身、現在3歳半になる娘の子育て真っ最中。

娘が生まれる前は、時間があれば釣りへ行く生活でした。釣り終わりの時間もとくに決めず、「潮が微妙なら帰るか……」くらいの感覚。

当然ですが、今はそんな無計画釣行は現実的ではありません。

年間の実釣回数で言えば、300日から60日程度へ激減。釣行時間も、半日から2時間へ。

最初はこの釣行頻度に「どうしたものか……」と途方にくれていましたが、次第に「限られた時間、限られた条件の中で、どう釣りを楽しみ、どう結果を残すか?」を考えるようになりました。

KOBAYASHI

その結果、釣行時間あたりの釣果は、むしろ以前より伸びている感覚があります。

釣りそのもののクオリティも、確実に上がったと感じています。

限られた時間・条件の中で、どう結果を残すか?

では、子育て中のパパアングラーは、どんなスタンスで釣りと向き合うのがベストなのでしょうか。

……と、その前に。ひとつだけ大前提を共有させてください。

家事や育児をきちんと行うこと。釣った魚の処理まで責任を持つこと。こうした点は言うまでもない前提なので、ここではあえて触れません。

その土台があってこそ、釣りは健全な趣味として家庭の中で共有できるもの。そう認識したうえで、現実的かつ実用的な考え方をいくつか紹介します。

短時間釣行を前提に組み立てていく

何か特別な事情がない限り、以前のような長時間釣行は難しくなると考えるべきでしょう。

だからこそ、最初から「1〜2時間で完結する釣り」を前提に組み立てることが大切です。

ポイント選びはもちろん、タックルや移動時間まで含めて、削れる無駄は徹底的に削る。

この思考を続けていくと、自然と「短時間で釣りを組み立てる力」が身に付いてきます。

KOBAYASHI

結果として、釣行時間は短くても、釣りの精度は確実に上がっていくはずです。

僕は一回の釣行につき、30分程度で行けるポイントに入り、2時間ほど釣りをして帰るようにしています。

釣れる日もあれば釣れない日もありますが、「今日はそんな日か」と割り切れるので、粘って釣れなかった悔しさみたいなものも残りません。結果として、気持ちの切り替えも早くなりました。

また「なぜ釣れなかったか?」を考えるきっかけにもなります。

季節や潮、気温、月明かり、タイミング、ベイトなど、見直す要素はいくらでもある。

そうして試行錯誤するうちに、より「釣れる日」を探すようになり、釣りを以前より深い視点で考えるようになるのです。

準備を趣味として楽しむ

子育て期は実釣時間が削られる一方で、考える時間や道具に触れる時間は意外と作れます。

タックル整理、ルアーボックスの再構築、過去ログや写真の見返しなど。

こうした“準備の時間”を楽しめるようになると、自然と「準備8割・実釣2割」の感覚になってきます。

KOBAYASHI

結果として、短時間釣行の成功率は確実に上がります。

対象魚を変える柔軟さを持つ

既に自分の釣りスタイルや、釣りたい魚が決まっている方も多いと思います。

ですが、その釣りが今の生活リズムに合っていないとしたら、一度立ち止まって考えてみることも必要です。

「ウェーディングシーバスをしたいけど時間が足りない」

「ヒラスズキを狙いたいけど、地磯に行く余裕がない」

こうして悩んでいるうちに、釣りそのものから遠ざかってしまうのは、本末転倒に感じます。

それならいっそのこと、今住んでいるエリアでもっとも効率よく楽しめるターゲットへ切り替える。これは妥協ではなく、子育て期ならではの賢い選択だと僕は思っています。

僕自身も、以前は渓流釣りから地磯のヒラスズキまで狙っていましたが、現在は近場で釣れるアジやメバル、チヌに絞ることが多くなりました。

KOBAYASHI

結果として、今まで知らなかった釣りの世界を知り、自分の釣りに対する広がりも感じています。

基礎体力を上げておく

子育ては体力、なんてよく言いますが、まさにその通り。

一日を家族のために使い終えたあと、「よし、少しだけ釣りに行こうかな」と思う日もあります。

でもそんな時、体力に余裕がなければ「やっぱり今日はやめておこうかな……」と気持ちが折れてしまいます。

基礎体力が整っていれば、短い時間でも前向きに釣りへ向かえる。無理なく動ける体は、生活の選択肢を狭めません。

KOBAYASHI

日頃から栄養素を幅広く摂ることを意識して、軽く体を動かす。

それだけでも、子育てと釣りの両立はぐっと楽になります。

安全釣行に配慮する

子育て中の釣りにおいて、何より優先すべきなのが安全釣行です。これは釣果以前の大前提であり、家族を持つアングラーとしての責任でもあります。

無理な天候で出かけない。足場の悪い場所を避ける。装備を簡略化しすぎない。

どれも基本的なことですが、時間が限られていると判断が甘くなりがちです。

「少し危ないけど短時間だから大丈夫」という考えは、子育て期には捨てるべきでしょう。万が一の怪我や事故は、釣りだけでなく家庭全体に影響します。

安全を最優先にした釣行は、結果として集中力を高め、無駄なリスクを排した質の高い釣りにつながります。

KOBAYASHI

家族の信頼があってこそ、釣りは長く続けられる趣味になるのです。

子育て中こそ、釣りを深みに変えるチャンス!

子育ては釣りの自由を奪う「枷」ではなく、その価値を再定義する「好機」です。

限られた時間、限られた場所。そんな制約こそが、一投に込める集中力を研ぎ澄まし、何気ない一匹との出会いをドラマチックな体験へと変えてくれます。

そして、子どもの純粋な視点に触れることは、大人が見落としがちな水辺の生命の息吹を再発見するきっかけにもなるでしょう。

その積み重ねは、技術の向上以上に、釣り人としての器を大きく広げてくれます。

KOBAYASHI

それに気づいた時、あなたの釣り人生は第二の黄金期を迎えるはずです。

撮影:DAISUKE KOBAYASHI

本記事で使用されている一部の画像は、画像生成AIを使用して生成されたものでありフィクションです。登場する人物、団体、名称、場所などはすべて架空のものであり、実在するものとは一切関係ありません。

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