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「あったけぇ…」釣れない時間に、火をつける。釣り人のための小さな調理道具たち

「あったけぇ…」釣れない時間に、火をつける。釣り人のための小さな調理道具たち

釣れない時間は、ただの空白じゃない。

火をつけ、湯を沸かし、手を温める——それだけで、釣り場の空気は少し優しくなる。

今回は、そんな“待つ時間”を豊かにしてくれる、釣りに持っていきやすいコンパクトな調理道具を厳選。

魚が来なくても、「来てよかった」と思える瞬間をつくるギアを紹介します。

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目次

ちょっとブレイクしてみましょう

ストイックに釣果を追い求めるのも釣りの醍醐味ですが、ちょっと一息ついての食事休憩も釣行中の楽しみの一つでしょう。

しかも、その食事がアツアツのできたてなら、空腹が満たされるだけでなく、なんだか幸せな気分に!

そんな充実した食事休憩を実現してくれるのが、今回ご紹介するアウトドア調理グッズの数々です。

お気に入りのグッズを使って野外で調理すれば、それ自体が楽しいイベントになりますよ。

福永

何年も前、真冬の磯で食べた熱々ラーメンが今でも忘れられません。
 
自然の中で食べると、なぜかインスタントでもメチャクチャ美味いんですよね。

軽くてコンパクトであることを前提に

アウトドア用品には、無数の調理グッズがあって、どれを買えばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。

ですが、釣りのお供にする場合は、軽量・コンパクトであることを重視して選ぶと失敗が少ないはずです。

調理グッズにスペースを取られて、釣り道具を減らしてしまっては本末転倒ですからね。

福永

あくまで釣りがメインということを念頭に、折りたたみ機能があるものや軽量素材のものを中心にご紹介します。

ガスバーナー

取り扱いが簡単で、釣りの合間に使う用途にピッタリなのがガスバーナーです。

薪や炭を使う焚き火やガソリンを使うバーナーは、着火や火力調整にコツが必要ですが、ガスバーナーならツマミを捻るだけで非常に簡単。

「あれ!? 火がつかない……」などと手こずっていると、肝心の釣りで時合を逃すかもしれませんから、誰にでも使えるくらいの簡単さが大事です。

上の写真のように、ガスバーナーには家庭用のカセットコンロと共通のガスボンベを使うCB缶(Cassette Gas Bomb)タイプと、底面が大きな丸型のOD缶(OutDoor)タイプがありますよ。

福永

重心の低さによる安定感はCB缶、サイズが豊富でスタッキングしやすいところはOD缶が優れていると感じます。

コンパクトに収納でき、鍋やケトルを置いた時の安定性が高く、多くのユーザーから支持を得ているガスバーナー。

ソト独自のレギュレーターを搭載しており、安定した高火力の維持を実現しています。

ソトST310は、豊富なオプションパーツがリリースされている点も魅力です。

機能性アップだけでなくカラーコーディネートも可能で、自分好みにカスタムすれば愛着が大幅にアップすること間違いなしです。

CB缶用ガスバーナーの定番ともいえるのが、イワタニのジュニアコンパクトバーナー。

風防効果があるゴトクのため風に強く、持ち運び時に安心なハードケースが付属しています。

スウェーデンで誕生したプリムスは、現在ではイワタニ・プリムスとして日本に定着しています。

ウルトラバーナーはコンパクトかつ高出力のシングルバーナーで、プリムスを代表するロングセラーです。

抜群の燃焼効率の良さで、あっという間にお湯が沸かせるジェットボイル。

様々なモデルがありますが、直径が大きめの「ミニモ」はちょっとした調理もしたい人にオススメです。

ガスボンベは2種類

CB缶はコンビニやスーパーで安価に入手できて手軽ですが、OD缶は少々高価で入手できる場所も限られます。

一方、火力の安定性に注目すると、もともと屋外使用を想定した成分を配合しているOD缶の方が優秀で、CB缶は低気温下では、本来の火力を発揮しにくくなります。

寒冷地や標高が高い釣り場によく行く方はOD缶タイプ、温暖な時期・場所をメインに釣りに行く方はCB缶タイプを選ぶと良いでしょう。

福永

とはいえ、CB缶・OD缶ともに悪条件に対応する「パワーガス」が販売されているので、使用条件や好みに合わせて使い分けができます。
 
値段はちょっと高くなりますけど……。

0℃前後の環境でも使用できる、イワタニ製の高性能CB缶です。

冬の登山などにも対応する、プリムス製のハイパワータイプのOD缶です。

ここぞという場面で使えるようにストックしておきたいですね。

アルコールストーブ

「釣り場でコーヒーを1~2杯飲めればOK」という方には、アルコールストーブという選択肢もあります。

火力調整が難しいため調理には不向きですが、お湯を沸かすだけの用途なら何の問題もありません。

釣りにアルコールストーブを持っていくメリットは、非常にコンパクトにスタッキングできることです。

アルコールストーブを収められる大きさのカップと、極力小さな燃料ボトルを選ぶとスマートに収まりますよ。

福永

アルコール燃料対応の容器に入れて持ち運ぶことや、日中は炎が目視しづらい点などには注意してくださいね。

カップの中にスタッキングできるサイズで、超軽量のチタン製アルコールストーブです。

使用していくうち、チタン特有の青い焼け色が付いていくのも楽しみの一つですね。

2枚の板を十字に組んで使用する、アルコールストーブ用のチタン製ゴトクです。

非常にシンプルな構造ですが、ケトルやクッカーを安定して載せられるようになります。

燃料用アルコールを安心して持ち運べる、計量カップ付きのボトルです。

30ccあればカップ麺2杯分のお湯が沸かせるので、1度の釣行には必要十分な容量といえるでしょう。

ケトル・クッカー

釣り用にケトルやクッカーをそろえる際、ぜひ注目してほしいのが素材の違いです。

アルミ製は、軽くて熱伝導率が高く、さまざまな調理に対応でき、ゴハンを炊く際はとくにおすすめ。ただし、柔らかい金属なのでキズやヘコミ、変形などに注意が必要です。

ステンレス製は、少々重いですが丈夫で耐久性があり、煤や焦げ付きをガシガシ洗うような使い方をしたい人に向いています。

チタン製は、軽くて腐食に強い一方で高価なことと、熱伝導率が低いため焦げ付きやすい点に注意しましょう。

形状に関しては、中に入れるもの(ガスボンベやカップなど)をスタッキングできる大きさと、何を調理したいかに合わせて選ぶと良いですよ。

福永

筆者は、ラーメンや炊飯にはアルミクッカー、ケトルは直火もOKのステンレス製を使っています。

スウェーデンの老舗ブランドであるトランギアのケトルで、アウトドアシーンに溶け込む独特なデザインで人気です。

アルミ製で軽量なのに加え、熱伝導率が高いため効率的にお湯を沸かすことができます。

お湯を沸かすだけではなく、ちょっとした料理も楽しめるケトルクッカー。

シンプルな形状なので、中にシェラカップなどを収納することもできます。

取っ手の向きが変えられるところが、使ってみると想像以上に便利です。

インスタントラーメンにジャストフィットの角型クッカーです。

汎用性の高さが魅力で、湯切りができるフタを使ってパスタの茹で汁を捨てることもできますよ。

炒め物はもちろん、煮物やスープも作れる深型のフライパンです。

フッ素加工で焦げ付きにくく、釣りで疲れて帰った後の片付けも簡単で助かります。

便利なアウトドア調理グッズとして定番のメスティンですが、歴史を辿るとその元祖はトランギア製。

炊飯や、煮る・焼く・蒸す・茹でるなど多彩な調理方法に対応できるので、自由な発想で使ってみましょう。

カップ類・カトラリー

コーヒーやスープを飲む時に必要なのがマグカップやシェラカップで、金属製なら直接火にかけることもでき、簡易的なクッカーとしても使用できます。

釣具と一緒に持っていくなら、カップの取っ手が折りたためてかさばらないタイプがおすすめ。

また、カトラリーとはアウトドア用のスプーンやフォーク、ナイフ、お箸などのことで、軽さやコンパクトさを追求したアイテムが数多く販売されています。

お気に入りのカップやカトラリーを持っていけば、紙コップや割り箸、プラスチックのスプーンなど余計なゴミを出さずに済むので自然環境にも優しいですね。

福永

ゴハンやラーメンなどはクッカーから直接食べちゃうので、お皿などは持っていきません。
 
洗い物が増えずラクチンで、なんだかアウトドアっぽい感じもしますからね。

ただ格納できるだけでなく、握りやすさにもこだわって作られた取っ手が特長のチタン製マグカップ。

口触りの良い飲み口の形状や、スノーピークらしい高級感あるデザインも魅力です。

折りたためる取っ手が特徴のチタン製シェラカップです。

軽量・コンパクトにスタッキングできるので、釣具と一緒に持ち運んでも負担になりません。

アウトドア調理グッズには金属製ならではの機能美を感じるものが多いですが、木や竹のアイテムを採り入れると温もりがあるナチュラルなテイストに早変わり。

また、木や竹は柔らかいので、表面にコーティングを施してあるクッカーにキズを付けにくいというメリットもあります。

うまくスタッキングしようとすると意外と苦労するのがお箸ですが、分割式を使えば問題解決。

SHIKA-BASHI type2は、箸先部が黒檀になっているのが特長で、金属製よりも優しい口触りです。  

もっと充実する+αアイテム

ここまでご紹介したグッズがあれば、ひとまず温かい食事や飲み物を用意することはできます。

ただ、食事休憩の時間をもっと充実させたい方は、テーブルやチェア、ウインドスクリーン(風防)などの導入を検討してみましょう。

直接地面にカップを置いたり、土の上に座ったりする必要がなくなり、衛生面や汚れ防止の観点からも気持ちよく食事ができ、強風下での調理の快適さもグッと向上します。

釣具やほかの荷物とのバランスを考えつつ、可能であればぜひ釣り場に持ち込んでみましょう。

福永

いろいろとグッズを揃えて、自分なりのスタイルを確立していくのは楽しいです!
 
「釣りがメインなので最小限で」という制約付きなのが、逆に面白さを倍増させます。

アルミ製のため軽量で、パタパタと折りたためてコンパクトに持ち運べるロングセラー。

釣り用リュックに収納して持ち運ぶことも可能なサイズ感です。

数多くあるアウトドア用チェアーの中で、ハイエンドな品質を誇るヘリノックスの製品です。

価格が高いのは否定できませんが、実際に座ってみればそのクオリティに納得することでしょう。

水面には風を遮るものが無く、強風時は釣り場での調理がうまくいかないこともしばしば。

そんな時、ウインドスクリーンがあれば火力が落ちず段違いの快適さです。

薄く折りたたんでケースに仕舞っておけば、スマートに持ち運ぶことができます。

ガスバーナーは炎が一か所に集中しやすいですが、バーナーパッドを使えば熱が均等に広がり、とろ火も使えるようになります。

また、クッカーやケトルが滑りにくくなる効果もあり、安全面からもおすすめしたいアイテムです。

インスタントが手軽なのは間違いありませんが、コーヒーにこだわりがある釣り人に使ってもらいたいのがアウトドア用のコーヒードリッパー。

分解すれば4枚重ねで薄く収納できるので、釣り用バッグなどにスッと忍ばせておくことができます。

ルールやマナーを守ってエンジョイ!

以上、釣りに持っていきやすい調理グッズをご紹介しましたが、一つだけ気をつけてほしいことがあります。

それは、「火気使用禁止」の看板がある場所はもちろん、駐車場など周囲の迷惑になりそうな場所での調理はしないということ。

釣りと同様、ルールやマナーを守って楽しんでくださいね。

福永

アウトドア調理は、それだけで新しい趣味になっちゃうほどの楽しさですよ!

撮影:福永正博

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