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袖針

袖針はボウズ逃れの最終奥義。サビキもダメ、ちょい投げもダメ、でも袖針なら……!?

坊主を回避したい人、なんとしても魚を釣りたい人。

そんな方達のために、最終奥義をお教えします。

何をしてもダメな時は、袖針を使いましょう!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

超万能小針“袖針”をオススメしたい

小物釣りに適した袖針

サビキ釣りでもちょい投げでも釣れない……。

そんな時に、きっと活躍する優れものをご紹介しましょう。

坊主は絶対嫌だ! どんなに小さな魚でも良いから何か釣って帰りたい! そんな方は必見です。

山根

小さな魚にも魅力がいっぱいあります。

小物釣りの醍醐味もお伝えしていきますよ!

袖針とは

超小針

袖針と1円玉を比べた画像

今回ご紹介するアイテムは、“袖針(そでばり)”と呼ばれる小さな針。

とにかく細くて軽いのが特徴です。

サイズのラインナップとしては1~10号前後までありますが、僕が頻繁に使うのは2~4号

あまりにも針が小さすぎて、釣り糸を結ぶのが大変ですので、糸付きタイプがオススメですよ。

袖針と狐針の違い

袖針と秋田狐の違い

袖針とよく似た小針として、“狐針(きつねばり)”という針も売られています。

あくまでも僕の主観ですが、袖針の方がフトコロが深いため、狐針よりも針掛かりが良い傾向にあると感じます。

狐針は口が小さな魚や針を飲みこみにくい魚に適していますが、今回のように対象魚を定めない場合は汎用性の高い袖針がオススメです。

カラフルです

袖針の色

袖針には金・茶・青・赤といった、さまざまなカラーが販売されています。

個人的に無難なのは茶オキアミや石ゴカイを使う場合は赤もオススメです。

金針は針を目立たせたい時に有効で、パニックサビキなどにも使われていますね。

袖針がよく使われる対象魚

オイカワやワカサギ

袖針で釣れたオイカワ

小さな袖針がよく使われる場面は、オイカワやカワムツといった川の小物釣りです。

他にも小さなフナやカジカ、ワカサギ仕掛けにも使われ、言わば淡水の万能針と言えるでしょう。

ハゼ釣りでも定番

ハゼ釣りにも適した袖針

ハゼ釣りにおいても袖針はよく使われています。

ハゼのサイズが小さい時期や数釣りに徹したい人がよく使っている印象です。

「袖針を持っていて良かったー」って思った瞬間

坊主を回避したい時

サビキ釣りで釣れない時の写真

サビキ釣りに来たのに、アジやイワシがまったく回遊してこない……

割とよくあるシチュエーションですよね。

そんな日でも、海中をよく観察すると小さなベラやフグ、スズメダイ(コレは旨い魚ですよ)などがコマセを食べに来ていたりします。

山根

こんな時に袖針を投入すると、坊主モードが一変して「五目釣り達成!」なんてこともあるんです。

魚が見えているのに食いつかない時

警戒心の高い魚の群れ

僕がいつも行く伊豆の海では、トウゴロウイワシやタカベの幼魚など、サビキ仕掛けでは針掛かりしにくい回遊魚がコマセに寄ってくることも珍しくありません。

そんな警戒心の高い魚でも、袖針にアミエビをつけて投入するとすんなり食いついてきてくれたりします

山根

袖針はサヨリ狙いにも打ってつけですよ!

遠征釣行にも必ず持っていきます

袖針を使った熱帯魚釣り

遠征釣行の際は、普段釣ることのできない魚と出会うチャンスでもあるので、袖針は必ず持っていきますね。

メインの釣りが終わった後の1時間とか、移動日の隙間時間とか……。

ライトタックルと袖針とガン玉。これだけあれば、何かしら岸辺の魚が釣れてくれます。

山根

この写真は、移動中に滞在した街中で袖針にソーセージをつけて釣り上げたフェスティバムという魚。

袖針を持っていなければ出会えなかった、熱帯魚好きには堪らないイッピキです。

袖針の使い方

ウキ釣りやミャク釣り

袖針を使ったウキ釣り

もっともシンプルな使い方は、袖針の20cm程度上にガン玉を付けただけのミャク釣りです。

ベラ系やスズメダイなど、堤防際の魚にはウルトラライトクラスのルアーロッドがオススメ。餌はアオイソメやオキアミを小さく切って使ってみましょう。

一方で、トウゴロウイワシやタカベ、サヨリなどは、サビキ竿や磯竿といった長い竿を用いたウキ釣りがオススメ。

これらの表層系回遊魚にはコマセの中にあるアミエビを餌にするのが効果的です。

簡易胴突き仕掛け

袖針を使った胴突き仕掛け

海中に何も魚が見えない……。そんな時は、ミャク釣りのガン玉を徐々に多くして海底を狙ってみましょう。

ほんの少し工夫して、簡易的な胴突き仕掛けにしてみるのも◯。道糸やリーダーに8の字結びをするだけでOK

オモリは水深や風の強さにあわせて追加し、着底を感じられる重さに調整してください。

ジグヘッドに結んでも良い

袖針を使ったアシストフック

小型のジグヘッドを使っていて、アタリがあっても掛からない……

そんな時はジグヘッドに袖針を結んでみるのも良いでしょう。

山根

この場合、鬼爪という既製品が使いやすくてオススメです。

袖針のデメリット

すぐ折れる、すぐ切れる

袖針のデメリット

とにかく食わせ力の高い袖針ですが、大物との相性はハッキリ言って悪いです。

15cm程度の魚までは何とか戦えますが、2号の針に20cmを超えるグレなんか掛かると……

呆気なく針が伸びたり、既製品の糸付き針の場合はハリスが切れたりしてしまいます。

山根

気を付けていても、針を小さくすると大物が掛かってくるんですよね……。

そんな時は運に身を任せてゆっくり時間をかけてファイトしてみてください。

針を呑み込まれやすい

袖針は呑まれやすい

袖針は小さくて軽いことに加えて、フトコロが広いので、喉の奥に掛かることが多いのもデメリットと言えます。

釣れる魚が小型魚なので、リリースを前提とすることも多いかもしれません。そんな時はカエシの無いスレ針タイプも検討してみましょう。

また、飲みこまれてしまった場合は無暗にペンチで外そうとせずに、口元で糸を切って逃がしてあげるのが良いですよ。

山根

魚に針を飲みこまれた場合、糸切りリリースの方が生残率が高くなる傾向があります。

備えておいて損はありません

袖針があれば色んな魚が釣れる

この針を使う場面は、お目当ての魚が釣れていない時かもしれませんが、そんな時こそ新たな釣りの醍醐味に気付けるチャンスです。

袖針は安いですし、かさばらないので、ボックスやバックに忍ばせておいて損はしませんよ!

撮影:山根央之

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