アイキャッチ画像撮影:山下洋太
長年愛用されているのには理由がある

シーズンになると毎日のようにメバルプラッキングを嗜む筆者ですが、とくに多用するプラグ……それが、スミスの『メバペン』です。
メバペンは種類が豊富で、フローティング仕様のオリジナル『メバペン』、それを小型化した『メバペン Jr』、ビッグサイズの『メバペンマグナム』と3サイズがラインナップ。
さらに、オリジナルとJrには、サスペンド仕様の『メバペン SP』『メバペン Jr SP』もラインナップされ、合計5種類に及びます。
名作と言われ、愛するアングラーも多いこのメバペンですが、長年愛されるそのワケを解剖していきたいと思います!
山下
筆者がとくに愛してやまないのが、サスペンドの2種。
今回は、『メバペン SP』『メバペン Jr SP』に絞って詳しく解説していきますよ!
スペック・ラインナップ
釣れっぷりをサクッと紹介!
まずはメバペン SPでの釣果!


オリジナルサイズのメバペン SPは、磯や堤防、サーフでのウェーディングなど、幅広いフィールドで使用しています。
活性が低いときには、絶大な効果を発揮している印象です。
中でも印象に残っているのは……

この尺メバル。
これは正直、メバペン SPだから釣れたといっても過言ではないですね。
ここからメバペン SPをさらに使用するようになり、今ではボックスに入っていないと落ち着かないほどになってしまいました。
山下
尺メバルを釣ったときの釣り方はのちほど解説します!
つぎにメバペン JR SPの釣果!

最小サイズのJr SPは、メバペン SPでもなかなか釣れない活性が著しく低いメバルを狙うときの最終手段的に使用しています。



こんな感じで、これまで数えきれないほどのメバルを釣っています。
メバリングシーズン序盤や終盤など、やや釣果が落ち込んできたときにも「これなら釣れる」と思える頼りになる相棒です。
低活性時に大活躍するメバペン SP&Jr SP

メバペン SP&Jr SPは食いが渋い状況でとくに威力を発揮すると体感しています。
では、なぜ難しい状況を打破できるのか、2つのルアーに共通する釣れる理由を筆者なりに考察してみました。
泳ぎが超ナチュラル
第一に挙げられるのが、泳ぎがナチュラルという点。
上の動画を見てもらえればわかると思いますが、ほとんど動かずにI字アクションといった感じです。
メバルは低活性になればなるほど、よく動くルアーでは釣れにくくなるので、このナチュラルな動きが効いているのでしょう。
超スローシンキングに近いサスペンド仕様

泳ぎがナチュラルなことに加え、サスペンド仕様になっているのもポイントですね。
SPは超スローシンキングに近い浮力、Jr SPはさらにスローフォールする浮力に設定されていて、一定のレンジをよりゆっくりと引いてこれます。
ゆっくりの動きでないと反応しないけど水面直下を探りたい、そんなときに活躍するルアーです!
山下
メバペン SPのとくに肝となるところは、「ナチュラルな動き」「サスペンド」の2つです!
透明度が高い

ボディ内部はエイト環とウェイトだけを内蔵したシンプルな構造。
それ故に透明度が高く、水に馴染みやすいという特徴もあります。
水中に溶け込みやすく、低活性のメバルでもヒットしやすいのではと考えています。
遠投しやすい

いわゆるペンシル形状をしているので、飛行姿勢が安定しやすく、小粒でもかなり飛びます。
飛行中に回転することも少ないため、自重が2gほどでもベイトタックルで難なく扱えます。
この辺もベイトタックルメインの筆者にとっては嬉しいポイントでしたね!
筆者流メバペン SP&Jr SPの使い方

筆者的にメバペン SPとJr SPでは、使い方に大きな違いはありません。
ここでは、筆者が実際にどのように使用しているのか、詳しく解説していきます。
ただ巻き

まず、基本となるのがただ巻きです。
通常のメバリング用プラグであればリールのハンドル1回転1〜2秒が目安ですが、メバペン SP&Jr SPでは4秒ほどがおすすめ。
サスペンドを活かしたスローなただ巻きで、ゆっくりな動きにしか反応しないメバルを狙うイメージで操作してみてくださいね。
ストップアンドゴー

つぎに試したいのがストップアンドゴーです。
動かし方の目安としては、リールのハンドルを3回転させたら3秒止めて待つのが筆者の中では基本。
そのほかには、シモリの際で止めてアタリを待つという使い方もおすすめです。
山下
ちなみに筆者がメバペン SPで尺メバルを釣ったときは、シモリの際で止めて5秒ほど待ったときにアタリがありましたよ!
ドリフト

やや風があるときや流れがあるときに試したいのがドリフト。
操作方法としてはただ巻きとほとんど変わりませんが、ラインスラッグだけ巻き取るイメージでリーリング速度はさらにゆっくりです。
目安としてはハンドル1回転6秒くらい。
ただし、リーリング速度が遅くなるとレンジがやや深く入りやすくなります。
水面直下を泳がせたい場合には、ロッドを立てておきましょう。
初心者にも使って欲しい定番ルアー

サスペンドでレンジ操作をしやすく、さらにはスローに誘えるメバペン SPは、初心者にもぜひ使ってほしいルアーです。
低活性のときを中心に、オールシーズン活躍するので、ぜひ使ってみてくださいね!
スミス メバペン メバル
サイズ | 45mm |
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ウェイト | 3g |
浮力 | フローティング |
価格 | 1,250円(税別) |
スミス メバペン SP
サイズ | 45mm |
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ウェイト | 3.2g |
浮力 | サズペンド |
価格 | 1,250円(税別) |
スミス メバペン Jr
サイズ | 39mm |
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ウェイト | 2g |
浮力 | フローティング |
価格 | 1,250円(税別) |
スミス メバペン Jr SP
サイズ | 39mm |
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ウェイト | 2.2g |
浮力 | サスペンド |
価格 | 1,250円(税別) |
スミス メバペン マグナム
サイズ | 68mm |
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ウェイト | 7.7g |
浮力 | フローティング |
価格 | 1,500円(税別) |