FGノットとは?まずは動画でチェック
シーバスやショアジギ、オフショアゲームにいたるまで、PEラインを用いる釣りに欠かせないFGノット。抜群の強度と安定感でPEラインとリーダーを摩擦力で結束する『摩擦系ノット』の代表です。難しいノットのイメージもありますが、慣れれば簡単に結べます。早速FGノットのやり方を動画で見てみましょう!
指で編むFGノットのやり方動画はこちら
ロープでFGノットの構造も解説!
どんな用途・素材に向いているか
FGノットはPEラインとナイロン・フロロ素材のリーダー結束に用いられます。シーバス用の1号クラスからヒラマサキャスティングなど8号以上のPEまで、幅広く使えるのが特徴です。同じ摩擦系ノットの『PRノット』と比較すると、結束強度はわずかに劣るものの、道具もいらず、慣れれば難易度もそれほど高くありません。
また結束部分も短いのでジギングはもちろん、特にキャスティングゲームと相性がよいと言えます。
>>次ページでは画像で詳しく解説
FGノットの結び方を画像で解説!
続いてFGノットの手順を画像でも解説していきます。手順1

リーダーは10センチほど余分にだしておくと作業がやりやすいです。
※イラストのピンク色がPEライン、白がリーダー
手順2

手順3

手順4

手順5

手順6

結び目を濡らし、徐々に力を入れてゆっくりと締め込むのがポイントです。
完全に締めこまれるとPE部分の色が変わります。
手順7

ライターでリーダーの端を炙っておくとすっぽ抜け防止になります。
手順8

PE本線を濡らすなど、余計な摩擦をかけないよう編み込みましょう。
手順9

手順10

結び方のおさらい
PEラインにリーダーを上下15回ほど編み込んだ後、PEとリーダーをまとめてハーフヒッチを5〜6回。続いてPE本線にハーフヒッチを5〜6回行いエンディングノットをすれば完成です。
結び方のコツ
摩擦系ノットのFGノットはPEラインとリーダーをしっかりと編み込むことがポイント。PEラインをピンとはり、一回一回しっかりとテンションをかけて編み込むのがすっぽ抜けない結び方のコツです。巻きつけの際、1〜2号の細いPEであれば人差し指の第一関節あたりで締め込むのも可能ですが、3号以上は『ノット締め具』などを使いしっかりと締め込みましょう。
また結束部分の上から切れてしまう……といった方は、PE本線に余計な摩擦をかけてノットを組んでいる可能性があります。ハーフヒッチの際、PE本線を濡らすなど、余計な摩擦をかけないよう編み込んでみてください。
口にくわえるFGノット
FGノットのやり方は、指にPEをからめて編み込む方法やアシストツールを使うなど色々な方法がありますが、船上では口にくわえて編み込む方法が簡単です。座った状態で、ロッドガイドを通ったPEラインの先端を口にくわえ、PEラインをピンとはった状態にします。
リーダーはスプールごと、おしりの下に置いて固定し、リーダーをひきだすと作業がしやすいので、慣れれば船の移動中にFGノットが組めてしまいます。
マスター必須!FGノット
もはやアングラーの定番結束手段ともいえるFGノット。初めてのときは難しく思えますが、数回練習すれば簡単にできるようになると思います。今回、紹介した動画&画像解説をご覧いただき是非マスターしてみてくださいね。
金属パーツの結束おすすめ!ジャンスィックSPノット
FGノットがやりやすくなるアシストツールはこちら