のべ竿でアジング!?
最近SNSを徘徊していると、たまに目にする”のべ竿アジング”というジャンル。
アジングは通常リールとアジングロッドでするものですが、どうやらのべ竿でもちゃんと釣れるうえに、「趣(おもむき)があって楽しい!」なんて声まで。
購入したのべ竿アジングロッドが可愛いすぎた
のべ竿アジングをやるべく今回購入したロッドが、「Gophish アジングのべ竿! Slowtime I’m happy 2022model」というもの。
アジングの第一人者でもある、武田栄氏のブランド”ゴーフィッシュ”から発売されている商品です。
名前の通り、「のんびり楽しくのべ竿でアジングとか色んな釣りしようぜ!」というようなコンセプトだそうな。
長さは12ft。一般的な五目釣りなどで使うようなのべ竿より少し短かめの長さ。
9本継ぎで、仕舞寸法はなんと50cm! とてもコンパクトに収納できて、持ち運びも保管も場所を取りません。
竿袋も付属しており、可愛くてなんとも愛着が湧きますね。
今回はオレンジ色を購入しましたが、他にも豊富なカラーがあるので是非チェックしてみてください!
いざのべ竿アジング実釣へ!
ではのべ竿を持ってアジングへ行ってきた様子を振り返って行きます。
仕掛けのセッティング方法
用意するものは、リーダーとジグヘッド+ワーム。
他には、通常のアジングと同じようにフィッシュグリップやネットなどがあるとベストです!
まずは穂先に結びコブを作りましょう。メインラインがすっぽ抜けないためです。
続いて、写真のように輪っか(チチワ結びを2箇所)を作っておきましょう。
先にも1箇所作っておくことで、仕舞う時に引っ張るだけで外せるようになります。
作った輪をコブと穂先の間の部分に結びつけましょう。
その後、竿を伸ばしながらラインを出していきます。
竿を伸ばし終えたら、メインラインをグリップまで到達させたところでカット!
最後にジグヘッドを装着して、のべ竿アジングのタックルが完成です。
のべ竿アジング「楽しすぎん!?」
早速ワームを付けた状態でアジングにトライしてみます。
ほぼ飛距離は無いので、防波堤からそっと足元にゆっくり落としていくと…「コツっ」とアタリがあり、合わせてみると……?
いきなりアジ捕獲に成功! サイズは20cmに満たない夏の豆アジですが、幸先よかったですね。
その後もジグヘッドを交換したり、のんびり楽しんでいるとカマスがヒット。小さいですが、嬉しい一匹!
アジが居ないタイミングでは……
のべ竿アジングではキャストができない分、釣れるかどうかはアジ次第なことがほとんど。
しかし、アジが渋い時でものべ竿アジングなら、同じ竿と仕掛けで他の魚を狙えます。
ジグヘッドはそのままで、ゴカイやオキアミに変えれば防波堤に潜むベラやカワハギ、河口ならハゼを狙ったりもできます。
虫餌に変えたらチャリコ(マダイの幼魚)がヒット! 防波堤周りには色んな魚が潜んでいますね。
岸壁の際ギリギリに落としたり、歩きながら探っていくともっと色々な魚種が狙えるでしょう!
のべ竿アジングのメリットデメリット
実際に使ってみたのべ竿アジングの、良いところと物足りないところを挙げていきます。
リールありのアジングタックルでは、到底為し得ない攻め方が可能なのも発見したので、あわせて紹介します!
なぜなのか……凄く楽しい!
のべ竿アジングをやっていて感じたのは「何故か分からないけど楽しい。」ということ。
童心へ帰り、少年に戻ったような感覚で釣りを楽しめたのが一番の収穫かもしれません。
攻められる範囲が限られる中で、「目に見える近くの魚を必死に釣る」という行為がなんとも楽しい!
いつも執拗にデカイ魚を追い求めているので、こういうシンプルな釣りにこそ感慨深いものがあるのかもしれません。
手返しが早い・手軽
のべ竿の釣りならではだったのが、荷物も少なく手返しも良いというところ。余計な装備や服装もなく、スタイリッシュに釣りを楽しめます。
投げて巻いてという動作がなく、竿を上げ下げするだけで回収と投入ができるので、手返しの良さもリール竿の比ではありません。
圧倒的レンジキープ力!
のべ竿の意外かつ大きなメリットだと感じたのが、圧倒的なレンジキープ力。
ロッド(竿)が長くラインの長さも決まっているので、ジグヘッドを毎回同じ深さで止めておけます。
立ち位置やロッドの角度を変えれば、竿の長さ分の範囲内で極めて再現性の高い釣りが可能。
これはショート丈のアジングロッドにはまずできない芸当です。
キャストに気をつけましょう!
のべ竿でのキャストは、通常のルアータックルより竿や仕掛けが届く範囲が大幅に広がります。
竿をオーバーヘッドで振る時に後方はもちろん、頭上の電線などにもよく注意して投げるようにしましょう。
人が多い場所などでは極力使わないのがベスト。使うのであれば下から振り込んだり真下に落とすなど、周りに配慮することが大切だと感じました。
のべ竿アジングは場所を選ぶ
のべ竿アジングはキャストして探れない分、仕掛けの射程圏内にアジが居ないと始まらないので、場所を選びます。
効率が良いのは夜の街灯周りですが、昼間に目視でアジを探しながら釣っていくのも楽しそうです!
のべ竿アジングにオススメの季節
春に生まれたアジは夏の間に成長し、秋冬になるとサイズアップ。さらに群れで接岸するためワームで釣りやすくなります。
今回実釣したのが8月だったため豆アジが多かったですが、アジングのピークである秋冬ならもっと数もサイズも狙えるでしょう。
岸近くにアジがいないと成立しない釣りなので、メインシーズンの秋から冬にもチャレンジしたいですね!
専用の竿じゃなくてもできそうだよ!
今回使用したのはアジング専用として発売されているのべ竿でしたが、普通の餌釣りに使うようなものでも楽しめそうです。
子供から大人まで気兼ねなく楽しめる、そんな手軽で魅力的な釣りであることが改めてわかりました。
たまにはのんびり楽しく釣りしてみませんか?
釣りの楽しみ方は人それぞれですし、あくまで筆者の主観ですが、たまにこういったのんびりした釣りをするとメリハリが出て本業のルアーゲームがより一層楽しく感じます。
と言いつつも、のべ竿アジングに既にドップリハマってしまいましたが……笑
お子様やエサ釣りメインの人にはもちろん、普段ルアーロッドを使った釣りをメインにしている人にこそ、全力でおすすめしたい釣りです!
ゴーフィッシュ アジングのべ竿 スロータイムアイムハッピー 2022
アジング専用のべ竿!?
アジングの第一人者とも言われる武田栄のブランド”GoPhish"から2022年に発売されたアジングのべ竿。
12ftというのべ竿の中では少し短めのレングスですが、防波堤からのアジングや餌釣りなどに取り回しが良く非常に扱い易い。
のんびり楽しくのべ竿で防波堤の周りなんかに見える色んなを魚狙ってみよう! という、楽しさを追求した竿となっています。
全長 | 12ft |
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継数 | 9本 |
仕舞寸法 | 50cm |
カラー | 全5色 |