[sotoshiru/ソトシル] 釣りのセール品を毎日お知らせ! 国内最大級のアウトドア情報アプリ 無料ダウンロード
豆アジの釣果

「豆アジが釣れない」という人へ。低水温期の激シブ豆アジングのコツを伝授します

アジングの中でも「難易度が高い」と言われる、低水温期の豆アジ。なかなか釣れなくて困っている方も多いのではないでしょうか?そんな真冬・早春の渋い豆アジの攻略法を解説します!

目次

アイキャッチ画像提供:ちゃったTV なおと

低水温期の豆アジング

豆アジの釣果

ライトゲームの中でも、「少し難しいな〜」と感じる人が多いであろうアジング。

アジは回遊性が強い上に釣れるレンジが広く、細かな誘い方の違いでも釣果に差が出ます。

そんなアジングの中でも、「意外と難しい」と言われるのが豆アジング。

とくに低水温期の豆アジングは、上級者でも手こずることが多い難易度の高い釣りです。

なおと
というわけで今回は、低水温期(真冬・早春)の豆アジ攻略を解説します!

なぜ渋いのか?

プランクトンを食う豆アジ

これはプランクトンを夢中で捕食するアジの水中写真。白いプツプツがプランクトンです。

低水温期になると餌の種類が少なくなり、それによってプランクトンが餌となるケースが増えます。

適水温のハイシーズンは小魚等の餌が豊富で、豆アジも活発に捕食活動をするのですが……

低水温期のプランクトン(アミなど)を捕食する豆アジ達は、フワフワと漂うものだけをスローに捕食する“激ムズアジ”に変貌してしまいます。

楽しみ&学びも多い

アジングで釣った豆アジ

こんなことを言うと、「わざわざ寒い時に渋い豆アジを狙って楽しいのか?」と思われるかもしれません。

たしかに、寒くてアジが小さいのは事実ですが、すごく繊細で丁寧なアプローチをしないと口を使わないので、テクニカルな面白さがあるんです。

さらに、プランクトンを偏食するのは低水温期だけではないので、しっかり釣り込むことで年中使える引き出しも増えますよ。

タックルがとても大切

豆アジングのタックル

渋い豆アジを攻略するには、まずタックルセッティングが重要です!

ロッド&リール

アジングロッド

軽量なジグヘッドを繊細に扱うので、アンダー1gのウエイトに対応する柔らかいロッドがベストです。

ソリッドティップのアジングロッド

こんな感じの、細くてしなやかなソリッドティップのロッドがオススメ!

プランクトンを偏食する豆アジの吸い込みは非常に弱いので、ロッドが食い込み具合を大きく左右します。

なおと
リールはロッドに応じて、1000番・2000番の軽量なものを合わせましょう!

ライン

エステルライン

ラインは細いエステルラインがオススメです。

扱いにはややシビアな一面もありますが、低水温期の豆アジだけにターゲットを絞ると、エステルの0.2号や0.25号がベスト。

なおと
太いラインを使ってしまうと、軽いジグヘッドと極小ワームの操作感がまったく無くなります。

リグ

ジグヘッドリグ

ジグヘッドもワームも豆アジの口に入りやすいように、できる限り小さいものを使用しましょう。

フックは小針で、ワームは短い方が圧倒的に吸い込みやすくなります。

ダイワ TG 月下美人SWライトジグヘッド

重量:0.5~3.0g

タングステンのジグヘッドは小さなワームとマッチしやすいのでオススメですよ!

筆者は月下美人タングステンジグヘッドをよく使います。

アジング用ワーム

ワームの頭部をカットすることも有効ですね。少しカットするだけで反応がガラッと変わることも。

長いワームしか持っていない場合にも役立ちます!

がまかつ サポートフック 鬼爪

サイズ:S〜L

がまかつの鬼爪など、アシストフックを持っておくのも良い手です。

なおと
鬼爪の掛かりはハンパないので、アタリがある時にはすごく活躍します!

次は、肝心の“アタリの出し方”を解説します!

激シブ豆アジへのアプローチ

着水点がかなり大事

豆アジへのアプローチ

プランクトンを食っている豆アジを攻略する際に、まず大切なのが着水点。

群れているところへダイレクトにルアーを投げると、面白いくらいに群れが散ります。

その一投でアジが沈んでしまうことも多く、日中でも常夜灯下でも低水温期のアジはその傾向が顕著です。

プランクトンを捕食するスローな豆アジは、警戒心も高いように思います。

アジングのアプローチ

そのため、群れから離れたところへキャストし、そこから群れの中にルアーを持っていくことが大切。

じつは、ルアーやアクション云々ではなく、着水の時点で“終わっている”ことが多いんです。

なおと
群れ直撃キャストはマジでNG。かなり遠い目にキャストするのがコツですね!

潮上から流す

ドリフト

シラス等の小魚を捕食しているときは、雑にルアーを引いて釣れることも多いのですが、プランクトンに固執している場合はトレースコースが非常に大切です。

プランクトンは流れに逆らって泳ぐことはなく、必ず潮に乗って流れているため、潮上にキャストして流しながら誘いましょう。

なおと
流れに逆らったり、横切ったりするのは、アクションが“Not マッチザベイト”になるわけです!

プラグも活用する

プラグで釣った豆アジ

ベースとなるルアーはジグヘッドですが、ジグヘッドは水中で止められません。

それに対してプラグは止められるので、ジグヘッドよりもじっくり魅せられ、よりスローな釣りを展開できます。

プラグを使う上では、あまり動かし過ぎず、フワフワ流すイメージで扱うのがコツです。

なおと
サーティフォーから発売されている樹脂を纏ったジグヘッド「ゼログラ」も、潮に乗せた状態でレンジキープをしやすいので有効です!

激しいダートが効くことも

ダートアクション

軽いリグでのスローなアプローチが“すべて”かと言うと、そうではありません。

フワフワさせるだけじゃなく、正反対のキレッキレのダートが抜群に効くことがあるのも面白いところです。

とくに群れている場合、活性の高い個体から効率よく釣れます。

なおと
イメージに捉われすぎないことも大事です!

ハマったら抜け出せない!

プラグで釣った豆アジ

低水温期の豆アジングは、アジングの中でも1番難しいパターンだと思う反面、繊細でとても楽しいです。

さらに、ハイシーズンの渋い時にも応用できる釣り方なので、アジング上達にはもってこい。

小さい魚ですが、楽しさもあってスキルアップにもつながるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!

画像提供:ちゃったTV なおと

関連記事