シマノのタイラバリールについて
シマノはダイワと並ぶ国内最大級の釣具メーカー。
そんなシマノからは、タイラバ向けに開発されたタイラバリールも数多く販売されています。
大手メーカーらしい幅広いラインナップが用意されており、初心者向けのものから本格的なものまで揃っていることが特徴。
初心者向けのリールであっても巻き心地がよく、長期間愛用できます。
シマノのタイラバリールの選び方
タイラバリールを選ぶ際には、サイズ(糸巻量)と形状(丸型orロープロ)、カウンター機能の有無、この3つの観点から選ぶと良いでしょう。
サイズ(糸巻量)はPE1号が200-300m巻けるものが基準
タイラバリールを1つだけ選ぶのであれば、PE1号が200-300m巻けるものがおすすめ。
このサイズであれば、近海から沖合まで幅広い海域でのタイラバに対応できます。
シマノのタイラバリールにはこのサイズはもちろん、それより一回り大きなサイズまで揃っています。
初心者はロープロ型、慣れてきたら丸型がおすすめ
シマノのタイラバリールの形状には、ロープロファイル型と丸型の2種類があります。
どちらも快適にタイラバを楽しめるのですが、初心者には握りやすいロープロファイル型がおすすめ。
一方で丸型は耐久性や巻き上げパワーに優れており、激流エリアでのドテラ流しやディープタイラバ、大型マダイが出る海域でのタイラバで威力を発揮します。
カウンターがあればよりテクニカルな攻めも可能に
製品名にCTとつくシマノのタイラバリールは、フォールスピードや巻き上げスピードを表示するカウンターディスプレイ機能が搭載されたモデル。
マダイの反応がある巻きスピードやフォールスピードを数値で把握でき、よりテクニカルな釣り方が可能になります。
特定の棚でしかアタリが出ないようなシビアな状況ともなると、カウンターの有無が釣果に大きな差をもたらすこともあるのです。
シマノのタイラバリールに搭載されているテクノロジー
シマノのタイラバリールにはさまざまな技術・機能が使われています。
ここでは、その中でもタイラバでの快適さに直結する技術・機能をご紹介していきましょう。
難攻不落の防水システム「Xプロテクト」
Xプロテクトはシマノ独自のリール防水機構。
撥水グリスと特殊構造の防水壁によって、ベアリングへの水分の侵入を高いレベルで防いでくれます。
波しぶきを被りやすい、船上でのタイラバにとって嬉しい技術です。
滑らかな巻き心地が長期間持続「マイクロモジュールギア」
マイクロモジュールギアは、滑らかな巻き心地を実現するギアシステム。
精密なギア同士がブレることなく嚙み合っい、良い巻き心地が長期間持続します。
ただ巻きが基本となるタイラバにおいて、巻き心地の良さはリールを巻き続けるモチベーションにも繋がる、需要な要素です。
スムーズなフォールが可能な「スーパーフリースプール」
スーパーフリースプールはタイラバをスムーズにフォールさせるための機能。
クラッチを切った際にスプールを支えているのが2つのベアリングだけなため、少ない摩擦で海底まで落下します。
フォールスピードが自由自在「フォールレバー」
フォールレバーは、フォールのスピードを自由自在に調整するための機能です。
マダイが好むフォールスピードを常に再現できるので、その日のパターンを見つけると数釣りすることが可能。
層によって細かくフォールスピードを変えながら落としていく、といった高レベルな釣りにも対応します。
巻き・フォールスピードを数値化「カウンターディスプレイ」
巻き上げスピードやフォールスピードを数値化して、映し出してくれるのがカウンターディスプレイ。
感覚ではなく数値でスピードを調整できるので、より正確な釣りが可能になります。
ヒットパターンを探して、しっかりと把握したいアングラーに嬉しい機能です。
力を込めやすい長め「51mmダブルハンドル」
51mmダブルハンドルは通常よりも少し長く、力を込めやすいハンドルです。
ファイト時の負担を軽減してくれるだけではなく、リーリングが安定するといったメリットも。
ハンドルノブは濡れても滑りにくいEVA製です。
丸型のデメリットを解消「Sコンパクトボディ」
シマノの丸型タイラバリールには、Sコンパクトボディという形状が採用。
握る側の直径をハンドル側よりも小さくしており、丸型リールのデメリットである握りにくさを解消しています。
ロープロ型に近い感覚で扱える形状です。
エンゲツBB
タイラバ入門におすすめなのがエンゲツBB。
価格は1万円台ながらCI4+製のボディは強度と軽さを実現しており、長時間の釣りでも疲れにくくなっています。
タイラバはもちろんその他の船釣りにも使用できる、高い汎用性も魅力の機種。
エンゲツBBのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(㎏) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 本体価格(円) |
100HG | 7.2 | 5.5 | 185 | 1-200 | 15,800円 |
101HG | 7.2 | 5.5 | 185 | 1-200 | 15,800円 |
100PG | 5.5 | 5.5 | 185 | 1-200 | 15,800円 |
101PG | 5.5 | 5.5 | 185 | 1-200 | 15,800円 |
シマノ エンゲツBB 100HG
エンゲツCT
フォールレバーとカウンターディスプレイによって、フォールを自在に操れるのがエンゲツCT。
巻き上げスピード、フォールスピードを数値として把握し、ヒットパターンにアジャスト可能。ロープロ型なので握りやすく、操作性にも優れています。
カウンターを使った釣りの、はじめの一歩におすすめな一台です。
エンゲツCTのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(㎏) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 本体価格(円) |
150HG | 7.8 | 5 | 250 | 1-330 | 29,900円 |
151HG | 7.8 | 5 | 250 | 1-330 | 29,900円 |
150PG | 5.8 | 5 | 250 | 1-330 | 29,900円 |
151PG | 5.8 | 5 | 250 | 1-330 | 29,900円 |
シマノ エンゲツCT 150HG
エンゲツ
エンゲツはアルミ製のHAGANEボディによる剛性と、マイクロモジュールギアによる滑らかな巻き心地が特徴。
ロープロ型でありながら丸型リールに近い性能を実現しています。
軽量で操作性も良く、スパンカー流し、ドテラ流し、深場や急流エリアまで、様々なエリアでのタイラバに対応したリールです。
エンゲツのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(㎏) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 本体価格(円) |
100HG | 7.8 | 4 | 210 | 1-200 | 31,500円 |
101HG | 7.8 | 4 | 210 | 1-200 | 31,500円 |
100PG | 5.8 | 4.5 | 205 | 1-200 | 31,500円 |
101PG | 5.8 | 4.5 | 205 | 1-200 | 31,500円 |
150HG | 7.8 | 4 | 220 | 1-330 | 33,100円 |
151HG | 7.8 | 4 | 220 | 1-330 | 33,100円 |
シマノ エンゲツ 150HG
エンゲツプレミアム
エンゲツプレミアムはエンゲツシリーズの最高峰モデル。
マイクロモジュールギアやフォールレバー、カウンターディスプレイなど、あらゆる技術・機能がフル搭載されています。
タイラバを本気で極めたいアングラーに向けた、ロープロファイル型におけるマスタースペックを持つ機種です。
エンゲツプレミアムのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(㎏) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 本体価格(円) |
150HG | 7.8 | 5 | 250 | 1-330 | 44,600円 |
151HG | 7.8 | 5 | 250 | 1-330 | 44,600円 |
150PG | 5.8 | 6 | 250 | 1-330 | 44,600円 |
151PG | 5.8 | 6 | 250 | 1-330 | 44,600円 |
シマノ エンゲツプレミアム 150HG
オシアコンクエスト
オシアコンクエストはシマノのオフショア用ベイトリールを代表する機種。
丸形の金属製ボディは剛性が高く、マイクロモジュールギアとの相乗効果によって滑らかかつ、力強い巻き上げが可能です。
糸巻量も多く、水深100mを超えるような深場を200g以上のヘッドで狙うディープタイラバや、激流エリアでの大鯛狙いにおすすめ。
オシアコンクエストのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(㎏) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 本体価格(円) |
200HG | 6.2 | 5 | 285 | 1-440 | 56,200円 |
201HG | 6.2 | 5 | 285 | 1-440 | 56,200円 |
200PG | 4.8 | 6 | 275 | 1-440 | 56,200円 |
201PG | 4.8 | 6 | 275 | 1-440 | 56,200円 |
※タイラバに最適なモデルをピックアップしています。
シマノ オシアコンクエスト 200HG
オシアコンクエストCT
オシアコンクエストにフォールレバーとカウンターディスプレイを搭載した機種。
丸形らしい高剛性と滑らかな巻き心地はそのままに、カウンターとフォールレバーを使ったテクニカルな釣りに対応しています。
強さと機能性の高さを両立したシマノ最高峰ベイトリールは、記録級の大鯛を狙いたい方におすすめ。
オシアコンクエストCTのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(㎏) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 本体価格(円) |
200HG | 6.2 | 5 | 340 | 1-440 | 67,200円 |
201HG | 6.2 | 5 | 340 | 1-440 | 67,200円 |
200PG | 4.8 | 6 | 330 | 1-440 | 67,200円 |
201PG | 4.8 | 6 | 330 | 1-440 | 67,200円 |
シマノ オシアコンクエストCT 200HG
シマノのタイラバリールは充実のラインナップ!
シマノのタイラバリールには1万円以下で購入できるエントリーモデルから、独自の技術を惜しげもなく使用した本格的な丸型リールまで幅広くラインナップされています。
これからタイラバに挑戦する方はもちろん、リールの買い替えを検討している方もぜひシマノのタイラバリールを候補に入れてみてください。
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