にわかには信じがたいデカアジを狙って釣る方法
尺越えのアジを釣る。筆者は回遊してきた群れのサイズに依存するもの、そう思っていました。しかしダイワフィールドテスター渡邉長士氏曰く、狙って釣る方法があるのだと言います。
ここでは遠征などしなくてもデカいアジを狙って釣る方法を解説。自身の記録を塗り替えたいアジンガーは必見です。
デカいアジがいる場所とは?
日中は沖の深場などにいることが多い大型のアジ。そういった深場が隣接している場所は青物が回遊することも多いと渡邉氏。
デカアジ狙いの場所としては磯の先端などはもちろん、陸っぱりから青物が狙えるような深場が近いサーフはデカいアジが回遊してくるひとつの目安になるとのこと。
アジは大きくなるほど魚食性が強くなり、プランクトンでなく小魚を追うようになってきます。
そのため深場が隣接したエリアの中でも、ベイトとなる小魚が多い流れ込みなどがあるポイントは尺越えのデカいアジの回遊確率が高まります。
デカアジ狙いを解説した実釣動画はこちら
デカアジポイントの探し方
釣具屋さんやSNSの釣果情報からポイントを探すのもひとつの手ですが、渡邉氏は陸っぱりで青物が釣れるような場所を探した後、アプリなど衛星画像から流れ込みがある場所を探し、ポイントをしぼっているのだとか。
海底図なども利用して近所のMyデカアジポイントを見つけるのも面白そうですね。
狙う時間帯
日中は沖の深場にいるデカいアジは夜になるとエサを食いに浅場に回ってくるため、暗くなってからがデカアジ狙いの良い時間になってきます。
夜間釣りをするに際、とくに初場所の場合は日中の明るい時間にポイントの下見をしておきましょう。日中に確認しておくことで安全面はもちろん、夜間の釣りのイメージもしやくすくなりますね。
デカアジ狙いのタックル
今回は尺超えのデカアジをサーフから狙うため、遠投ができるキャロ用アジングロッドにリールは2500番。
PE0.4号にリーダーがフロロ2.5号1m、キャロシンカー9.5g、ハリスがフロロ2号+フロロ1.5号を電車結びで接続。
ジグヘッドは1.2g、ワームは3inのグローカラーをチョイスしました。渡邉氏曰くキャロシンカー下のハリスの太さを変えることでキャスト時のからみ防止になるとのことでした。
■使用タックル
ロッド:月下美人 EX AGS AJING 711MLS-T
リール:ルビアスエアリティFC LT2500S-XH
ライン:UVF月下美人デュラセンサー+Si2 0.4号
ソフトルアー:アジングビーム バチコンカスタム 3in
アジングビーム バチコンカスタム 3in
デカアジ狙いの季節は冬
ベイトが多い河口でデカアジを狙う場合、季節的には冬がおすすめ。理由はアジにとって食べ頃サイズのベイトが一年の中で最も多いからです。
冬の時期に多いのはボラの稚魚ハクやシラウオ、稚鮎など。こういったベイトを追って流れ込み付近のブレイクにはいってきたデカアジを狙っていきます。
河口付近での狙い方
深場が隣接した河口の流れ込み付近をポイントにしぼった渡邉氏。
狙い方としては流れ込み付近からブレイクの表層〜中層を狙っていきます。反応がなければ表層から中層に少しレンジを下げて探ってみましょう。
アクションはただ巻きに少しシェイクをいれた誘いでアジの反応を伺います。
デカいアジのヒットゾーン:流れの中
デカいアジは流れの中で、流されてくるベイトを待ち構えています。
ルアーを通し流れを強く感じ、さらにブレイクが絡む場所を探るのがデカアジの狙い攻略のポイント。
流れにのせてリールを巻かず、ワームをステイさせるのもよいアピールになります。
渡邉氏も最初はこんな淡水が混じる流れで釣れるのかと思っていたそうですが、何度も連発することでデカいアジは流れの中にいると確信したとのことでした。
デカいアジは狙って釣れる!
撮影中に見事2本の尺超えアジを釣りあげ、デカいアジが狙って釣れることを証明してくれた渡邉氏。
九州などに遠征せずとも、深場隣接+流れ込みといった条件で探せば全国にも新たなポイントが見つかるかもしれません。
ぜひマップアプリなどを参考にご自身のデカアジ狙いのポイントを探し、自己記録更新にチャレンジしてみてくださいね。
釣り方を解説した渡邉長士氏のデカアジ実釣動画も、ぜひご覧ください。