ここ2、3年で注目されている「水温1桁台の霞水系」で有効な4つの釣り方

2021/12/13 更新

近年の冬の霞水系は、アングラーの増加と技術の向上により、一層難しいものになってきました。そんな厳しい状況でも、なんとか一本を絞り出すために、新たな釣り方や見直された釣り方があります。今回はその中から、4つの釣り方をピックアップしてご紹介します。

制作者

安江 勇斗

霞ヶ浦をメインにバスボートでのガイド業を営んでいます。霞ヶ浦に魅了され、愛知県から茨城県に移住。釣りの勉強をしながら、7年間霞ヶ浦の漁業も経験しました。おかっぱり、レンタルボート、バスボートまで様々なスタイルでバス釣りを楽しんでいます。depsフィールドテスター/RYUGIフィールドモニター /bassbrigadejapan /ワールドタックルハウス/東レモノフィラメント

安江 勇斗のプロフィール

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確実に難しくなっている霞水系の冬の釣り

スゥイートキラー
近年の冬の霞水系は、アングラーの増加と技術の向上により、一層難しいものになってきました。

そんな厳しい状況でも、なんとか一本を絞り出すために見出された、新たな釣り方や見直された釣り方があります。

安江
今回はその中から、4つの釣り方をピックアップしてご紹介。近年注目されている釣り方を、今一度、一緒に見直してみましょう!

冬の釣りその①:中層メタルバイブ釣法

メタルバイブ
1/8オンス前後の軽めのメタルバイブを使い、表層~中層でバスを誘う釣り方。主にテトラ帯で威力を発揮する釣りです。

テトラ帯に潜むバスの中でも、表層~中層にサスペンドする“やる気のある”バスを狙っていきます。

安江
一見地味な釣りに見えますが、バイトが視認できるような浅いレンジでヒットするので、なんともエキサイティングな釣りです。

表層から小刻みにアクションさせて誘う

テトラ 主に写真のようなテトラ帯の、“穴”で有効な釣り方。なるべく「ロッドからバーチカルに狙える距離の穴」に対し、表層から徐々にレンジを刻みながら、バイトを誘います。

表層から10cm(だいたいでOK)のレンジで3〜5回アクション。そこからまた10cmレンジを下げ、3〜5回アクション。また10cmレンジに下げ3〜5回アクションして回収。これが1セットの流れです。

釣れるタイミングとキモ

とくに朝一と夕方に威力を発揮します。一か所に時間をかけすぎないように、テンポよくテトラ帯を打つことが大切。

安江
バスが身を潜められそうな、石の隙間や杭などにも応用が可能です。

おすすめルアー:サーキットバイブ1/8

サーキットバイブ
アクションのレスポンスがに優れ、太めのラインでもしっかりとアクションしてくれます。モチベーションを保ちやすいのも、おすすめできるポイントです。

安江
純正のダブルフックはRYUGI製。刺さりが抜群なので、冬のショートバイトも安心です。


ITEM
デプス サーキットバイブ 1/8oz
全長:35mm
重量:1/8oz

冬の釣りその②:アラバマリグ

アラバマリグ
準備する手間、コストがかかる、収納が大変……そんなデメリットを抱えているリグ。

いつ投げても不意に魚を呼んでくれ、厳しい時期でもバスを狂わせるパワーを持っています。

セッティングとタイミング

アラバマリグ
“ワンフックブレードアラバマ”というセッティングもありますが、霞水系では通常のアラバマセッティングの方が威力は高いと感じます。

根掛りが多い霞水系では、フックがむき出しのジグヘッドよりも、オフセットフックを使ったセッティングがおすすめです。

他のルアーでは釣るのが困難に感じる状況(荒れた波や風のタイミング)で、突出した威力を発揮してくれます。

安江
米国からこのリグが“参入”してきて以来、日本でも賛否両論を呼んでいますよね。しかし、使いこなせば非常に心強いルアー(リグ)です。

使い方・アクション

アラバマリグ
タダ巻きはもちろん、じつは足元を攻めても有効なアラバマリグ。

ロッドが届く範囲で障害物や沈み物の周りをゆっくり八の字アクションさせたり、障害物や沈み物の上に垂らしてシェイクという意外な使い方も得意です。

安江
根掛かりしても外しやすく、ゆっくりと引けてレンジキープしやすいので、テクトロでも重宝します。

キャストして使う場合の注意点

ロスト時の代償(水中に巨大なゴミを残してしまうという点)が大きいリグなので、地形を把握している場所、根がかりを回避できるレンジでの使用を心掛けてください。

おすすめトレーラー:ヴァラップスイマー 3.3インチ

ヴァラップスイマー
ゆっくり動かしてもアクションが制御されず、オフセットフックでもしっかり泳ぐのが見どころ。サイズ感も釣れごろサイズです。

ITEM
ボトムアップ ヴァラップスイマー 3.3インチ


 




冬の釣りその③:ビッグベイト

ビッグベイト
釣りの多くの時間をビッグベイトに使う、「ビッグベイタースタイル」も楽しく魅力的ですが、よほど好きではないと、投げ続けるのは正直シンドイ釣り。

冬の釣りで現実的な釣果を求めるなら、タイミングが非常に重要になる釣りです。

タイミング

ビッグベイト昨年も日が沈んでから、真っ暗になる前の時間帯にバイトが集中

前日の夜の天気が、曇りや雨だった場合は、朝イチのバイトに期待しましょう。夕方は「日が沈むギリギリの時間」がチャンス大です。

安江
いずれもローライトであることがキーです。

アプローチ

フィルターユニット
霞水系に多く存在する『フィルターユニット』は、冬のビックベイトフィッシングの有望ポイント。角や切れ目をスローにトレースしましょう。

最初のアプローチには反応しないバスもいるので、一回トレースしだけで「チェック完了!」とするのではなく、何度も丁寧にアプローチすることをオススメします。

安江
気になる場所は何度も執拗にアプローチすることがキモです。


夕方(日が沈む時間帯)は、バスの活性が急上昇しやすいタイミングですが、数分単位で状況が変わります。

「フィーディングに入る or 入らない」はバス次第なので、移動に時間をかけてしまい、タイミングを棒に振るのは避けたいところ。

安江
気になる場所には、「5分ごとに入り直す」という攻め方もアリです。

冬はサスペンドチューンがキモ

板おもり
水温も1桁になると、表層付近でアクションしても、深いレンジにいるバスをルアーに呼び込むことが難しくなります。

その場合に有効なのが、バスとの距離を近づけ、バイトを誘発する助けとなる“サスペンドチューン”です。

ルアーの個体差、水温、ラインの太さと種類、フックサイズなど……いろいろな要素が影響して、サスペンド具合は微妙に変わります。現場で微調整しましょう。

足元をゆっくりと引きたい場合は、超スローシンキングに設定してあげるのがおすすめです。

安江
ちなみに、ウェイト調整にはアクティブの鉛シール0.5mmがオススメ。他にも0.3mmと1.0mmがラインナップしていますが、「面積に対する重さ」がちょどいいので、もっとも微調整しやすいのが0.3mmというのが、僕の見解です。



冬の釣りその④:高比重ノーシンカー

カバースキャット
全国各地で大ブレイクした高比重ノーシンカーの釣りですが、冬の霞水系でも威力を発揮します。「2ジャーク→5〜10秒放置」を繰り返すのが基本の動作です。

タイミングとキモ

カバースキャット冷え込んだタイミングが◎

バスのレンジと、エサに対する意識がボトムに向かいやすいタイミングで、強さを感じるリグです。

去年の厳寒期は、バスが潜んでいると想定できる障害物など、起点となる場所でのバイトがほとんど。

どうしても時間が掛かってしまう釣りなので、水中のなんらかの障害物に狙いを定めた使い方が正しいでしょう。

安江
目標物の位置が曖昧な場合、ズル引きで変化を探し、察知した場所からジャークを開始すると効率的に探れます。

おすすめルアー①:カバースキャット3.5

カバースキャット
フックはRYUGIリミット5/0がマッチしますが、細軸のダブルエッジ5/0+フロロカーボン20ポンドというセッティングであれば、根掛りした場合にもフックを曲げて回収できます。

安江
少々強引ですが、根掛りが多い場所で有効的なので、ぜひ試してみてください。

おすすめルアー②:ドライブスティックファット4.5

ドライブスティック
テールを切って逆付け。カバースキャット3.5より一回りコンパクトなので、大型の個体が望めないエリアではこちらを選択します。

安江
2種類を使い分けることで釣果UPを狙いましょう。


ITEM
オーエスピー ドライブスティックファット 4.5インチ

厳しい冬に釣り方の“引き出し”を増やしましょう!

ブラックバス
ハイシーズンとは比較にならないほど、天候や時間帯に釣果を大きく左右されやすい冬。

その中でも釣りの引き出しを沢山持ち、釣りの幅が増やすことで、おのずと釣果につながってくると思います。

安江
新しい釣りや旬な釣り方を積極的に取り入れて、厳しい冬の霞水系を楽しみましょう!


 
撮影・文:安江 勇斗

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