いつの間にかテカテカに……
ソルトルアー、フレッシュウォータールアーを問わず、多くのロッドのグリップに用いられているEVA素材。
ソフトな質感としっかりとしたグリップ力が魅力のEVAですが、使い込むといつの間にかテカテカになってしまっていませんか?
ぼくの場合、リールシート付近の常に握っているところは、自分の手の形が確認できるほどです(笑)
ちょっと汚く見える
使い込んだ結果なので勲章といえばかっこいいものの、正直なところ、ちょっと汚く見えてしまうのも事実。
そこで今回は、テカテカになってしまったEVAを元通りキレイに直す方法をご紹介いたします!
まるで新品のようになりますよ!
簡単に元通りに直せる!
必要なもの
必要なものは#300番くらいの紙ヤスリとマスキングテープ、そして熱々のお湯です。
紙ヤスリとマスキングテープはホームセンターで数百円で揃いますよ。
削りたくない所をマスキング
まずはロッドのブランクやリールシートなど、傷を付けたくないところにマスキングテープを入念に貼り付けます。
曲線の部分は少し貼りにくいですが、マスキングテープを折り曲げたりしながら丁寧に貼りましょう。
ここを雑にするとロッドに傷をつけてしまう可能性があるので、慎重かつ丁寧に作業をしてください。
紙ヤスリで薄く削る
テカテカになったグリップを紙ヤスリで撫でるように削ります。
表面を毛羽立たせるようなイメージで、優しく作業してください。
くれぐれも削りすぎには注意し、表面だけを薄く削るようにしましょう。
この時、テカテカになっていない部分にもヤスリをかけると、表面の質感が揃って完成度が高くなります。
熱湯をゆっくり掛ける
ヤスリをかけ終わったら、沸騰したお湯を少しずつグリップに掛けていきます。
一気にドバッとかけるのではなく、少しずつゆっくりと掛けるようにしましょう。
全体に均等にお湯を掛け、しっかりと水気を拭き取れば作業終了です。
綺麗に元通りに!
こちらがお湯をかけて元通りになったEVAグリップ。
テカテカだったグリップが、元のソフトな質感に復活!
これでまた新品のような使用感で釣りができますね。
注意点
お湯を掛ける時に、勢いよく掛けたり、掛けすぎてしまわないように注意してください。
掛け過ぎるとグリップの接着剤が剥離したり、ブランクを傷めてしまう可能性があります。
また、お湯の代わりにライターの火を使う方法もありますが、EVAを傷める危険性が高いので避けた方が無難です。
凹みも治せる
大切に使っていても、ちょっとした不注意や不慮の事故でEVAが凹んでしまった経験はありませんか?
お気に入りのロッドのグリップが凹んでしまうと、見映え的にも使用感的にも残念ですよね。
ぼくも何度もEVAを凹ませてしまっているのですが、じつは簡単に直せるんです。
凹みもそうですが、EVAに染み付いた塩もかなり汚いですね(笑)
凹み部分に熱湯をかける
直し方は、凹ませてしまった部分に熱々のお湯を掛けるだけ!
たったこれだけでEVAが元通りになるんです。
今まで諦めていたグリップの傷も直るかもしれませんよ!
綺麗に元通り!
こちらが水気を取ったグリップです。
もともとどこが凹んでいたのかわからないほどキレイに直っていますね。
ついでに、染み付いた塩も洗い流されてキレイなグリップに蘇りました!
なお、凹み修理の際もお湯の掛けすぎには注意してくださいね。
完璧に元に戻らないことも
あまりにも深い凹みやエグれてしまっている傷は元通りにならないことがあります。
とはいえ、お湯を掛ければある程度は目立たなくなると思うので、ぜひ試してみてください。
手を掛けるほど愛着が湧く
ロッドなどの釣り道具は、手を掛けるほど、まるで我が子のように愛着が湧くもの。
できる限り大切に使うのはもちろんですが、万が一の時のために今回のような修復する知識を持っておくと安心です。
今回の記事で皆さんのフィッシングライフがより良いものになれば幸いです!