折れたんじゃない、折っているんだ!

しかし、カーボンロッドの製造技術と素材が向上した現在、“折れるロッド”はほとんどありません。
ロッドの破損は防げる!

素材や製造工程での不良ではなく、使い方に問題があって折ってしまっているのです。
大切なロッドを破損させないために、次項で“絶対にやってはいけない”3つの事柄をチェックしましょう。
ロッドの立てすぎ

魚が足元に寄ってきた場合やタモ入れの際は、とくにラインとの角度が鋭角になりやすいので注意しましょう。
「はやく釣り上げたい」と焦って、ロッドを立てがちですが、冷静になって寝かせ気味のファイトを心がけてください。
穂先の糸絡み

糸が絡んだだけではロッドは折れませんが、気付かずにリールを巻いたり、フッキングをしたりすると穂先が折れてしまいます。
リールの回転が重くなるなどの違和感を感じたら、糸が絡んでいないかチェックしてください。とくに、糸や穂先が見えにくい夜間は注意しましょう。
地面に直置き

軽量化を優先した無塗装のロッドは、傷がカーボン繊維に達しやすいので、特に注意が必要。なるべく、手すりやタックルボックスなどに立てかけるようしましょう。
ロッドは正しく扱おう!

高額なハイエンドロッドの中には、ビギナーでは扱いきれず、誤った使い方をすると破損に直結するものもあります。
ロッドを折らないためには、自分に合ったロッドを選び、ロッドに合わせた使い方をすることが大切です。