1パック500円の激安フック
海水対応の激安フック『BKK Fangs』。
価格はなんと1箱約500円。安価なフックなので、正直そこまでの期待はしていなかったのですが……。
「刺さりが良い」「粘り強い」「錆びにくい」と、高級フックと比較しても遜色ない性能を秘めていたのです!
今回は錆びや強度などの実験も交えつつ、このフックの性能を検証していきたいと思います。
BKKフック Fangsのラインナップ
種別 | フックサイズ展開 |
Fangs 62-UA | #12,#10,#8,#6,#5,#4,#3,#2,#1,#1/0,#2/0,#3/0 |
Fangs 63-UA | #8,#6,#4,#2,#1,#1/0,#2/0,#3/0 |
BKK Fangsシリーズは2種類。中軸タイプが『Fangs 62-UA』、太軸タイプが『Fangs 63-UA』です。
それぞれの展開しているフックサイズは上記の通り。
BKK Fangs 62-UA
BKK Fangs 63-UA
フック形状
今回は中軸タイプの『Fangs 62-UA』を中心に紹介したいと思います。
スプロートベンド寄りの形状をしているため、掛かった魚がバレにくそうです。
バランス
センターバランスのため、縦アイのルアーとの相性が良いです。
重心のバラつきが出ないため、繊細なバランスセッティングのルアーにもベストマッチします。
強度検証
先端を家の柱に刺して、グッと引っ張ってみました。
動画では簡単に曲がっているように見えますが、非常に強い力で引っ張っています。
硬めの素材感にも関わらず、伸びるタイプのフックです。
粘り強い
元の形状に戻ろうとする粘り強さもあります。
折れずにここまで粘ってくれれば、不意の大型とのファイトでも安心して対応できそうです。
刺さり
針先は非常に鋭い!
試しに、ダンボールに刺してみましたが、軽い力で『スッ』と刺さりました。
Fangsには『UA(ウルトラアンチラストコーティング)』という独自のコーティングが施されています。
実際よく見てみても、触ってみても相当ツルツルとした良い感じ。
このコーティングのおかげもあってか、針の根元まで差し込む時の抵抗感も少ない印象です。
ショートバイトが多い日でも
実際に使ってみた際も、フッキング率の高さを感じました。
ショートバイトが多い日でも、しっかりと魚を拾えます。
浅掛かりも少なく、しっかりと根元まで掛かっていることが多かったです。
錆び耐性実験
最後に錆び耐性について。
今回は、淡水と塩水が入った水槽を用意しました。
それぞれの水槽に「箱から出したままのフック」と「紙やすりで傷つけたフック」の2種類を投入。
この状態で数週間放置し、どの程度錆びるのか検証していきます。
【3日後】変色してきた
3日経過した段階で変化が現れました。
塩水に入れた2種類のフックは、どちらも少し色が褪せてきたような感じです。錆びは確認できません。
淡水の方はまったく変化がなく、購入時の状態をキープしています。
【1週間後】少し錆びてきた
1週間ほど経つと、さらに変化が。
塩水に入れていたフックのうち、『傷をつけておいたフック』だけ錆びてしまいました。
傷をつけてコーティングを剥いでいるので、当たり前の結果ですね。
【2週間後】実験終了
結果はご覧の通り。
淡水につけているフックに変化はありません。
箱から出した時と変わらぬ、綺麗なツヤ感も残っています。
次に、塩水につけていた2種類のフック。
傷をつけていない方は、色がくすんだ程度で、錆びることはありませんでした。
傷をつけたフックは、1週間経った段階で確認した錆びが、少し増えました。
つまり、このフックの錆び耐性は、非常に強いという結論で良いでしょう。
メンテナンスは忘れずに
どんなフックでも、メンテナンスを怠れば錆びてしまいます。
実際の使用下ではフックに傷も付きやすく、水中からルアーを出すことも多いため、酸化するスピードが速いためです。
釣行後にルアーを洗う、ボックス内でのフック同士の干渉を避けるなどといった、メンテナンスは必ず行うようにしましょう。
コスパ最強のフック
「強度」「刺さり」「錆び検証」など行なってきましたが、どの観点においても非常に高い性能を秘めていました。
とくに錆び耐性が非常に高いので、ソルトアングラーには本当におすすめできるアイテムです。
コスパに優れたフックをお探しの際は、ぜひBKK Fangsシリーズを使ってみてください。