LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら

バス釣りのフロロラインに迷っている方へ。R18フロロリミテッドハード(シーガー)をゲキ推しします。

シーガーフロロリミテッドハードは、私自身がバス釣りで長いこと使い続けているラインです。とにかく強く、カバーゲームとの相性は抜群。高級ラインの部類に入る商品ですが、初心者の方ほど、試していただきたい逸品です。今回はこのラインの特徴と、性能を100%出し切るコツについてもお伝えします。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

信頼するフロロライン『R18フロロリミテッド』

バスフィッシングでも使用頻度の高い、フロロカーボンライン。各社からさまざまな商品がラインナップされ、種類が多すぎて迷うところですね。

ITONOKNOT
こんにちは。TSURI HACKライターのITONOKNOT(イトノノット)です。そんな迷える釣り人へ。私のイチオシのライン、『シーガー R18 フロロリミテッドハード BASS』を紹介します。

フロロラインのパイオニア『シーガー』

原料から自社開発をしていて、フロロカーボンラインを世に送り出した元祖。それがクレハ合繊のシーガー(SEAGUAR)。

バスフィッシングはもちろん、磯や船、エギングなど、用途に合わせたラインを取り揃えています。中には、初心者向けや上級者向けといった、経験に応じて選択できるものもあります。

『リミテッド』と『リミテッドハード』の違い

「フロロリミテッド」はしなやかで、「フロロリミテッドハード」はハリがあるとされています。

どちらもフロロカーボンラインなので少々硬めですが、ハードのほうがより伸びが少ない印象です。違いがよく分かるのは、合わせを入れた瞬間や根がかりを外すときなど。力を一気に加えたときに性格の違いが現れます。

このあたりは、釣り人の好みにもよるのかもしれません。巻きモノもカバーできるオールマイティなのが「フロロリミテッド」で、細い号数でも伸びの少ないラインを使いたいという方や、より強度や感度を重視したいという方に向いているのが「フロロリミテッドハード」といったところでしょう。

ITONOKNOT
ただ、理由は後述しますが、私は巻く釣りも撃つ釣りも、「フロロリミテッドハード」を多用しています。

『フロロリミテッドハード』は上級者用?

「フロロリミテッドハード」は、いわゆる“値段が安いバリューライン”ではありません。

「シリーズ最高クラスの強度と感度を追い求めたエキスパートモデル」とされていて、パッケージの裏面にも「中・上級者向けのライン」と書かれています。

ビギナーの方には戸惑いそうな文面ですが、普段使っているライン以上に太い号数を選ばなければ、トラブルは少ないと思います。

ITONOKNOT
むしろビギナーの方こそ良いラインを導入することで、トラブルレスで、かつ安心して長く使えるというメリットを感じられると思います。

二重構造による、安心できる強さ

強いフロロカーボンラインとして、また、エサ釣りのハリスとして人気が高いのが、同社の「グランドマックス」や「グランドマックスFX」。

表面と内側で異なる性質のフロロカーボンを合わせた二重構造で、感度や耐摩耗性に優れています。磯釣りでもよく使われ、最強レベルと謳われるラインです。

今回取り上げている「フロロリミテッドハード」も、同様に二重構造を採用してあり、根ズレにはめっぽう強いラインと言って良いでしょう。

ITONOKNOT
また、透明度が水に近い屈折率のため、水の中で見えづらい(目立たなくなる)のも特徴の一つです。

R18 フロロリミテッドハードを使いこなすために

カバーゲームで真価を発揮

「フロロリミテッドハード」が活躍するシチュエーションといえば、ずばりバス釣りのカバーゲーム。障害物があるところでの釣りでは頼りになるラインです。

立ち木やアシ際、ゴロタが絡むブレイク、消波ブロックの側など。バスが潜んでいそうな場所でこそ、真価を発揮します。

実際、ランディング中に杭に巻かれたり、手前のブッシュにラインを擦られたりしながら釣った経験も。

釣り上げた後にラインを見ると、表面に傷が入っているものの、芯までは届いていないということが印象を受けますね。

ITONOKNOT
もちろん、過度にテンションを掛ければ切れてしまいます。ご注意を。

リールには40m巻く

「フロロリミテッドハード」は80m巻き。私は一度に巻く長さを、半分の40mにしています。

80mをそのまま巻いてもいいのですが、ヘビキャロやバイブレーションを遠投しない限り、40mあればだいたいのルアーが投げられます。

万が一、バックラッシュをしたとしても半分の犠牲で済みますし、そもそも糸巻き量を減らすことで快適に投げられるというわけです。

ITONOKNOT
スプールには下巻きにPEラインを入れることで調整しています。

使っているうちにラインが減り、糸巻き量に不安がではじめたところで、残りの40メートルと入れ替え。巻きグセもない新品のラインが2度使えるので、お得な気分も味わえます。

ラインを巻く際は、ハンドル1回転の巻き取り量で計算するか、デプスチェッカーを使うとより確実で便利です。

余ったらリーダーとして運用

毎回40mぴったりで収まることもなく、たまには目一杯巻いておきたいときも。微妙に余ってしまったラインは、PEラインのリーダーとして使っています。

上述のとおり、根ズレにとても強いラインなので、リーダーにも適しています。クッションリーダーとしては硬いですが、リーダーに耐摩耗性を求める釣りにはおすすめです。

信頼できるハリスとしても使えるので、バスフィッシングだけでなく、ソルトやエサ釣りでも活用してみてください。

しなやかで粘るロッドと組み合わせる

パワーゲームにおいても活躍してくれるラインなので、とくに太い番手(ポンド)はガチガチに硬い竿(カバーゲーム用ロッド)と組み合わせる方も多いでしょう。

しかし、筆者はしなやかな竿(よく曲がる竿)との組み合わせをおすすめします。例えばベイトタックルであれば、MHくらいまで。テーパーもファストテーパーではなく、レギュラーテーパー寄りのロッドがベストマッチだと思います。

ITONOKNOT
理由は、伸びが少ない分ダイレクトに力が伝るため。竿の力が強すぎると、アワセ切れにつながりかねません。ロッドが適度に力を分散してくれ、トラブルを回避してくれるのが理想。気持ちよく釣りをすることができます。

 

「硬いロッド×張りの強いライン」というのも、感度至上主義の人にとっては理想的な組み合わせかもしれません。しかし、「硬いロッドにこそ、しなやかなライン」「柔らかいロッドにこそ、張りの強いライン」という選び方も選択肢に入れてみてください。

ITONOKNOT
私がこのライン(フロロリミテッドハード)で、巻く釣りも撃つ釣りもしているのは、自分の持っているロッドがよく曲がるから。トータルバランスを考えた上で、タックルを組んでいますよ。

まとめ

今回は筆者が使い込んでいる、フロロラインについて紹介しました。ラインの特性をよく理解し、それに組み合わせるタックルを考えるのもまた一興です。

手持ちの道具によっては、それぞれ「合う(使いやすい)ライン」の感じ方に個人差もあるでしょう。

しかし、ことカバーゲームにおける摩耗性や耐久性において、他のラインと比べても、頭ひとつ突き抜けたラインだと思っています。

ITONOKNOT
それくらい断言してもいいライン。それがフロロリミテッドハードです。ぜひお試しください。