BB180を使い込みインプレ
ベビーフェイス BB180。
実売価格はなんと4000円以下! ビッグベイトの中でも非常に安価なアイテムです。
発売当初、値段で飛びついて購入。正直、あまり期待していなかったのですが……。
驚くほどの釣れっぷりでびっくり。めちゃくちゃ使えるビッグベイトだったのです。
ベビーフェイス BB180の基本性能
全長180mmのS字系ビッグベイト。
ボディーの体高と厚みがある分、自重はかなり重めなのが特徴的です。
タイプはSF、MSSの2タイプがあります。ちなみにスペアテールも付属していますよ!
名称 | 全長(mm) | 自重(g) | タイプ | フックサイズ |
BB180-SF | 180 | 80 | スローフローティング | フロント:#1/0・リア:#1 |
BB180-MSS | 180 | 85 | ミッドスローシンキング | フロント:#1/0・リア:#1 |
スイムアクション
早い動き出しと綺麗なS字!
安定感もあり、非常にルアーがコントロールしやすいです。
着水してから水を受けて、泳ぎ出しまでがスムーズなのも特徴的ですね。
飛距離
基本ベイトでキャストしていますが、安定して飛んでくれます。
よくある扁平S字形ルアーの飛行姿勢の悪さも少ないですね。
耐久性
特筆すべきなのは、強度の高さです。
橋脚や護岸などにぶつけたりしても、割れたことがありません。
MSSのモデルは1年以上使っていますが、まだ現役で使えています。
強度面に対しても、しっかりと考えられて作られているみたいです。
BB180のココがすごい!
あまりの良さに、思わず3つも買ってしまいました。
それだけ気に入ってしまったBBシリーズ。筆者がすごいと思ったポイントをご紹介していきます。
MSS編
MSSとは「ミッドスローシンキング」という意味。
通常のS字形ビッグベイトに比べ、1つ下のレンジを泳ぐルアーです。
フォール速度も「早すぎず、遅すぎない」絶妙な速度感!
シンキングのビッグベイトだと、止めた時にバイトが出づらくなってしまったり、底に当たってボディが倒れてしまうこともあるのですが……。
これらを一切感じることがないのです。
SF編
こちらは「スローフローティング」仕様のBB180。
一度潜った後、水面に浮上してくる速度が絶妙に設計されています。
ロッドを立てれば水面下。ロッドを下げれば1m前後のレンジをキープして泳ぐ。止めると『ジワ〜』っと、水に馴染んでくれます。
SFはなんと行っても、浮き速度を活かしたドリフトが非常に良い。
若干ラインテンションを掛けながら流すと、浮き上がろうとする力とルアーが潜ろうとする力がイコールなります。
そうすると、一定のレンジをキープしながら、S字アクションで泳いでくれるのです。
こんなシチュエーションで活躍します
強度を活かす
壊れにくいビッグベイトだからこそ、壁やストラクチャー周りをタイトに攻められます。
もし壊れてしまっても、他のビッグベイトより安価なのも良いですよね。
泳がせる距離を長くしたいとき
動き出しの良さを活かした釣りもおすすめ。
例えば対岸ギリギリにキャストして、その場からしっかりと動きだしてくれれば、それだけバイトチャンスが長くなります。
また着水音が大きいビッグベイトでは、音で寄ってきたシーバスが、動き出しの段階ですぐに反応することも。
大きめの着水音が効くようなシチュエーションでも活躍するはずです。
レスポンスの良さを活かしたデジ巻
動き出しが良いということは、水噛みが非常に良いということ。
そこで筆者は「デジ巻」を多用します。左右へ首を振らせて、水中でのドッグウォーク的な感覚で使います。
食わせるポイントが明確な時にオススメです。
SFの浮き上がり
SFモデルの浮き上がる時の『ジワッ』っと感は、非常に使えます。
S字で寄ってきたシーバスは、ルアーの下に着くことが多く、浮き上がっていくルアーをじっくり見ているようです。
少しじれったいですが、しっかりと背中が水面にプカっと出るまで待つと、バイトが出ることもあります。
海水ではウエイトチューニング
海水の足場が高い場所では、手前が探りづらくなるため、ウェイトを貼っています。
絶妙なフローティング速度になるように調節しましょう。
水温や塩分濃度に合わせて微妙に変わるので、現場で調整するのがオススメですよ。
BB180で大型シーバスを手にしよう!
ここまでの性能が高いにも関わらず、他のビッグベイトより安いというのには本当に驚かされます。
大型シーバスの実績も高いので、BB180を手にして、攻めの釣りを楽しんでみてください。