ビッグベイトでシーバスを釣りたいんだ!
「ビッグベイトでほんとに魚釣れるのか……」と思ったのが、ビッグベイトやり始めた10年ほど前のこと。
おもにブラックバス、シーバスにおいて使用される「ビッグベイトゲーム」という言葉。
ここ数年で一気に火が着いた「大型ルアーでの釣り」ですが、実際釣っている人はどれくらい居るのでしょうか。
タックル揃えたけど…
「釣れないんだけど!」という声。よーく聞きます。
「どうしたらビッグベイトで釣れるの!?」と良く相談されるのも事実。
筆者も最初は挫折&逃げまくり
筆者もはじめは、びっくりするほど魚が釣れませんでした。
あまりにも釣れないので、すぐに小さいルアーへチェンジ。状況をしっかり読んでルアーを変更するのならそれは作戦ですが、ビッグベイトで釣りたくて釣りに行き、釣れないからルアーを変える。
これが、私を含む“逃げ腰アングラー”の特徴なのです。
ですが……最初の一本をきっかけにビッグベイトで釣れるようになりました!
筆者の体験を交えて、ご紹介していきたいと思います。
一本目を釣る方法(釣り方編)
まず、最初の一本目が肝心です。
どの釣りもそうですが、一本釣れるとなんとなく“釣れる感覚”も掴めます。これが大切です。
何としても「一本を必ず釣るぞ!」という強い意思を持って投げ続けてみましょう。
1.ストラクチャーを狙う
手堅く釣るには、「魚が必ず居る場所を狙う」ことが重要。
その中でもストラクチャーというのは、フィッシュイーターが待ち伏せしている代表的なポイントの一つ。
広大なポイントを幅広く撃つのではなく、橋脚や岸沿い、流れのヨレなどといった“食わせやすいポイント”を狙いましょう!
2.まずは小さいルアーで釣りまくる
10cm前後の小さめルアーや自分が信頼のおけるルアーで、魚の位置を把握することも大切。
ルアーの違いはあれど、とにかく「その場所で魚が釣れる」という自信をつけましょう。
魚がいることが分かっているか否かで、投げ通せるメンタルも段違いとなるはず。
3.見える範囲で誘う
ロングキャストしているとチェイスやバイトなども見えませんよね。
ビッグベイトにチェイスやバイトしてきているところを目視で確認ができれば「え!?釣れるんじゃない?」とやる気にも繋がります。
また泳ぎを目で確認しながら操作ができるので、ルアーの動かし方や雰囲気も掴めます。
はじめのうちは、ショートキャストで探って行きましょう。
一本目を釣る方法(メンタル編)
筆者は、釣り方よりメンタルのほうが大切だと考えています。
事実、ビッグベイトでボコスカ釣っている人たちは、メンタルコントロールがめちゃくちゃ上手いです。
1.ボックスは持たない
持っていくルアーをビッグベイト1つに絞るのも選択肢の一つ!
どうかな?とも思いますが、どうしても毎回小さいルアーに変えてしまう人は、心を鬼にして釣りたいビックベイト一本で挑んでしまうのもアリです。
2.ビッグベイトのみ
先ほどと真逆ですが、ランガンする場合は3つほどビッグベイトを忍ばせておくのもおすすめ。
一つでは対応できない状況が出てきます。気分転換に交換することで、一日中投げ続けてもストレスが少なくできるはず。
もちろん、小さいルアーは持っていかないようにしましょう。
3.釣れないを当たり前に
根本的に釣りは釣れるのが一番。と思っていれば、恐らくビッグベイトタックルなど揃えないはず。
ビッグベイトじゃなきゃ食わない状況があるのならまた話は別ですが……。
そもそもビッグベイトなんて通常のサイズのプラグに比べれば確率は下がるに決まっているので、「釣れないのが当たり前」だと思うようにしましょう。
4.やり通している自分、カッコ良くない?
筆者が伝えたいところは、これに尽きます。
「ビッグベイトでやり通している自分、カッコ良いな」
「小さいルアーなんて使わないのが男の釣りだろ」
という感じで、自己暗示というか、催眠というか……。笑
ビッグベイトを武器にすれば……
釣ったことないルアーを釣れるようにするには、一本釣ったことがある。っていう実績が大切。
一本を釣った時の感動、感覚、釣れた時の状況を忘れずに次の一本へ。
そして自分の強い武器にしていくことで、ビッグベイターになっていけるのです。
1日目:モンスター級を発見!
ある日の話。夜フラっと海に行くと目の前に90cmクラスのシーバスがフラフラと泳いでいました。
とりあえず手持ちの食わせ系ルアーを試すも反応なし。
ミノーやバイブレーション、シンキングペンシルなど、あの手この手でアプローチしましたが、まったく反応しなかったのです。
2日目:反応するタイミングが判明
24時間後、次の日も見に行ってみると、やっぱり居る!
ただ前日の失敗を踏まえ、この日は投げずにひたすら観察することに。
しばらくすると……遠くの方からウグイの群れが接近。
そして、シーバスから数メートルの距離を通りかかった瞬間……「ピクッ」とシーバスが僅かに反応したことに気づいたのです。
3日目:ついにモンスターサイズがヒット!
そして3日目、満を持してポイントへエントリー。
持っていったのは、babyface japanのBB180のシンキングモデルのみです。
前日のようにシーバスを再度観察していると、ウグイが入ってきました。
ウグイがシーバスの目の前を通り掛かる瞬間にビッグベイトを投入!シーバスの視界外から、一気に目の前へ入れると「ボッ!」と大きな口を開け食ってくれたのです。
夢のような体験ができるビックベイトゲーム。本当に最高ですね!
ビッグベイトじゃなきゃ釣れない時がある
いかがでしたか。ビッグベイトタックル揃えたけど、なかなか1本が釣れない皆様。
釣りの技術も大切ですが、やり続けるメンタルも必要。ビッグベイトしか使えない状況に自分を追い込み、まずは一本をキャッチして自身を付けましょう!
必ずビッグベイトにしか反応しないブラックバスやシーバスがいるので、その時のために鍛えておくのも良いのではないでしょうか。
記事内で登場したビックベイト
ガンクラフト ジョインテッドクロー 178 15-SS
自重: 2oz class
タイプ:スローシンキング