やっぱりコレしかない!筆者愛用ロックフィッシュロッドをインプレ
ロックフィッシュボトムパワーオーシャン
ノリーズからリリースされるロックフィッシュ専用ロッドです。
価格帯は40,000〜50,000円と高価なハイエンドモデル。ロックフィッシュロッドの相場から考えても、少しだけ高めの値段設定。
しかしながら、実釣性能の高さと専門的なラインナップに、トーナメントシーンでも使用している人が多いのです。
3本も買っちゃいました
筆者は5年ほど前からロックフィッシュボトムシリーズを愛用。
基本スペックの高さはもちろん、個性派のロッドをそれぞれの用途に合わせて、ゴルフクラブのように選んで使い分けられる点にも魅力を感じています。
同じシリーズのロッドを3本も?っと思う方もいるかもしれませんが、さらに別のモデルも欲しい!と思ってしまうほど。
今回は筆者がロックフィッシュゲームで愛用するスピニングの3機種について、細かい使用感を含めてインプレッションしていきます。
ロックフィッシュボトム パワーオーシャン 711LS2
ライトなロックフィッシュゲームでも活躍する711LS2。
3本の中では最も柔らかく、触るとトラウトロッドと勘違いしてしまうほどです。
そのため、根がかりの多いハードボトムを探るにはやや不向きですが、スイミング系の釣りとの相性はピカイチ!
アイナメ狙いはもちろん、中層でのソイ狙いやエゾメバル狙いにも使っています。
曲がってからの粘りも申し分なく、50cmクラスのアイナメやソイにも負けませんよ。
品番(番手) | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | ルアー重量(g) | 本体価格(円) |
711LS2 | 7.11 | 126 | 2 | 124 | 5-18 | 54,000 |
タックルセッティング
711LSは10g前後のリグをメインに使用することが多いため、合わせるのは自重の軽いルビアスエアリティ。
ラインは0.5〜0.6号がおすすめで、10g以下の比較的軽めのリグを扱いやすいセッティングで使います。
おすすめのリグ
アイナメ狙いではビーンズシンカー10〜14gとリングマックス3inchを中心に使っています。
ソイ狙いでは3〜10g前後のジグヘッドとバルト4inchの組み合わせもお気に入りです。
しかし、4inchを超えるややボリューム感のあるワームを合わせると、やや怠さがでてしまう印象もあります。
アクション
ティップが柔らかく、スイミングアクションを引き出しやすいので、ボトムからやや離したスイミングアクションにおすすめです。
ボトムの障害物が気になるフィールドでは、リフト幅のあるリフト&フォールでもバイトを取りやすいです。
キャストフィール
10〜14g前後のリグを快適にフルキャストできます。
0.5〜0.6号の細めのPEラインを組み合わせれば、沖目のスポットもライトリグで探ることもできます。
ロックフィッシュボトム パワーオーシャン 710HS2
シリーズの中で最も愛用しているお気に入りモデルの710HS2。
ハリのあるブランクスと繊細なティップによるボトムタッチ時の絶妙な引き感は、このロッドじゃないとダメと思わせてくれる唯一無二のアクションを引き出せます。
おもに漁港区のアイナメ狙いで愛用しており、20gクラスのやや重めのシンカーにも対応できる万能さも魅力です。
ロックフィッシュボトムを1本だけ選べと言われたら間違いなくこのモデルを選びます!
品番(番手) | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | ルアー重量(g) | 本体価格(円) |
710HS2 | 7.10 | 123 | 2 | 123 | 7-20 | 58,000 |
タックルセッティング
710HS2ではリーリングでの釣りが主流になるため、巻き感の良いステラ2500Sをセレクトしています。
ラインは0.6号をメインに使用しており、10〜21g前後までの幅広いウエイトを1本で扱えるセッティングにしています。
おすすめのリグ
アイナメ狙いでは14〜21gのビーンズシンカーに2〜3inchのワームを組み合わせています。
711LSに比べるとブランクスに張りがあるため、引き抵抗を感じやすいエスケープチビツインなども扱いやすいです。
産卵期のセンシティブなアイナメ狙いでは、シルエットが小さなパドチュー2inchやバグアンツ2inchを使うこともあります。
アクション
最大の特徴である柔らかいティップと張りのあるブランクを活かした、ボトムタッチしながらのリーリングアクションがお気に入り!
根掛かりをほぐしながらの絶妙なリーリングは、警戒心の高いアイナメのショートバイトもフッキングしやすいです。
また、根掛かりがしやすいハードボトムでは、ロッドを立ててリーリングするアクションもおすすめです。
キャストフィール
10〜17.5g前後のリグを軽快にフルキャストできます。
710HS2では、21gのビーズンシンカーを組み合わせたリグもキャストしますが、やや怠くなりがち。
飛距離も17.5gとさほど変わらないので、中型ウェイトまでを軸とした釣りにおすすめのタックルです。
ロックフィッシュボトム パワーオーシャン 86XHS2
シリーズの中ではやや長めのレングスと、XHクラスのパワーが魅力の86XHS2。
購入当初はXHクラスのパワーとよく曲がるブランクスに苦手意識を感じていましたが、使い込んでいくうちにクセになってくるのもこのロッドの魅力。
28gのシンカーを使ったミドルからロングエリアの攻略では、右に出るものはいないと感じさせてくれる愛機です!
使うエリアは小規模漁港・大型港・磯場と幅広く、バーサタイルに攻略できるロッドと言えます。
また、スイミングアクションを引き出しやすいロッドなので、大遠投を必要としないエリアではフラットフィッシュ狙いにも流用しています。
品番(番手) | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | ルアー重量(g) | 本体価格(円) |
86XHS2 | 8.6 | 139 | 2 | 134 | 10-40 | 59,000 |
タックルセッティング
21〜35g前後のやや重めのシンカーを使用するため、剛性とトルクの強いステラ2500Sを選んでいます。
ラインは遠投力と操作性を重視し、0.6号を合わせています。
磯場をメインに使用するときは、0.8〜1号の太めの設定にも対応できるのが良いところです。
おすすめのリグ
アイナメ狙いでは17.5〜35g前後のビーンズシンカーを組み合わせています。
ワームはヘビーシンカーの遠投性能を損ねない、リングマックス3inchやキジハタグラブ3inchなど。
ワームのアピール力が必要な磯場では、バルト4inchなどのボリューム感のあるワームも快適に扱えます。
アクション
ヘビーシンカーの遠投性能を活かした、ボトム付近でのスイミングアクションがお気に入りです。
710HS2では探りきれない沖目のスポットやディープエリアを探りやすいため、フレッシュな魚を狙ったやや早めのスイミングを心がけています。
また、XHクラスのロッドとは思えないほど、ティップが繊細なので、アイナメの活性が低い状況ではデッドスローのズル引きなどにも使用します。
キャストフィール
28gを超えるヘビーシンカーもフルキャストできる一本!
シリーズの中でも1.2を争う、パワーランクのスピニングロッドです。
ロングスピニングタックルに比べるとやや短めの8.6ftのレングスであるため、遠投が苦手な方もキャストしやすく感じます。
ロックフィッシュボトムシリーズで本格派のロックフィッシュゲームを楽しもう!
ロックフィッシュボトムシリーズはそれぞれに尖った専用設計を採用したロックフィッシュ専用ロッドです。
スピニングロッドで定番の3機種のインプレを参考にしながら、自分なりの使い方でロックフィッシュゲームを楽しんでください。