【漁港ロックフィッシュ編】スピニングとベイトってどっちがいいの?
ロックフィッシュゲームでは、スピニングとベイトの2種類を使うことが多いのです。
ぶっちゃけ2本タックルを持ち込むのって大変じゃないですか?
使い分けた方が良いのはわかっていても、どちらか一本で済ませたい時もあるはず!
そこで今回は「大型漁港のアイナメを1本で攻略するときに選ぶタックル」というテーマで、北海道で活躍するエキスパートアングラーが選ぶタックルを聞いてみました!
ノリーズ・エコギアプロスタッフ 三上さん
三上 顕太(エコギア・ノリーズ・ジャングルジム)
ノリーズ・エコギア・ジャングルジムのプロスタッフとして活躍する三上さん。
知識と経験に裏付けされた、実績は北海道のロックフィッシュシーンの顔とも言える存在です。
選んだタックル
ロッド:ノリーズ ロックフィッシュボトム RPO 72MHC
リール:ギア比7.2.1 ベイトリール
ライン: シーガー フロロマイスター 10lb
ノリーズ ロックフィッシュボトム パワーオーシャン RPO72MHC
自重:144g
継数:2本
仕舞寸法:113cm
ルアー重量:5-18g
選んだ理由
水深5〜10m前後が多い北海道の大型港では、手返しの早いベイトの出番が多いです。
ベイトは太いフロロカーボンラインを扱いやすく、根固めブロック、壁際をしっかり攻めれる点もメリットだと感じています。
とくに魚をかけたあとのキャッチ率はPEラインを使うスピニングに比べて、ベイトが高い印象もあります。
使い方
リグ:ビフテキリグ10〜17.5g
ワーム:エコギア バグアンツ2〜3inch・ロッククロー2inch
足元の根固めブロックや壁際のスリットをテンポよく探ります。
足元を探るときは防波堤に対して斜めにキャストし、ボトムをとりながらのリーリングが基本。
壁際ではアイナメがつきやすいストラクチャーやスリットを点で探るタイトなアプローチをしています。
アピアアンバサダー 井戸川さん
井戸川 真吾(アピア)
アピアのアンバサダーとして活躍する井戸川さん。
得意のスタイルで、トーナメントを勝ち上がる生粋のトーナメンターです。
選んだタックル
ロッド:アピア ブルートTP 92H
リール:シマノ エクスセンス 3000MHG
ライン: よつあみ ボーンラッシュ 0.8号+シーガー フロロリミテッド12lb
選んだ理由
自分が得意としているスピニングの遠投タックルを選びます。
スピニングの遠投ではベイトでは届かない距離までキャストでき、沖にあるストラクチャーやブレイクを狙えます。
ベイトに比べるとフルキャスト時のトラブルも少なく、プレッシャーの少ない大型が狙える点もメリットです。
使い方
リグ:ビフテキリグ35g
ワーム:エコギア リングマックス3inch、バークレー パルスシャッド2.6inch
潮流の早いエリアで小魚を捕食する大型のアイナメを狙います。
アクションは早めのトゥイッチ・リフト&フォール・スイミングが基本でアピール力の強い、大きなアクションを心がけています。
ベイトブレス・バレーヒルフィールドスタッフ 阿部さん
阿部 書和(ベイトブレス・バレーヒル)
ベイトブレスとバレーヒルのフィールドスタッフとして活躍する阿部さん。
タックルや釣り方に囚われない柔軟なスタイルで北海道のロックフィッシュと向き合っています。
選んだタックル
ロッド:バレーヒル CPRC-76MMS/RFF
リール:ダイワ ジリオン 1016SV-SHL
ライン:シグロン PE X8 0.8号
バレーヒル サイファリストHRX プロスペック CPRC-76MMS/RFF
自重:125g
継数:2本
仕舞寸法:119cm
ルアー重量:5-14g
選んだ理由
豊富な釣り方を1本で楽しめるベイトフィネスタックルを選びます。
ベイトフィネスでは、8lbクラスのフロロカーボンラインと0.8号クラスのPEラインを1つのタックルで扱えます。
そのためスイミング・ズル引き・壁際の撃ち物・ライトリグを、釣り場の状況に合わせてトラブルなく使い分けられるのです。
また、素早く状況にアジャストするために、ライン交換用の替えスプールを用意しています。
使い方
リグ:テキサスリグ・フリリグ・ジグヘッドリグ・チェリースピン
ワーム:ベイトブレス AJ-R 3.3inch・スリムカーリー 2.5inch・RUI 2.5inch
PEラインではテキサスリグ・フリリグで釣り場の広範囲をスイミングやズル引きでテンポよく探ります。
フロロカーボンラインでは岸際のストラクチャー狙いや、ラインテンションを緩めるボトムバンプやシェイクで活用しています。
巻物への反応がよい状況ではスピニングで扱いにくい、ハードルアーを選ぶときにも使いやすいですね。
釣り具センタースタッフ 若井さん
若井 章弘(エコギア)
釣り具センターのスタッフとして豊富な釣りに精通する若井さん。
ロックフィッシュではエコギアプロスタッフとしてトーナメントでも活躍しています。
選んだタックル
ロッド:ノリーズ RPO 94XXHS2
リール:シマノ ツインパワー 4000MHG
ライン:PEライン 0.8号 フロロカーボンライン
ノリーズ ロックフィッシュボトム パワーオーシャン RPO94XXHS2
自重:203g
継数:2本
仕舞寸法:146cm
ルアー重量:14-56g
選んだ理由
ロックフィッシュ人気の加熱でハイプレッシャー化が進む現代フィールドでは、スピニングの遠投にメリットを感じるシチュエーションも多いです。
沖目でかける大型のアイナメは引きも強く、ファイトを長く楽しめる点もスピニングの魅力に感じます。
使い方
リグ:28〜36gのフリリグ
ワーム:エコギア リングマックス3〜3.6inch・キジハタグラブ3inch
遠投する場合は岸際から80m前後の沖にあるブレイクを中心に探ります。
アクションはストップ&ゴーが中心で、やや早めのリーリングを心がけています。
スピニングの遠投は飛距離も大切なポイント。風や釣り場に合わせてワームやシンカーのサイズを調整しています。
トップトーナメンター 玉川さん
玉川 正人
北海道のトップトーナメンターとして活躍する玉川さん。
巻物を得意とし、北海道のトーナメントシーンでトップクラスの実績を挙げています。
選んだタックル
ロッド:ダイワ スティーズ7011H/MHFB-SV ハリアー
リール:ダイワ スティーズ SV TW 1016 SHL
ライン:シーガー フロロリミテッド 14lb
ダイワ スティーズ 7011H/MHFB-SV ハリアー
自重:108g
継数:2本
仕舞寸法:180cm
ルアー重量:7-35g
選んだ理由
春にアイナメを狙うシチュエーションでは、ベイトを使ったスイムジグの釣りで大型の実績があります。
春先に壁際についているアイナメはボリュームがあってスローに動くルアーへ反応がよく、大型に狙いを絞ったエキサイティングな釣りが楽しめるのでおすすめ。
スイムジグをスローに巻くにはベイトが必要不可欠で、壁際の根ズレにもフロロカーボンラインの特性を活かして対応できます。
使い方
リグ:レイサム グリムスイマー3/8oz・ハイドアップ スライドスコーンジグ 12g
ワーム:シグナル デビルスイマーシャッド・エバーグリーン ヘッドシェイカー5inch
壁際に対してタイトにスイムジグをキャストし、壁際に沿ってスローリトリーブで巻き上げます。
壁際のエッジを狙う際は、鋭角にキャストしたスイムジグをボトムから50cm以内のレンジキープを意識してスローリトリーブします。
ロックフィッシュをスピニングとベイトタックルで楽しもう!
ロックフィッシュ のタックルはスピニングとベイトでそれぞれメリットが異なります。
エキスパートアングラーの使い方を参考に、自分の釣り方や釣り場に合わせたタックルを選んでみましょう!