ジャクソンのサーフ・ライトショアジギングロッドについて
ジャクソンは、ソルトルアー黎明期からケイロンシリーズをはじめとし、多くのソルトルアーロッドを手掛けてきました。
本記事ではそのジャクソンがラインナップする、2021年最新のサーフ・ライトショアジギングロッド全ラインナップをご紹介します。
シリーズごとの違い
2021年現在、ジャクソンでは、サーフ用シリーズとして「サーフトライブ」「オーシャンゲート サーフ」。
またライトショアジギング向けシリーズで「オーシャンゲート ショアジグ」「オーシャンゲート サゴシ」を展開しています。
サーフトライブシリーズは中~上級者向け、各オーシャンゲートシリーズは入門者向けといった位置付けです。
サーフトライブ
品番 | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 適合ルアーウェイト(g) | PEライン(号) | 本体価格(円) |
STSLS-9062L+ | 9’6″ | – | 2 | 148 | -30 | 0.4-1 | 26,000 |
STHS-1082ML | 10’8″ | 185 | 2 | 167 | 7-40 | 0.8-2 | 26,000 |
STHS-1062M | 10’6″ | 199 | 2 | 164 | 10-45 | 0.8-2 | 25,500 |
STHS-1112MH | 11’1″ | 212 | 2 | 170 | 12-60 | 0.8-2 | 26,500 |
STHS-9102L | 9’10” | 145 | 2 | 154 | 5-20 | 0.4-1 | 23,500 |
サーフトライブでは、サーフに必要な遠投性能や不意にヒットしてくる大物に負けないパワーを、カーボンやガイド構成によって具現化。
反発力でルアーを遠投でき、自重以上の軽量さが感じられるロッドに仕上げられています。
ラインナップは全5機種を展開しています。
40tカーボンをメイン素材として使用したブランクス
サーフトライブのブランクスは、40tカーボンをメイン素材として構成。
90°方向にもマテリアル配置を行い、剛性をアップ。曲げるほどに反発力が増し、キャストややり取りにおいてパワーを発揮してくれます。
モデルに応じたグリップデザイン
モデルに応じたグリップデザインも、サーフトライブの注目ポイント。
9102Lにはフィネスグリップ、STSLS-9062L+にはジグ操作を行いやすいEVAフードパーツ。
1082ML・1062M・1112MHには、リールシートの緩みを防止するダブルナットが採用されています。
富士工業社製薄型SiCリングガイド
ガイドにはSiC-Sリングガイドを採用。従来SiCよりも軽量なガイドで、ロッドの先重りを軽減。
持ち重りの少ない、持っていて自重よりも軽量に感じられるロッドに仕上げてあります。
ラインナップ
▼STSLS-9062L+
スーパーライトショアジギング中心に、ミノーやワームも幅広く使える1本です。
ブランクス・ガイドセッティングにこだわり、軽量なルアーでも十分な飛距離を出すことができます。
サーフ以外に防波堤でも使いやすい長さと硬さです。
▼STHS-1082ML
10.8ftの長さで自重185gと軽量なMLパワーモデル。
長時間のキャストも苦にならず、ミノーやジグヘッドで広範囲をサーチしていくことで釣果を伸ばせます。
ヒット後は反発力のあるブランクスで魚に主導権を与えません。
▼STHS-1062M
サーフにおけるオールラウンドモデル。ヘビーウェイトミノーやメタルジグといった、従来よりも高比重化しつつある重さのあるルアーを取り回しよく使えます。
急深サーフから遠浅サーフまで、どこでも使いやすいモデルが欲しい人におすすめです。
▼STHS-1112MH
飛距離重視・大物狙いのアングラーにおすすめの1本。強風下であっても、11.1ftの長さと強い反発力によって抜群の飛距離が叩き出せます。
パワーはシリーズで最も強いMH。座布団ヒラメやランカーシーバス、大型青物まで対応可能です。
▼STHS-9102L
サーフフィネス用のライトモデル。
例えば、急激な水温低下で活性が落ちたヒラメや、シラスを偏食する青物攻略等、通常のアクションやルアーサイズで食わせにくい状況攻略に適しています。
オーシャンゲート サーフ
品番 | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 適合ルアーウェイト(g) | PEライン(号) | 本体価格(円) |
JOG-1062M-K-SF | 10’6″ | 208 | 2 | 164.5 | 10-45 | 0.8-2 | 16,500 |
JOG-1112MH-K SF | 11’1″ | 221 | 2 | 174.5 | 12-60 | 0.8-2 | 17,050 |
オーシャンゲート サーフは、コスパに優れたサーフ入門者に人気のシリーズです。
サーフ入門者が最初に壁を感じる「ロッドを曲げて飛距離を出すこと」が、誰でもできるように設計されています。
ラインナップは、サーフ入門におすすめのスペック2機種で展開されています。
中弾性カーボン採用ブランクス
中弾性カーボン採用ブランクスは、サーフ入門者でもルアーの重みをしっかり乗せて遠投できる設計。
楽にルアーを遠投できることで、集中力を切らさず釣りができそうです。またバットにパワーがあるのでやり取りも期待できます。
Fuji社製Kガイドフレーム・アルコナイトリング
ガイドフレームはラインが絡みにくいKタイプを採用。
ガイドリングはアルコナイトで、性能とコストのバランスをうまく取ってあります。サーフ入門に十分なスペックです。
緩み難いダブルナット仕様
長時間キャストを繰り返していると、気付かないうちにリールシートが緩んでしまっているもの。
それに気付かないと、リールを落下させてしまったり、魚が掛かった時にリールが外れてしまったりといったトラブルが起きてしまいます。
オーシャンゲート サーフではそのようなことを防止するため、緩み難いダブルナットが採用されています。
ラインナップ
▼JOG-1062M-K-SF
サーフ基本のベーシックモデル。10.6ft・Mパワーは、どんなサーフでも使いやすいです。
ルアーは最大45gまで対応。対応幅も広いのでミノーからメタルジグ、ワームまで万遍なく使った釣りが展開できます。
▼JOG-1112MH-K SF
飛距離を出したいサーフ入門者におすすめの1本。11.1ftあるロングレングスのアドバンテージにより、入門者でも遠投がしやすいです。
長さに加えてロッドパワーもあるので、青物を狙いたいシーンでも活躍します。
オーシャンゲート ショアジグ
品番 | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 適合ルアーウェイト(g) | PEライン(号) | 本体価格(円) |
JOG-906ML-K SJ | 9’6″ | 235 | 2 | 148 | 14-45 | 1-2 | 12,650 |
JOG-908M-K SJ | 9’8″ | 249 | 2 | 152 | 20-60 | 1-3 | 13,200 |
誰もが手軽にショアジギングを始められるオーシャンゲート ショアジグ。
ほとんどの場合で時合が短いショアジギングにおいて、トラブルによってチャンスを逃すことのない設計で仕上げられています。
シリーズとしてのラインナップは全4機種ありますが、そのうちライトショアジギングロッドに適しているのは2機種です。
ジャクソン独自のハイバランス設計ブランクス
オーシャンゲート ショアジグのブランクスには、ジャクソン長年のノウハウを結集。入門者でも飛距離がしっかり出せ、ジグに魅力的なアクションを付けやすい設計です。
Fuji社製Kガイドフレーム・アルコナイトリング
Kガイドフレーム・アルコナイトリングは、ライトショアジギングで必須となるPEラインの使用をサポート。
ラインが絡みにくいフレーム、ラインに優しいガイドリングで、PEラインを安心して使えます。
ラインナップ
▼JOG-906ML-K SJ
手軽な重さのジグでライトショアジギングを楽しめるモデルです。
30g前後のジグ中心に、最大45gまでのウェイトに対応。体力に自信がない人でも投げ続けやすいです。
堤防からの小型青物、サゴシ狙いにおすすめです。
▼JOG-908M-K SJ
遠投性と操作性のバランスが取れたライトショアジギングのスタンダードモデル。
堤防・サーフのどちらでも使いやすく、中型青物にまで対応するパワーがあります。
ウェイトは最大60gまで対応し、ライトショアジギングで使うジグの重さをフルカバーします。
オーシャンゲート サゴシ
品番 | 全長(ft) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 適合ルアーウェイト(g) | PEライン(号) | 本体価格(円) |
JOG-908MML-K SGS | 9’8″ | 189 | 2 | 152 | 14-40 | 1-1.5 | 14,300 |
オーシャンゲート サゴシは、サゴシ専用に開発されたシリーズ。
サゴシ特有のバイトやバレやすさに対応するため、オーシャンゲート ショアジグよりもライトでよく曲がるロッドに仕上げられています。
ラインナップは1機種のみで、迷わずサゴシ専用ロッドを手にすることができます。
Fuji社製Kガイドフレーム・アルコナイトリング
他のオーシャンゲートシリーズ同様、ガイドはKガイドフレーム・アルコナイトリングの組み合わせ。
ライン絡みが起きにくく、コスパに優れているこのガイドは、トラブルや価格を抑え、入門者が手にしやすい一助となっています。
ラインナップ
▼JOG-908MML-K SGS
これを選べば間違いないサゴシ専用スペック。しっかりと曲がる設計で、噛みつきバイトを弾かず、バラシを少なくできます。
ジグ、メタルバイブ、ヘビーウェイトミノーと様々なルアーを駆使しながら、サゴシを攻略してみてください。
オーナーたちのインプレッション
ここではTSURI HACKタックルインプレッションに寄せられた、オーナーたちのインプレッションをお届けします。
初めてJacksonのロッドを使ってみましたが、デザインもシンプルでカッコよく、使えるルアーウェイトも12g〜60gと幅が広く、30〜40gのルアーをメインに使いますが飛距離も申し分ないです。リールシートもダブルナットになっていて緩みにくくなっているところも良いです。これで15,000円台はコスパ最高のロッドだと思います。(サーフトライブ STHS-1112MH)
かなり柔らかいイメージで購入しました。実際サーフにて使用するとそこまで柔らかくなくしっかりとしたロッドでした。ゴロタ浜ではアカハタを釣り上げれるほど強靭です。エース竿です。(サーフトライブ STHS-1082ML)
一番の特徴は飛距離だと思います。この竿に持ち替えてから同じルアーをキャストしても飛距離が伸びるようになりました。竿にルアーの重さをしっかり乗せて穂先の反発力を生かしてキャストできます。(サーフトライブ STHS-1082ML)
サーフロッドの控え選手として購入しました。早速、実力を試すために実釣!ジグヘッドにワームを付けて初めの一投…少し柔目のイメージ しかし、ゴムの様な跳ね返りと反発力で、バキューンって感じて飛んで行きました!リーリングも水中のイメージか手に取るように伝わって来ます!エース現るって感じで私のロッドも世代交代となりそうです!!(サーフトライブ STHS-1062M)
安心のジャクソンのサーフ・ライトショアジギングロッド!
長年に渡りノウハウを積み上げてきたジャクソンのロッドは、選んで間違いない安心感があります。
各地で激戦となっているサーフやライトショアジギングシーンで、きっと釣果をアップさせるのに役立ってくれることでしょう。